#014 生理現象(^^;;)


 今日は、ちょっとはずかしいお話です(^^;;)。
 18歳未満の方は、心してお読みください…(笑)

 なお、今回の話には、一部に伏せ字が登場します。
 とゆーのも、生物学的男性に対して多量の女性ホルモンを投与することには、合法性にほんの少しのくもりがあるんです(「故なく生殖能力を奪ってはならない」とゆーのに、ひっかかる疑いあり)…ですから、そのあたり、ご理解いただきたく存じます。



 実は今朝、今年になって、はじめて、寝起きで充血してました…(^^;;)
 よーするに、世間で言うところの「朝立ち」とゆーやつです…(^^;;;;;;)

 既にいくつかのサイトで話題になっているようですが、3月はじめ、いずみが女性ホルモンを注射してもらっていたお医者さんが急病で倒れ入院し、病院が長期休業に追い込まれました。

 長年の夢だった注射を、昨年秋からはじめて、やっと、むねも少しずつ出てきた矢先の、このトラブル…
 はじめのうちは「うーん、まぁ、なんとかなるだろう…」くらいに考えていたいずみだったのですが、徐々に、精神的に不安になり出しました。なにせ、おしごとは新年度が始まったばかり、今年度からシステムを大幅に変えたこともあって、いそがしすぎで他の病院を探しているヒマもない状態…(;_;)。



 いずみは、いわゆる「性器不快」は、あまり持ってません。そりゃ、サオやタマはないほうがいいし、穴があったほうがいいとは思ってます(^^;;)。でも、今の医療技術・社会背景を考えると、リスクがかなり大きいのも確か。それをてんびんにかけてみて、いずみの場合、現状ではそこまでしなくってもかまわない、とゆーことなんです。
 ただ、それらのリスクのうち、いずみ自身にとって最も大きいリスクは、社会的なものなんです。

 いずみ、今のおしごとに賭けてます。で、むねが出てきてもそれは隠せる(さらし巻くとか、いろいろ)けど、下の方には、様々なリスクがあります。端的なものは、仕事場でトイレに入ってるときに、お客さんに出くわしちゃうようなケース。万々が一、「サオがない」「タマがない」、あるいは「下着が女性もの」とゆーのを見られてしまったりすると、もう、おしごとは続けられません…(だからいずみは、おしごとの時は男ものトランクスなのれす…(;_;))
 だから、外面的にはむねが出てくるだけのホルモンは、いずみの今のいろんな立場からして、改造方法(^^;;)としてはベストチョイスなのです。

 それが、とんだアクシデントで、休止せざるを得なくなってしまった…
 あぁ、不運…
 もちろん、不運なのはいずみだけじゃなくって、他の患者さんたちも同じです…



 しかしその後、休業した病院からの紹介があり、新しい病院に行くことができたのです。
 既に行かれた方から情報を聞いたのですが、これまでと違って、こんどの先生は××、×××××××、しかも××科が併設されているため、患者さんにはお子さんなんかも多いようで(^^;;)、あまり目立つかっこ(^^;;)をするとまずいかも、とゆー話。
 で、3月25日に、予約して行ってきたんです。もち、仕事の行きがけなので、めだたないかっこ(^^;;)。そしたら、「肝機能検査をしないと、投与してあげません」って言われちゃって、その場で血を吸い取られました(-_-)。翌日から春期講習会、結果はオフ日の31日まで持ち越しです。

 前の病院での最後の注射は10日。つまり、もし31日に打ってもらえたとしても、まるまる3週間の空きになります。

 いずみが打ってるのは、約1ヵ月間、残留するタイプなんですけど、本来の被投与身体とは異なり(^^;;)、いずみのには大量の男性ホルモンが出まわってます(;_;)。ですから、実際には、かなりの高頻度で投与し続けないといけない、とゆーことになるのです。
 それが、3週の空き。果たしてどうなるか、と思いつつ、31日を迎えます。



 そして31日。採血の前日にちょっと不摂生してたのが気がかりだったんですけど、検査結果は「 極めて良好」(^^)。お酒を極力控えているのが勝因でしょうか(^^;;)。で、やっと、注射と相なったわけです。

 しかし…その翌日(=今日)、ついに、これまで薬で抑えられていたものが、出てしまったのですね…(u_u)



 これ自身は、性的な欲求とゆーよりは、まさに単なる生理現象(おいおい、じゃ、性的な欲求は生理現象じゃないのかっ?(^^;;))のようなんですけど、でも、順調にいってれば、起こらないことのはずだったりします。
(なお、前日打ったのにこうなっちゃったのは、単に、薬の出まわりには時間がかかる、とゆーことのようです)

 いずみは、とっても複雑な気持ちになりました。

 いずみの場合、生物学的男性特有の快感(^^;;)を捨てたいという願望は、全くありません。ただし、その快感に固執する気もありません。「快感はあってもなくてもいいや。それよりも、むね・肌・筋肉。」って感じで、ホルモンをはじめたのです。
 もしいずみが、今もそのときと同じ感覚だったとしたら、今回の現象は笑い話になったでしょう(^^;;)。この非投与期間中、むねは多少しぼみかけちゃったんですけど(;_;)、腕の筋肉とかかなり落ちてきたし、効果が実感できてるんです。これからずっとやめちゃうのでもなく、ふたたび続けるのですから、ほんと、それこそこのページでも笑い話として書いちゃって終わりだったでしょう(←不謹慎(^^;;))。

 でも、今は、ちょっと違うんです。
 すっごく、悔しいんです。
 なんか、じぶんが、少し男に戻っちゃっちゃような気がして…

 何度か「のーがき」にも書いてますけど、本来のいずみのスタンスは、リクツの上では「genderlessでいたい」、ただ実際の感覚として、おんなのこだとほっとする、矛盾状態なのでした。
 しかし、今、いずみの内面は、ちょっと変わっちゃったような気がします。
 おんなのことしての意識が、拡大してきたような気がします。

 あぁ、ほんとのおんなのこになんか、絶対になれないのに…
 そーゆーモードに入れば入るほど、今のおしごととの葛藤が増えるのに…

 わかっていても、どうにもならない、気持ち。



 でも、そんなこと考えてても、結果は必ず、袋小路です(-_-)。
 だから、また明日から、何も考えずに生きようっと!!(^^;;)

 いずみには、の〜てんきこそ、お似合いなんだからさっ!(^^)


(97/04/01記)  



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