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(1)いずみさん以外の、セクシャルオリエンテーションが女性に向いてるお2人にお聞きしたいのですが、休憩時間に上映してたビデオ、アメリカで、トランスなひとがカミさんに久しぶりに逢う、みたいなイベントだったんですが、そのカミさんが、本人にそっくりだったんですが、そういうダンナって、もしかして「なりたい」と思ってる女性像がカミさんだったのかな、みたいに思ったんです。やはり、恋愛対象とじぶんじしんって重なってる部分、あるんでしょうか? |
アキさん:いろんなパターンがあるので、一概には言えないと思うし、区別もつけにくいと思う。そうでない場合もあるし。ただ、ホモセクシャルのカップルでも、「きょうだいみたい」という例は多いみたいですし、心理学でもいろんなカオを見せて「この中で善人は?」と聞くと、たいていの人は自分に似ている人を選ぶらしいです(^^)。 |
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(2)だんだん、「女の子」から「オバサン」に行くと思うんです。お3方は、その変化の中で、どんな段階にあるとお思いですか? (以上、M&Mさん)
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いずみ:考えてません(^^;;)。そもそも、最近は「男か女か?」すら、考えてない、というのが正直なところ。ただ、外面的な面は考えちゃいます。肌のハリとか。内面的な部分は、結局、死ぬまで「ヤなやつ」で終わるでしょうから(笑)。まぁ、「これから徐々に老けてくのかなぁ」みたいな、オバサンに入りかけ、くらいの意識です。 | ||
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エムさん:私はクラブで踊ることにまだ執着があって、1年くらい前は「もうだめかな」みたいにあきらめかけてたんですけど、NYに行って、また火がついちゃったかな、みたいな(^^)。私もかつてエリザベスに行って、すっごくクローズドな雰囲気になじめなくって、それでディスコとかクラブとかに流れたんですよね。まだ、「迷える10代」みたいな感じですか(^^;;)。 | |||
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アキさん:同世代の女性が何をしてるのかは、気になる。10代の女の子が20代を見てるのと、同世代が見てるのとでは、違いますしね。世代で言えば、最近は女優さんでも、受け入れられる年齢幅も広がってるし…。ただ、最近のクラブとかではすっごく若い人が多くって…(^^;;)。でも、ドラァグで行くから、年齢も性別も関係ない、みたいなところもありますよね(^^) | |||
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いずみちゃんには、「いずみ」以外にも、野郎の名前があると思うのですが(笑)、「からだへの違和感」とかはここまでの話しでわかりましたが、名前についてはどう考えますか?それから、もし名前を変えたい、って考えたとき、どんな対処ができますか? (めもるさん)
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いずみ:会社では苗字で呼ばれてて、問題はないんですが、ただ、旧友からはやっぱり昔のニックネームで呼ばれたりします。まぁ、名前は記号ですから、閉鎖された空間でそう呼ばれるのはいいんですが、ただ、街中とかではイヤです。改名については、別の名前で年賀状を何年かもらいつづけたりすれば、それで可能です。また、会社の名刺は「いずみ」で作る予定です(註:11月12日現在、「いずみ」名刺は完成・おしごとで使われてます(^^))。 |
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さきほど、エムさんが「トラニーチェイサー」について説明されてましたが、日本の実情はちょっと違います。新宿のいわゆる「女装社会」は、3分の1はいわゆる「女装好きの男性」から成り立ってる社会です。女装者だけで成り立ってる社会ではありません。また、それほど屈折しているというわけでもありません。それから、それほど明確に「トラニーチェイサー」がそれ以外と区別されるわけではないし、昔からそういう人の存在はありました。 それから、「もう、名前つけるのはいいんじゃないか?」って思います。TS・TV・TGみたいな3分法ももうやめようじゃないか、と。こだわると、また「真のTS」とか出てきて、つくづく空しいんじゃないかと思います。 (三橋順子さん)
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私の場合、今の言葉(註:トラニーチェイサー)にほとんどあてはまるんですが、ただ、私は、エスコートして、その人、女の子のこころを持った人を女の子として扱って、そのコのよさを引き出してあげる、そうしたいんです。だから、TSだとかTVだとか、そういうカテゴリーはどうでもよくって、そのコのよさを引き立てるのが役目なんです。私は自分で名刺に「変態おやじ」って入れてますが(笑)、別にそれでいいんです。名前なんかどうでもいいんじゃないかって。 (老爺さん)
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(1)言葉なんかどうでもいいじゃないか、というのは確かにそのとおりだと思う。だけど、言葉での定義づけによって、救われることだってあるんじゃないか。例えば「セクシャルハラスメント」というコトバができたことによって、それまで泣き寝入りしてた女性たちが、権利を主張することができるようになった、という面は大きい。一方で、何でもかんでも「セクハラだ」って振りかざされることもあるわけで、やっぱりバランスの問題なんじゃないか、と思う。 (2)また、言うならば、ここに登場してる方々はある意味「輝いてる」わけで、魅力的なわけで、そういう人は、美輪明宏みたいに昔でも脚光を浴びてる例もある。だけど、同じ悩みを抱えていても、そういうのがない、「うだつのあがらない」人だっているわけでしょ?そういう人が何かするためには、言葉だって武器になるんじゃないのかな? (現役左翼な在日外国人の方)
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いずみ:確かにそういう面はあるかも知れないですが、ただ、カムアウトの問題もあって、インターネットみたいな手段に頼らざるを得ないんじゃないか?大きい運動にはなり得ないんじゃないか?っていう悲観的な懸念もあるんですよね… |
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(3)すごく面白かったのは、「老いの問題」で、特に女性に対して強くふりかかってくる問題だと思うんだけど、それも引き受けて女性として生きていこう、という意識には感心した。そこで質問だけど、将来、老いて「うまくオバサンになれなかった」とき、「じゃぁオジサンになる」という気はないのかな?と。 |
いずみ:あたしの場合は、断言はできません。どうしょうもなく、のっぴきならない事情があったら、仕方なくガマンして「オトコ」になるかも知れない。でもそう思えるのは、あたしが、根本的に「男女差=くだらないもの」だと思ってるから。ほんとは男女差なんか関係なく生きられればいいんだけど、現実の世の中はそれを許してくれないから、じゃぁ男と女のどっちの方に自分をフィットさせるのがいいのか、って考えて、じぶんは「オンナ」の方がよりフィットするからそうしてるんですね。もちろん、性器不快が強い人の場合は、そんなレベルの問題ではないので、また別です。 エム:老いると、性差ってうすくなってこない?だからだいじょぶなんじゃない? |
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(4)運動として、もっと、女性たちと交流ができるんじゃないか?っていう気がしたんだけど、現状はどうなってますか? (現役左翼な在日外国人の方)
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エム:今、仕事の面で、日本はムチャクチャな男女差別がまかりとおってて、それなんか、トラジェンだって同じように直面してる問題だから、いっしょにやるしかないんじゃない?「もう、優位に立ってる人があぐらをかくのはやめてちょうだい!」みたいな。男でも女でも、仕事できればいいじゃん。 |
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いずみ:確かにそうなんだけど、そのために何をするのか?が肝心なんでしょ?あたしの場合は「もう運動をする気はない」ので、「(女性と)手をとりあって」みたいなことは考えてないです。 …ただ、どうなんでしょう?女性で言えば、はじめっからこーゆー姿で出会った女性の方って、すっごく受け入れてくれるんだけど、オトコ時代を知ってる女性が、その後でトランスだって知ると、離れてくひとが多い、って聞くんですよね…ほんとなんでしょうか?(客席から「半々くらい」との声)それは多いですよね…。まぁ、例が少ないので今後調べてみなくっちゃいけませんけど… |
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ジェンダーロールについて、どう考えてらっしゃいますか?例えば、職場でのお茶くみとかコピーとりとかありますよね?そういうのを職場やパートナーとかに押しつけられたりすることってありますか? (ライターのSさん)
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いずみ:うちの職場は、そーゆーのはないです。あいてるひとがやります。パートナーはいません(;_;)。 エム:この前職場で、NY帰りのおみやげを「これ配って」って男の子に渡したんだけど、実際に配ってたのは女の子で、がっくりきちゃった。 いずみ:じぶんで配ればいいだけでは…(^^;;) エム:…そうですね…やっぱり、ハマっちゃってますよね。小さいころからしみついたものって、なかなか変えられません。ただ最近は、家でも、日曜は料理したりかたづけしたりするようにはしてます。 アキ:特にMtFの場合なんですけど、私は「フェミニズムと共闘できないトランスジェンダリズムっておかしい」って思ってます。共通点が見出せないようでは、両方にとってウソだと思うんです。 いずみ:どうなんでしょ…?はじめのころ、あたしは随分悩みました。とゆーのは、MtFにとってトランスの近道は、今の社会で女性が押しつけられてきた役割を模倣することじゃないですか。でもそれって、フェミニズムと尖鋭的に対立しませんか?最近はまぁ、そのあたり「どうでもいいじゃないか」って感じですが…。なんだか、対立してしまうのはしょうがない気もします。良くないことですけど… アキ:でも、「役割」ってぶぶんと、性自認は切り離せるものじゃないですか? いずみ:確かにそうなんだけど、実際の社会とのかかわりの部分では、どうしても既存の「役割」の模倣は避けられないと思うんですよね…ちゃんと切り離せないんじゃないかと… アキ:女性の側も、常にジェンダーロールを放棄せよって言ってるわけじゃないですよ。 いずみ:そりゃそうです(^^;;)。まぁ、新しい動きなんで、なかなか練れないですよ。まだまだ歴史が浅いじゃないですか。これからですよ。指摘しあって行く中で。 アキ:ジェンダーロールも、例えば女の子がお茶くみ反対しようとしても、職場でかえって同僚の女性から冷たい眼で見られることもありますよね。だから、そういう女性で、いっしょにやれるひとを探していくことも必要かな。 いずみ:(略:くわしくはRealAudioで!(^^;;)) |
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ボクはこういう中性的なかっこうで(註:当日はロングスカート)、女性のパートナーといっしょに暮らしてるんですけど、家事はほとんど全部、ボクがやってます。ボクは、男女の役割がすっごくイヤだ、という面でもこういうかっこうしたりしてるわけです。「女になりたい、綺麗になりたいけどお茶くみはイヤだ」みたいなことを言ってるMtFの人は、これからも女性からの攻撃が来ると思うんですけど。 (ルルさん)
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いずみ:あたし自身は、「いいとこどり」って思われるのだけは絶対にイヤなんです。とゆーのは、あたしの場合、性器不快も強くない、ってことで、わりと、外から見てトランスする理由が見えにくいところがあるんで、どうも「男性の役割から逃げたいから、女性になったんじゃないか?」って思われがちなんですよ。それだけは絶対に言われたくない。そーゆー点では、お茶くみやれ、みたいな職場には行く気はないですけど、もしそう状況になったとしたら、それこそ状況次第です。だって、「お茶くみ反対」って、別に目標じゃなくって、「男女差別を許さない」っていう中での1つの戦術に過ぎないじゃないですか。それが阻止できたからいいとか、できなかったからだめだ、とか、そういうわけじゃないじゃないですか。 エム:古い人間にとっては、しみついてるモノを払拭するのって、やっぱり難しいですよ…。若い人なんか、異性装にそんなに違和感ないじゃない?オジサンはだめで。そんな感じ。 いずみ:確かに、若い人って、自分の身近、恋人とか家族とかじゃない限りは、ほとんどトランスもおっけー、みたいなところはありますよね。ただ、ほんとに変わるのは、何か不連続な変化がないと、しみついたものって直らないですよ。目的意識的に直そうとしても、常に考えてるのは人間、つらいですよ。だから… エム:…もう、我々は引退ですかね?(^^;;) いずみ:もっと若い後進に道を譲る?(^^;;) |
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30チョボチョボくらいで、 何言ってるのよ! 三橋順子さん談
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いずみ:スミマセーン(^^;;) ただ、若い人が気にしないのは、事実ですよね。(以下、職場での体験談:RealAudio only(^^;;)) エム:日本は、オーソライズされると「弱い」よね。 いずみ:そーゆー面では、この前の埼玉医大の答申は画期的ですよね。とにかく、御墨付きが出たわけですから。 |
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