(株)ビーグラムレコーズの入社試験

 朝日新聞に出ていた、「プログラマ募集」という広告を見て、まさか受からないだろう、と、気軽な気持ちで、応募。
 第1次試験は、ふつうに受けた。
 で、ずーっと後になって、とつぜん、留守電。

 こちら、株式会社ビーグラムレコーズと申します。大変遅くなり申し訳ありませんでした。面接を、明日土曜日の夜 6時から行ないたいのですが出欠の確認をさせていただきたいので、夜どんなに遅くても構いませんからご連絡をお願いします。

 で、こちらから、電話。

もしもし、先程留守電に連絡いただいた××××と申しますが。
どうもすみませんでした。ありがとうございます。
明日の面接は、2次面接ということですよね?
はい、そうなります
実は明日、ヅァインさんの永井隆さんのライブを観に行く予定だったのですが…(^^;;)。面接の方が大事なので、伺うことにします。
どうもすみません。ライブは何時からどこであるんですか?
新宿で17時からです。
では今から上の者と相談をしてみます。もし時間がずらせるようでしたら再度ご連絡を差し上げますのでよろしくおねがいします。

 で、その2時間後、また電話。
 月曜日はどうか、と言われたのだが、都合が悪かったので、「ならあきらめて明日うけまーす」と言ったところ、しばし待たされ「それでは、折角のライブですから、見終えたところで電話をいただけますか?」ということになった…

 土曜日、永井ホトケ隆のミニライブを堪能し、六本木にかけつける。

 まず、法務・経理関係の関連会社社長、T氏と面接。18時に着いたものの、20時まで待ち(^^;;)。

 いきなり開口一番、「ホトケ、どうだった?」

 か、かっこよすぎる…(^^)

 ひとしきり永井の話をした後、

・コンピュータ関係のプロジェクトは今回は立ち上げないことになった。ただ、将来的には必ず立ち上げるので、それ以外でも仕事がこなせそうな人材を採っておきたいと考えた。
・こちらとしては、キミを正社員として迎えるか、フリーのままで外部から関ってもらうか、共同で会社を興すか、とかいろいろ考えてるんだけど…
・CD-ROMは(ビジネスとして)どうかね?

 と言われる。即座に、「CD-ROMは、現状ではビッグビジネスにはならないでしょう…」と返答。

 …すると…

 しばらくコンピュータには直接関係ない部門で、ウチの会社間の関係とか物流なんかを理解してもらって、その上でシステム提案なんかをしてもらうのはどうかな?

 その上で、3つの仕事を提案された(公開しません(^^;;))。
 「どれでもかまいません。」と返答すると、「じゃ、次の面接。」と言われ、21時30分、事務所を出て、別のビルへ向かうことを指示される。

 土曜の21時半、当然、ビルはオートロックされている。インターフォンで何度も鍵を開けてもらいながら、オフィスの自動ドアをくぐると…

 受付嬢:いらっしゃいませ。

 …土曜の夜遅くに、オートロックかかってるのに、受付嬢…(^^;;)

 30分待ち、今度はZのE取締役と面接。

 E氏、申し込み時に提出した作文(ZARDについての裏話的なものを、ビジネスの上でちょっと書いてみた(^^;;))を読み、まずは「よく知ってるみたいね…(笑)」。
 そしてすぐに…

 坂井泉水の魅力ってどこにあると思う?美人だから、というのもあるんだけど、それは2番めなんだよ。1番は何だと思う?

 か、かっこよすぎる…(^^)

 E氏の入社試験の説明時の内容を思い出し、「作詞でしょうか?」と返答。

 そうなんだよ、非常にすぐれた作詞家なんだよね。でも、本当は美人なんだよ(笑)。でも、その“美人だ”というのを、あえて2番めに持ってくる。3番めはヴォーカルだけど(笑)、そうすることによって1番めの魅力がより一層引き立つんだよ。

 以下、大黒摩季や長戸大幸や明石昌夫や葉山たけしや松本孝弘(B'z)について、いろいろと興味深い裏話を拝聴…(ここでは非公開(^^;;))。

 結局、E氏は、

 キミが持つプログラマとしての技術を2番めの魅力に置きなさい。

とおっしゃりたかったようだ…。

 で、10日後から雇用ということで、机は開けておく、当日は10時前に来て受付嬢にタイムカードをもらうように、といわれお開き。23時に終了…

 以降、地獄の苦しみがはじまったのだった…