97/04


※この文章は、97年４月に書かれています。


　「のーがき」#006「許容」。昨年末、いずみが学生時代にやってた麻雀サークルの忘年会で、ホルモン注射をカムアウト、その後の複雑な心境を綴ったものです。サークルの後輩のみなさん、違和感もあったようなんですけど、最後には、いちおー、いずみのことを認めてくれました。
　そして、この春、Ｔ大法学部を８年かけて卒業して、そのあともぷらぷらしてた(^^;;)Ｆくんが、やっとＦ県立医大に合格した(^^;;)、とゆーことで、その合格祝賀会を開くことになったらしく、いずみにもまたまた、声がかかったのです。首謀者で、「のーがき」の記事でも主役の(^^;;)Ｓくんは、おさそいの電話で「普段着で来てください(笑)」…(^^;;)。とゆーことで、さっそうと、普段着、とゆーか外出着で出かけてきました(^^)。


　いずみはこの日もやっぱりおしごと(;_;)。ただし、あったのは講習会の欠席者補講なので、時間をゆーずーさせて（ぉぉ、経営者特権(^^;;)）、夕方からの参加です。みんなは、13時から麻雀やってる、とのことで、夕方、いずみの携帯電話に、場所を知らせてくれる、とゆー段取りです(^^)。
　果たして、電話が16時ころ、ありました。御徒町の雀荘、Ｓで打ってる、とのこと。一旦家に戻ってておめかし中だったいずみですが、「着くのは５時過ぎるよ〜」と伝えておきました。


　で、写真撮って、出発です。ここのところずーっと振り続いている雨も、ちょうど止んでます。
　ただ、気がかりなのは、いずみの髪質です。いずみの髪は、とっても水分に弱いんです。湿気が多いと、いくら念入りにブローしても、すぐにバクハツ状態になっちゃうんです(;_;)。いずみのような体格のひとが、髪をバクハツさせている、とゆー様は、はっきりいって、「第１印象リード」に直結しちゃいます。
　果たして、家を出て、徒歩で最寄り駅に着いたころには、既にどーしょーもない状態(;_;)。とかしても、だめです…(;_;)。うーむ、リード率、高くなっちゃうなぁ…と危惧するまでもなく、ときたま、冷たい視線が襲います(;_;)。こーゆーときって、男性よりも、若い女性の方が厳しいですよね。やっぱり、何かしら、違うにおいを感じてるのでしょう…。

　いずみは、それはそれで仕方がないことだと思います。そもそも、T*とゆー存在は、とっても高度な、人間的なものだと、いずみは思うのです。つまり、動物的には、とっても不自然なことなわけです。もちろん、科学技術は言うに及ばず。農業でさえも、動物的にはとっても不自然なことなわけで、その点では、人間社会の上では、T*は農業と同じくらい、あっても不思議ではないことでもあります(^^;;)。だからいずみはいずみとして世の中を生きるわけですが(^^;;)、同時に、動物的カンとゆーセンスからすれば、リードされちゃうのもしかたがないことだとも思うのです(^^;;)。


　で、17時20分ころ、雀荘Ｓに到着。ここはフリー打ち（１人ずつやってきた、見知らぬお客さん同士が打つ）メインのお店なので、ドアを開けたとたん、メンバー（フリー打ち雀荘の店員さんのことをそう呼ぶんです）たちの元気な「いらっしゃいませ!!!」とゆー声が響きます。しかし、いずみはフリーじゃないので、すぐにＳくんたちを見つけて、その横に行って、４人にごあいさつ(^^)。それを聴いて、なぜか、一瞬凍るメンバーさんたち…うーむ(^^;;)。でも向こうはおしごとですから、いちお、ふつうにイス持ってきてくれて、コーヒーまで持ってきてくれました(^^)。
　にもかかわらず、いずみが来てから２分とたたないうちに、Ｓくんがぶっとび!!（＝持ち点の25,000点をすべて失う＝借金財政になると、その時点でゲーム終了、飛んだ人は即ラスが確定する上、ぶっとび罰符まで払わねばならない、とゆールール(^^;;)）、ゲームが終わっちゃいました。「もうやらないの？と尋ねると、「おしまい(笑)」。うーむ、すぐ飲み会なのね(^^)、麻雀はできないのね(^^;;)、って感じですけど、当初から「遅刻→飲み会のみ参加」とゆー予定だったので、それもまたよきかな(^^;;)。


　雀荘を出て、すぐ向かいにある居酒屋Ｏに入ります。ここのＯはすっごくフロアが広くって、店員さんも多いです。入ってくと、すでに何人かの女性店員からにこやかなほほえみがっ!!(^^;;)うーむ、今日はついてないです…(^^;;)。
　テーブル席に着席して、さっそく宴会開始。今回の参加者は、以下のとおりです。

いずみ
 31
 Ｔ大中退(在籍４年)→塾のせんせ→プログラマ→なんでも屋(笑)
Ｓくん
 31
 Ｔ大工学部卒業(在籍４年)→Ｋ通信勤務→パチプロ→Ｃ大医学部新４年
Ｂくん
 31
 Ｔ大医学部(保健)卒業(在籍６年)→パチプロ→Ｆ県立医大新６年
Ｇくん
 31
 Ｔ大工学部卒業(在籍４年)→官僚(^^)
Ｆくん
 28
 Ｔ大法学部卒業(在籍８年)→プー(^^;;)→Ｆ県立医大新１年

　…しかし、ロクな経歴のやつがいません…(笑)。こんなメンツばっかりだったサークルとゆーのも、創設者としてなんだか悲しいです…って、単に「類は友を…」ってやつだとゆー説もあります(^^;;;;;;)

　さっそく、Ｆくん合格祝賀の乾杯、そして宴です。…しかし、やっぱり話題は、いずみに向かっちゃいます(^^;;)。Ｓくん・Ｇくんは前回のカムアウトの現場にいたのですが、Ｂくん・Ｆくんはいなかったわけで、ホルモンを始めるに至った経緯、親へのカムアウトなどから話をしました。で、Ｂくんは新６年生なので、医学的な知識もそれなりにあって、ホルモンの話・豊胸の話(うーむ^^;;)・美容外科の話・GRS（Gender Reassignment Surgery）の話なんかで、いずみがT*特有の問題を話して、Ｂくんが一般論を話す、とゆー感じで進行してきました。他のひとたちは、ただただびっくりするばかり…(^^;;)。で、最後にＢくん、「卒業したら精神科で医局に残るつもりなんだけど、10年くらいしたら独立したいんだよね。そしたら、そういう人たち（T*）のための診療をするのもいいなぁ」なーんて言ってました!(^^)。10年後、お世話になろうかなっ(^^)


　さてさて、宴会も盛り上がり、後から、最近司法習修を終え、めでたく弁護士になったＨくんも到着。次の行動を考えます。いつもなら、麻雀とゆーことになるのですが(^^)、今回は、なんとカラオケ。こう書くと、またいずみが強引にプッシュしたせいだと思われるかも知れませんが(^^;;)、そうじゃないんです。パス・リードの話がきっかけなんですねこれが(^^;;)。
　この集まりには、自宅でホームページが見られる環境の人が、いずみ以外にいません。とゆーことで、いずみがプレゼン用(笑)に持ってったLibちゃんで、ページを見てもらったんです。大人数でいちどに見た、とゆーこともあって、関心が高かったのはやっぱり「おしゃれ」。
　で、その感想が２つ。

　・身長158cmくらいに見えますね。ほんとにそのくらいの背丈なら、全然、おっけーなんじゃないですか？
　・やっぱり、声出すと、どうやってもバレちゃうよね。
　うんうん、とっても痛いとこ、突かれまくりです(^^;;)。
　ガタイ・声。いずみにとっては、修復不可能な２大阻害要因(;_;)。まぁ、いろいろと工夫してより目立たなくする努力の余地はまだまだあるんですけど、でもやっぱり、難しいことではあります…。
　だから、とゆーか、ちょびっとの抵抗とゆーか(^^;;)、いずみは思わず、言っちゃいました(^^;;)。

うんうん。カラオケだと、声は出るんだけどね…


　ほとんど確信犯だとゆー説もありますけど(^^;;)、ともかく、カラオケ行きが決定です(^^)。

　いずみは、学生時代を含めても、このメンバーでカラオケに行ったことはありません。とゆーか、いずみ、学生時代は、ちょおぉぉお〜のつく、音痴だったんです。もちろん、今でもヘタですけど(u_u)、昔は唄うたびに「やめろ〜!!」「ひっこめ〜!!」の連呼を誘ってたのでした(^^;;;;)。今では、完全にヘタの横好きと化してますけど…(笑)。

　さてさて、今回は、「いずみちゃんナイト」に向けた実験的な意味合いも含めて（なぞ：って全然なぞじゃないかっ(爆笑)）、いろんな曲を唄ってみました(^^;;)。

負けないで
ZARD
○
水平線でつかまえて
三浦理恵子
○
夢見る少女じゃいられない
相川七瀬
△
別れのこよみ
近藤千裕
×
恋はメリーゴーランド
大黒摩季
△
世界中の誰よりきっと
中山美穂＆WANDS
×
センチメンタル・ジャーニー
松本伊代
△
夏が来る
大黒摩季
×
夏の扉
松田聖子
◎

　いちばん右の欄は、いずみの自己採点です(^^;;)。
　…こうしてみると、なんかムチャな選曲ばかり…(笑)。ビーイングと昔のアイドル、それに演歌とクロール(笑)が１曲ずつでした(^^)。
　相川七瀬は、単に、講習会の後遺症で声がうまく出なかったとゆー悲しいおはなし(;_;)。近藤千裕には冗談半分でチャレンジしたのですが、まったくダメ…やっぱりまだ、オリジナルキーでの発声では、演歌はムリみたいです(;_;)。大黒摩季は、リクエストにおこたえしたんですけど、「夏が来る」なんか、もう１番のサビからいちばん高いとこは出ないんだもん、最後の最後なんか、まったくお話にならず(笑)。「世界中の…」は、楽勝かと思ってたら、実はこの曲、微妙にキーが低くって、けっこう慣れないとつらいみたい、とゆー事実が明らかとなりました(u_u)。
　でも、でもでも、最後の最後に大逆転っ！(^^)。松田聖子、これは楽勝、なおかつ盛り上がりっ!!やっぱりあのぶりぶりな唄い方は、すっごく、おもしろいです(^^)。またやってみたいなっ…(＼^^／)。
　そうそう、みなさんの感想ですけど、はじめはただただ、目をまるくするばかり…「その声でしゃべればいいじゃないですか!!!!」との声も多数、ありましたけど、でも唄うときの発声でしゃべるひとは、ちょっといないですよね…(^^;;)


　さてさて、実はこうやって唄ってる最中に、たのしいできごと発生(^^)。弁護士のＨくん、何をトチ狂ったか「…デュエットしてもらえませんか!!」(^^)
　うーん、そんなことこれまで頼まれたことなかったし、デュエット曲、いずみは「果てしない夢を」「雨に濡れて」「世界中の誰よりきっと」しか知らないぞっ（みんなビーイング(笑)）。とゆーことで、すっごくうれしかったんですけど、泣く泣く、デュエットはなし(;_;)。かわりに、２ショット撮りましたっ!!(^^)


弁護士のＨくんといずみ

　うん、ひさびさに、おとこのひととにこにこ２ショットだっ(^^)。
　Ｈくん、次回までに、ちゃんとデュエット曲のレパートリを増やしとくからねっ!(^^)


　カラオケが終わって、遠方のＦくんとＨくんはお帰り(;_;)。残る４人で、まだ時間もあるとゆーことで、ふたたび、さっきの雀荘Ｓに入って、麻雀です(^^)。
　ここのお店、赤五筒じゃなくって、赤三筒。はじめて見ました(^^;;)。５と３では、３の方がいろいろとキー牌になることもあって、よりスリリングです(^^)。
　ルールは、その赤三筒に、ワレメ（山を開いたとこの人は、収入も支出も２倍）・ヤキトリ（ゲーム終了まで１度も和がれなかったひとは、罰符）・ぶっとびあり。で、３半荘やって、いずみはヤキトリの３着・ワレメリーチ中ウラ１の10400点のみの和了で２着・親のワレメピンフドラ１の5800点のみの和了で２着、ポイントがプラマイ０、罰符もプラマイ０で、トータルプラマイ０！なおかつ、場代は１人勝ちしたＢくんが全額支払うことになったので、いずみはほんとに、すべてタダ(^^)。やっぱり、このくらいのルールでなら、悪いときはオりないとダメですよ、オりないとっ!!(^^)。いずみ、振り込みも２回で、2000点・2900点だけだもん。やっぱり、麻雀はかたくいかないとねっ！（と、プラマイ０だからって言いたい放題…(^^;;;;;;)）


　みんな、思ったよりもふつうに接してくれて、とっても楽しかったこの日のいずみ。Ｓくんは「いずみちゃんナイト」にも来てくれるみたいで、ほんと、いずみは理解ある友人がたくさんいて、しあわせものだと実感した１日でした(^^)。


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