98年9月 いずみ meets 裕美


(1) はじめに

 いずみがかつてアイドルマニア=「外道」として華々しく(笑)活動していたころの記録はWhisper on WWWにあったりしますが、こんな、デビューもしてないコたちを「アイドル」として追っかける芸風、もちろんかつてのミニコミ「あいどる☆倶楽部」・「アイドル四季報」(もちろんこの正嫡は「スクランブルエッグ」です)の読者の間ではアタリマエの行動だったのですが、具体的にそーゆーコたちを集めたライブが催され、それをめぐる様々な喜怒哀楽が交錯した時代に活躍してきたいずみが(ってじぶんで言うな!(^^;;))、たった1つやり遺したもの、それが、以下に記述する、田中裕美ちゃんへのカムアウトだったのです。

 田中裕美ちゃんは、百戦錬磨のプレアイドルです。
 彼女は3歳のときにいわゆる「ちびっこ歌番組」に出演したのを皮切りに、小中学生時代は「数少ない『ポップス系のちびっこ』」としてその名を轟かせていました。
 そして、「外道」という名のアイドルマニア連中が活動のピークを迎えていた92〜93年ころ、彼女はプレアイドル界に登場、なんと現在に至るまでもそのままのポジションで活動を続けています。
 当初は工藤静香などを唄っていましたが、その後、高橋由美子などの明るいアイドルポップスをわがものとし、確かな歌唱力と振りで、現在でも「プレアイドル界一の実力派」として活動しているのです。

 既に引退してしまったひとなら、それはもう、いずみとの接点がほぼ永久に切断されてしまった、とゆーことで、過去の懐かしい想い出以上にはなり得ません。しかし、まだ現役で活動しつづけている裕美ちゃんに対しては、いずみは、この問題=カムアウトを避けて通るわけにはいかなかったのです。
 しかし、後述のとおり、「彼女の母親とは会いたくないから」とゆー理由で、いずみは彼女に会うことをためらっていました。彼女の母親の存在が、いずみのコクハクにブレーキをかけていたのです。
 ところが、最近、母親はイベント会場に現れないと。そんな情報を耳にしたいずみは、意を決して、彼女と遭うことにしたわけです。

 以下、彼女といずみの関係、そして実際のカムアウトについて、お届けします。

 なお、以前、「いずみ meets 裕美」のページとして公開されていたものを既にお読みの方は、いきなりカムアウトレポート(笑)にジャンプすることもできます。その場合は、こちらをクリックしてください



(2) 裕美ちゃんとの出会い

 いずみが彼女をはじめて生で観たのは、92年10月11日、銀座三越屋上で行なわれた「宮田愛 歌のカラオケ甲子園」。出場者の1人として出演した彼女は、十八番の1つ、「抱いてくれたらいいのに」を唄って優勝したのです。
 右はそのときの、謎のビーイング演歌歌手(そーとー曲解(^^;;))宮田愛と2ショットに納まる、当時16歳の裕美ちゃん。

 どーでもいいけど、今、この時の写真と出場者リストを見た限りでは、裕美ちゃんの前に唄ったひと、どーみても元モーターボートクイーンでCDデビューしたホリプロの関本彩子なんですけど…(^^;;)デビュー後、ショートで「かわいくないなぁ」と思ったんですが、当時はソバージュでそれよりさらにかわいくないぞ(^^;;)

 このとき、会場に来たマニア連中、大物ちびっことの思わぬ遭遇に「田中裕美の初イベントだ!」とばかり興奮しまくり、騒ぎまくりでした…っていちばん騒いだのはいずみでしたが(^^;;)。
 なお、この時のことを裕美ちゃん本人は、後日、「カラオケ甲子園のとき、『うるさい人だなぁ』と思って覚えちゃった。」とコメントしたそーです…(^^;;;;;)。つまり、いずみはこの時点で彼女、そして付き添いで来ていた母親に覚えられてしまったのです。



(3) プレアイドルとしての活動

 この後、彼女は「歌姫伝説」への出演を皮切りに、当時いくつかの集団によってはじめられた、さまざまなプレアイドルイベントに出演し出します。
 回を重ねるごとに、当初は戸惑いもあったステージングも徐々によくなり、プレアイドルとしては抜きん出た実力派として、ファンもつくようになりました。

 左の画像は、93年10月31日に、今は亡き原宿歩行者天国にて行なわれていたライブ、「キミの夢の味方」でのものです。

 例によって脱線すると(^^;;)、このとき、ここから20mと離れていない路上で、スターダストのレッスンステージが行われており、いろんなハプニングが続出しました。その中でも特筆すべきは、この日レッスンライブの北川清子さくら組北川裕子の姉)、1曲めにSO-FIの「メとメで伝心」を唄おうとしたところ、ちょうどキミ夢ではミホがSO-FIの「愛してるを云わせたい」を唄っており、北川、思わず苦笑しながら「おなじのやってるよ…」とつぶやきつつ、自分の曲出しまで、ミホに合わせて唄う、とゆーすばらしい「ビーイング曲距離差デュエット状態」が誕生したんですよね…
 なお、上の「SO-FI」のリンクは内容がちょっと古くて大ボケしてます(^^;;)

 この当時、彼女が最も得意としていたのは、高橋由美子の「アチチッチ(Fire Version)」でした。彼女のキレのある振りとヴォーカルに、マニアのお約束の手拍子と掛け声。あのころの盛り上がりぶりは、今でも懐かしく思い出されます。



(4) 裕美母といずみ…(u_u)

 しかし、当時の彼女を語る上で絶対に欠かせないキーワードがあります。
 それは、「母親」なのです。

 現在でこそ、プレアイドルが「事務所所属」とゆーケースは珍しくありませんが、当時は、プレアイドルといえば、本人が1人か、さもなくばマニアが勝手にマネジャ業務につく(笑)か、といったところでした。しかし彼女には、典型的なステージママであるところの母親が、いつもついていたのです。
 いわゆる「ちびっこ」なひとびとの場合、親どうしが仲良くなって、定期的に連絡を取り合う、とゆーのはよくあることです。こうして出来上がった通称「ちびっこネットワーク」では、各種オーディションなどはもちろん、各々についたファンについても情報が交換されているのです(^^;;)。

 そして、初イベントですぐに顔を覚えられてしまい、また既に田中直美ちゃん(演歌系ちびっこ)のファンでもあったいずみは、いわゆる「外道の頭領」((c)朝日新聞)として認識されるにいたります。

 この後、いずみは、彼女というよりはむしろ、母親の方から、執拗に追いまわされることになります…

93年9月12日:「ホコ天に持ってきてよ」事件

 宝ひとみ@川崎の後、三々五々、小沢亜貴子を見ようと東京都庁前都民広場に移動したアイドル外道の面々。当時小沢亜貴子は「演歌界の山中すみか」と呼ばれ(てなかったかも(^^;;))、絶大なマニア人気を誇っており、現場に到着しさっそく彼女の姿を拝んだ外道連中は「くぅぅぅ〜」(←アイドルに感動したときの叫び(^^;;))とうなっていた。
 と、そのとき、いずみの後ろから突然、おばさんが話し掛けてきた。「ねぇねぇ、青木香織ちゃんの写真を何枚か撮っておいてよ。」
 青木香織というのは、この直後にデビューを控えた、いずみの実家のある葛飾柴又在住な演歌新人。まぁ、この手のよくわからん事態は演歌のイベントではよくあること、とりあえず「はいはい」などと、生返事で相手の顔も見ずに応対するいずみ。
 しかし、そのおばさんは…「(写真)できたら、ホコ天に持って来てよ!」
 なんだなんだ????
 あっけにとられ、「え??」と聞き返すいずみ。
するとおばさんは「ホコ天。あなた今度来るでしょ?」
 そんなことを話し掛けるということは、少なくとも自分の生態を知っているということだ。一体誰なんだ?といずみが振り向くと…

 そこにいたのは田中裕美母だった!

 もともとちびっこ仲間だった青木香織の応援に、母だけでやってきたらしいのだが…それにしても、1000人近い観客の中から、どーやっていずみを的確に見つけだしたのだ???

 イベント終了後、裕美母は青木香織母を連れて来て、いずみを指して「この人がリーダーよ!」などと説明…青木香織母までが、いずみに「よろしくお願いします」と頭を下げてきたのだった…

93年9月15日:さらに広がる紹介の輪(泣)

 約束どおり、この日のホコ天にて、7枚も未撮影分のあるフィルムを現像に出して焼いた(泣)プリントを渡したいずみ。
 すると裕美母、形どおりのお礼をいいつつも「小沢亜貴子ちゃんの写真もあるんでしょ、1枚ちょうだいよ!」。…しょうがないので、いずみは余ったぶんをぜんぶ贈呈した。
 さらに、裕美母、当時いずみが最愛のプレアイドル、鈴木晴美ちゃんの母親を紹介する。「鈴木晴美の母です。いつもお世話になってます」と頭下げられて、困ってしまういずみであった…

93年11月28日:宮島依里母にまで…(号泣)

 ちょっと沢村亜津佐が気になったので、有名ちびっこであり、伝説の映画「1999年の夏休み」にも出演している宮島依里との実験的デュオ、ニポルスのライブを原宿ルイードまで観に行ったいずみ。
 今から考えれば、かなり危険な行為ではあったのだが…
 果たして、ちびっこ仲間である田中裕美母が最前列にいる!そして、たちどころに見つけられてしまい、いろいろと聞かれた挙げ句、またもや写真撮影を要求されてしまう。(ただしストロボを炊かなかったため、よい写真は撮れなかったのだ)
 終演後、なんとなく出待ちしてしまうと、裕美母が宮島母を連れてきて、またまたお決まりの会話…「この人がリーダーなのよ。」「娘をよろしくお願いします。」「この人に頼んどけば大丈夫ですよ(^^)」
 精神的疲労度2000%ないずみであった…トホホ…

 ここで念を押しておきますが、いずみはマニアのリーダーなどでは決してありませんでした。ただ単に、声がデカかっただけなのです(笑)。まぁ、当時のいずみ@おとこのこの状態をご覧いただければわかるとおり、ガタイが今現在よりもさらに一層デカかったのも関係してるかも知れませんが…

 いずれにせよ、これらの事件を経て、いずみは否が応にも、田中裕美母を、そしてその母にいつも付き添われている裕美ちゃん本人を、大きく意識することになります。


(5) 裕美母と本人

 裕美ちゃんにとって、そんな母親の存在は、いろんな意味でかなり大きいものだったようです。稀に母親が付き添えず、裕美ちゃん一人で来るよーな場合など、ステージもかなり伸び伸びとやっている感じを受けました。

 いずみは、ステージパパ/ママとゆー存在には、かなり否定的です。
 親からすれば、「悪い虫」だらけのショービズ界で、息子/娘が騙されないように「守る」、と考えての行動なのでしょう。
 しかし、少なくない場合に、それがさまざまな本人の積極性を奪い、知らず知らずのうちに抑圧してしまっているのです。そう断言できます。

 プレだろーがなんだろーが、「アイドル」である以上、ファンとのコミュニケーションは「アイドルらしく」行われるべきです。
 「アイドルらしい」コミュニケーションとは何か。いずみの私見では、「アイドル」は着ぐるみさんと同じで、ファンと直接、同期的なコミュニケーション(よーするに会って心から話し合ったりすること)をしてはいけません(^^;;)。代わりに、ステージや唄やパフォーマンスなどの一方通行をあたかも「直接のコミュニケーションである」とファンに思わせる様々なテクニックを駆使しなければなりません。また、それとは別に、コアなマニアをつかむために、パソコン通信やインターネット、手紙などの「非同期でフィルタリング可能な」直接コミュニケーションのチャネルを用意しておくことも、ファン数がそれほど多くない段階では重要です。
 そして、プレアイドルの場合は、そもそもついているファンの多くが「マニア層」、つまり、アイドル業界の裏までよくわかってて、なおかつそれでもバカやってる連中なのですから(^^;;)、前者を本気でやる必要はありません。むしろ、後者を活用して、前者の練習をマニアに評価してもらい、来たるべき「『プレ』が取れるとき」のための予行演習としてしまう、くらいのスタンスが望まれるのではないでしょうか。

 しかし、裕美ちゃんの場合のように、母親が「本人を守る」とゆー大前提で現場についていながらその現場でファンたちと直接コミュニケーションしてしまっては、本人とファンとの間の一切のコミュニケーションが育たないのです。いろんな意味で、母親が「壁」になってしまっているのですから…


(6) 現在の裕美ちゃん、そしていずみ

 時は流れ、いずみはアイドルの現場の一線から身を退き、いつからか母親も現場にこなくなりました。
 そして彼女は、いま、1人でのびのびと、貫禄のステージングをこなしているとのこと。

 言うまでもなく、いずみは「積極的なカムアウト」をポリシとして日々の実践を行っています(^^;;)。かつて「プレアイドルとアイドルマニア」とゆー関係性の中で一定の時空を共有し、そして今も現場で活躍しつづけている彼女に対し、いずみが「いずみであること」を積極的に表明することは、いずれは避けて通れない道なのです(^^;;)。

 ただ、いずみには、あのお母様の目の前に今のいずみを晒す勇気はなかったのです(^^;;)。いずみは、裕美ちゃんには知ってもらいたいし、それで何かを考えてもらえればうれしいけど、この「直接のコミュニケーション」にだけは、お母様には介入されたくないのです。
 その後考えられるさまざまなリアクションを考えても、やはり、どーしても「そっとしておいたほうがいいのかな…」と日和ってしまっていた。それがこれまでのいずみでした。

 しかし、母親が現場に来ないことがはっきりした今、そしてそろそろ「いつ引退してもおかしくはない」彼女がかなり積極的にいろんなライブに出演している今、「機は熟した。」いずみはそう考えたのです。


(7) そして鶴見。ライブ。

 とゆーわけで、23日、鶴見T-TOPSに行ってきました。
 ここ、これまでも、様々なプレアイドルたちのライブに使われて来た有名なハコなのですが、ここのところ離れていたいずみは初見です。
 イス席が40くらい、立ち見も含めれば最大で80くらいは入れそうな、プレアイドルには最適なキャパに、昼の部のお客さんは30弱といったところでしょうか。この日は方々でいろんなイベントがバッティングしていたこともあり、このくらい集まれば健闘でしょう。
 しかし、客席の顔ぶれ、昔と変わってませんねー(笑)。ファンはどんどん高齢化、アイドルはどんどん低年齢化、とゆー昨今の流れを象徴するような状態(^^;;)。
 久々にお会いした何人かの方と、軽く挨拶。みなさん、情報としてはいずみがこーなっちゃった(爆笑)のはご存じなので、何の違和感もなく(って向こうにはあったかも知れないけど(笑))お話できました。

 ライブの出演者は全部で4人。出演純に、加藤西里奈・高原優・井出博美・田中裕美の面々。
 いずみ、西里奈ちゃんについては「ものすごい元気のあるコだよ」と方々で聞かされていたので知っていたのですが、他の2人は名前すらはじめて。まぁ実際に高原優ちゃんは今回が初ライブだったようですが…(^^;;)。
 その西里奈ちゃん、ウワサに違わない、元気あふれるステージでした。振りが単調なのが気になりましたが、少数のマニア相手なら申し分ないレベルでしょう。
 高原優ちゃんには、いきなりビーイングな曲を唄われてびっくり!って別に、牧穂エミバージョンならかなり驚くけど、酒井法子バージョンならおかしかないですね…(^^;;)。緊張のせいか、ちょっと猫背なのが気になりました。いずみはキホンテキにショートの似合うコはスキなので、今後がんばってもらいたいものです。
 井出博美ちゃんは、ちょっと落ち着いたコです。唄もそのまんまの芸風なので、じっくり聴かせる曲に挑戦してほしいですね(^^)。

 そしていよいよ昼の部のトリ、裕美ちゃんです。いきなり花島優子の「悲しみに一番近い場所」。「ポワトリン」のエンディングですね(^^)。これ、彼女が唄うのを聴くのはじめてな気もするのですが、なんてゆーか、ちょっとメロが怪しいとこもあったのですが、それでもやっぱり安定してます。
 なんか、すっかりオトナになっちゃったんだけど、でもフンイキは昔のまんまなんですよね(^^)。ちょっぴり、かんどー(^^)。
 もともと彼女は、歌唱力とゆーよりは(と言っても、そんじょそこらのB級アイドルよりはずっと歌唱力もあるのだけれど)「型」で魅せるコなんですよね。ルックスそのものとか歌唱力そのものとかの問題じゃなく、「アイドルらしい振り」「アイドルらしいしぐさ」「アイドルらしい曲」「アイドルらしい表情」これらをどう様式美として演じて、さらに+αの味つけをするのか、が、アイドルに求められてる「型」であり、「アイドルらしさ」なのだと思うのですが、彼女にはその点、立派な合格点をあげられます。そして、ステージング自体も、かつていずみがよく観てた頃に比してもかなり向上かつ安定してるんですよね(少なくとも、くりりんよりは上だぞ…(^^;;;;;;;))。
 その後、酒井法子や高橋由美子、三浦理恵子といった面々の歌を唄ってくれた彼女。聞くところによれば、選曲もすべて自分でこなしてるとのこと。とりあえず、ここにいる観客連中のニーズを的確に押さえた曲目で、しっかりとこなしてくれた、って感じでした。あと、極私的には、「水平線でつかまえて」でじぶんの体が動いてしまうのはどーにかならんのか!>じぶん、なんて感想もあったりして…(^^;;)。
 ともあれライブは終わり。裕美ちゃんの今の実力を生で知ることができ、とても有意義でした。


(8) ついにカムアウト(^^)

 じゃーん!
 とゆーわけで、ついにライブも終わり、カムアウトタイムであります!(^^;;)
 なんとこのライブ、終演後に、システムの一環として「サイン会」があるとのこと。いずみにとっては、サイン会ってのは、CDや写真集を売ってるメジャーデビュー組で買った人だけが参加できるもの、あるいは、出待ちして勝手にマニア仕切りではじめてしまうもの(笑)のどちらかとの認識だったのですが、ここのはそのどちらでもなく、各出演アイドルが客席に分かれて座って、そこでファンのサインに応じる、とゆースタイルなのです。
 うっ、いずみ、紙も、サインしてもらえそーなものも、持ってきてないぞっ!(^^;;)。
 でも、いいんです。だいたいこの種の「××会」、その「××」が守られないことが多いんです。その最たるものが撮影会。通常、アイドルの撮影会って、カメラ抱えてお気に入りのアイドルを撮るモノのハズですが、ひどい連中はそんなことしません。カメラもなしに、ただ単にアイドルとおしゃべりするだけ!もっとひどいのになると、「××ちゃん、目線こっち〜!」とか叫んでアイドルさんがニコッと振り向くと、そちらでは誰もカメラを構えてないとか、「こんなにカメラ小僧ばかりじゃオチオチ楽しめやしない、撮影禁止にしろ!」と叫んだりとか、とにかくムチャクチャなのです(笑)。
 だから、いずみも、このサイン会では「サインなど求めずに、カムアウトする!」って決めたわけです(爆笑)。

 列に並んで(ってほどの列でもないんですが(^^;;))、いよいよご対面です!
 横には今回の専属カメラマン(笑)陰陽師さん、それに昔から顔なじみのマニア、Iさん。

 いずみ、まず、「おひさしぶりです(^^)。覚えてますか?(^^)」
 それに対し裕美ちゃん、「???」

 やぱ、わからないのでしょーか?(^^;;)。
 しょーがないので、ヒント(笑)。「はじめてお会いしたのは、宮田愛のカラオケ甲子園ですよ(^^)」。→参考(笑)
 しかしっ!ここで裕美ちゃんから帰ってきた答えは!なんと!

「いっしょに出られた方ですか??」

 が、がーん!(^^;;)裕美ちゃんと共演なんて、そんな夢みたいなこと言わんといてください!(^^;;)

 ともあれ、ヒント、予想外の展開で、まったくヒントにならなかったよーです…(^^;;)。
 この後、横からIさんも必死にヒントを出そうとしますが、空振り…裕美ちゃんは困って、「スタッフだった方ですか?」とかも尋ねてくれたのですが…
 しょうがない、さすがにまたサインを待ってる人もいるので、自分でタネ明かししちゃいました(^^;;)。「昔は、よねよねって名乗ってました(^^;;)」
 すると裕美ちゃん、目を大きく見開いて「あ〜あ〜あ〜あ〜!!!!(^^)フンイキ、変わっちゃいましたねぇ!(^^)」

 裕美ちゃん、実は他の現役マニアの方から、いずみがこーなっちゃった(笑)っての、話だけ聞いてたみたいで、言われて「なるほど!」って感じだったみたいですね(^^)。冷静に考えたら、普通こーゆー事態って「フンイキ、変わっちゃいましたねぇ!」じゃ済まないワケですが(笑)、事前に聞いてりゃ別におかしくないか、みたいな(^^;;)。
 ただ、彼女としても、この変化ぶり、アタマで理解しててもイメージとしてはなかなか鮮烈だったことには違いないみたいで、「なんか、すっかり女らしくなっちゃって…」2度も言われちゃいました(^^;;)

 最後、彼女の方から、「いっしょに写真、撮りましょうよ!(^^)」とのオコトバを賜り、撮ったのが、これであります(^^;;)。もち、撮影は陰陽師さんです(^^)。



 がー、最近のいずみらしくもなく、ちょびっと緊張しちゃったりして(^^;;)


(9) まとめ。

 とりあえず、好意的に受け取っていただけたようなので、まずは一安心であります(^^)。
 あと、印象に残ったのは、最後の一連の受け答えに見られた、実にしっかりしたファンとのコミュニケーションの取り方。もはやすっかり親離れできたな、オトナになったんだなぁ、と。
 ある意味、自分のカムアウトなんかよりこっちの方がよっぽとうれしかったりもします(^^)。

 ここで読者のみなさんにカムアウトするならば、実はいずみ、今回のこの「いずみ meets 裕美」をもって、自らの「アイドルマニア」としての歴史に、完全に終止符を打つ予定だったのです。
 しかし、ステージで唄う裕美ちゃんを見て、なんか、それはそれでもったいないなぁ、とも思っちゃったりして(^^;;)。
 今後まだしばらくの間、終止符は保留かな。裕美ちゃん、また観に行きますねっ(^^)



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