#011 6/27 DDT@北沢タウンホール&大仁田主催興行@後楽園ホール


 昨年末の駒沢体育館興行でのスベリ^^;;を乗り越え、徐々にしかし着実に進んでいるDDT。最近は、あのアイドルマニアのネオ・レディースの篠社長率いるNeo DDTも人気爆発、「ShiNoくん、なんでそれが自団体で...」とゆーガチなツッコミはともかく(笑)、腐れマニア筋から観ても結構面白く、かつマトモなファン(^^;;)からしても楽しめる面白い内容になってきているんじゃないかと思います。
 そしてこの27日は昼過ぎからいつもの北沢タウンホールで自前の興行、夜は後楽園ホールで大仁田主催興行へのゲスト出演。いろんな意味で「試金石」となるんじゃないか、ってことで、楽しみに出かけてみました(^^)。

 その結果、昼の自前興行は、前回ほどではなかったにせよ^^;;かなり楽しめましたが、夜のゲスト出場はかなり問題を感じさせるものではありましたね...

 とゆーことで、DDTの今後をまじめに考えながらも、ざっくばらんにトピックスをまとめてみたいと思います。

 なお、写真や試合そのもののレポートは全くありません^^;;。
 やまもとこーじさんとこれねさんとこで近々ご覧いただけるかと思います(^^)。(やまもとこーじさんのところには既に画像つき詳細観戦記が報告されています。→こちら



DDT興行「第12話 DDTより愛を込めて」

 この興行タイトル、言うまでもなくこのエピソードから取られています。で、第2試合には「ウルトラセブンvsX(諸事情により公表することは控えさせていただきます)」が組まれてて、「あーこりゃ〜どー考えても(自粛)^^;;」との予想があったわけです。
 他にも、「第0試合」として組まれた、日本プロレス史上3回めの「男vs女シングルマッチ」、いつもながらのNeoDDTスキットなど、今回は気合いの入り方が違うなぁ、とゆー印象でした。
・佐野クン、反則勝ち^^;;

 日本3回めのシングルマッチ、土屋vs佐野は、現在の女子プロレスラー中トップグループに位置するツッチーと、現在の男子プロレスラー中最弱とも言われる^^;;佐野クンの対戦。まぁ、どこをどーとっても、マトモに行ったらツッチーの勝ちに決まってるわけですが(笑)、そこがどーゆー味付けになるのかが見どころ。
 これまでの、2人の遺恨、またツッチーとリングアナのキムタクの絡み(大仁田vs真鍋アナのパロディですね(^^))を、一見さんにもわかりやすく解説するビデオを上映、城内のボルテージが最高潮に達したとき、SPEEDの「ALL MY TRUE LOVE」で佐野クンが入場!手にはヒゲ剃りを持ってます(笑)(ちなみにツッチーは最近あごヒゲを伸ばしているらしいのだっ!(^^))。
 試合は2分27秒、遺恨を7/4川崎に引きずる(^^;;)ツッチーの反則負けで終わりましたが、あまりの予想どーり、佐野クンは一方的に押されまくり(笑)。ファンの期待どーりでナイスだぞ!(笑)>佐野クン(^^)
 試合後、キムタクが再度ツッチーに(そしてよしかにも)暴行されて今日のところはオシマイ。誰にも楽しめる内容で幕を閉じました(^^)。なかなかすばらしかったですね(^^)。

・ウルトラセブンvsX

 まず、ウルトラセブンが入場。ところがなんとこれが、太古の昔、全日本プロレスに出場していた「本物」だったのでマニアはみんなびっくり!(@_@)。いずみの「本物だよぉ〜〜〜っ!(^^)」の他にも、「海の香り!」「グッドシェイプ!」などの意味不明な(笑)声援(なのか?^^;;)が飛び交いました(^^)。
 で、続いて登場したのは案の定、○○○星人だったですね^^;;。
 全身白タイツ姿は本物と同じですが、さすがに生々しいとおもったのか、○○○○は頭部だけ。
 試合は、本物とはやや違う動きの○○○星人があっさり負けたものの、試合後控室にスタスタと戻っていったので、まだどこかで腕時計配ってるかも知れません...(激謎)

 いずみ的には、何よりもセブンが「本物」だっただけでもすっごくうれしかったのですが(^^;;)、ただこの○○○星人そのものは、いまいちだったかも知れません。
 とゆーのは、いずみが見た感じでは、そもそも今回の興行タイトルの意味を理解してた客が非常に少なかったんじゃないかと^^;;(まるで先日の赤ヘル戦士みたい(爆笑))。だから、○○○星人が出てきてもそんなには受けなかったし、逆に一部のファンは気持ち悪がってました。
 今回のこの企画、政治的にも社会的にも非常にハイリスクだったのは言うまでもありません。だからこそ、きちんとハイリターンを得られなければ=客にウケなければならなかったわけで、その点、ちょいやばだなぁ、と。
 後オフでは、「どーせなら、事情を理解していない客にも笑えるよーに、○○○○の代わりにひらひら花飾りとかを所々につけてればよかった」などの感想が出てました^^;;。確かにネタがネタだけに、リアリティを追究するか思いっ切りカリカチャライズするかのどちらかであるべきで、前者がスベる状況下では後者しかなかったのかなぁ、とは思いますねぇ...。完全な結果論ですが^^;;;

・ネオっ子クラブ(笑)

 今日のスキット、相変わらず菊ちゃんのアドリブが冴えてたのは言うまでもありませんでしたが(^^)、その他にもShiNoくんの本領発揮(笑)、とーとつに「ネオっ子クラブ」とかいうアイドルグループの旗揚げが宣言されました(笑)。そして、会員番号1番〜3番はすでに欠番が決まってるらしく(笑)、4番めとして、前回&今回、着ているTシャツを引き裂かれた(^^)「グッズガール」の木原れいちゃんがスカウトされたようです(笑)。
 このネオっ子クラブには、これからの興行で「試合前に唄ってもらう」そーです。なんか、ネオなんとかとか言う女子団体が同じことやってる気がすっごくするのですが(笑)、やぱ、そーゆーのは女子団体でやるのはセンスレス(断言)、DDTみたいなところでやるのはセンスありなのですよ、いずみ的には(^^)。
 よーやく、ShiNoくんのセンスが活きる場が見つかったのかも知れません。
 で、ネオっ子クラブって、オーディションとかやらないんですか?ファンから公募とかしないんですか?(いずみの狙いミエミエ(大爆笑))

・入江の試合はねぇ...

 第4試合、キングダム社長の入江と大作の試合は、いちばんつまらなかったですねぇ^^;;。
 だって、入江が中途半端な手加減するんだもん...
 入江、夜の興行でも特リンでコーフンしてたし、プロレスはプロレスで好きなんだと思うのですが、でもこの試合みたいな格闘技形式なら、さっさと決めちゃわないとまずいですよ。うーむ。

・○○ちゃん!復活っ!(^^)

 本日の“隠し玉”の1つは、第5試合の「Neoウィンガー」。一体中身は誰なのか!?あまりに興味深々だったのですが、なんと、あの○○ちゃんでした!(^^)
 いやー、前回のオフ会で「○○ちゃん復活してくれるとうれしいねぇ」なんて観戦仲間でダベってたことが、ほんとに実現しちゃうんだもん(^^)。すごすぎ(^^)。
 とか書きつつ、実はいずみは○○ちゃんは生観戦はしたことないんですが^^;;、でも、専門誌のグラビアから眼に焼き付いていた、あのパンタロン姿で颯爽と登場!しかもスタミナはともかく、コンディションはすっごくいいじゃないですか!(^^)。
 すばらしいなぁ(^^)。

 この試合では、他にも加藤や吉田のディープな観客いじりもあって、全体としてマニア筋は大満足でしたね(^^)。(ただ、一般論として言えば、客のヤジが試合を作るのはそれこそ国プロプロみたいな団体のあり方であって(笑)、DDTみたいな「上を狙ってく」団体ではあんまりよくないとは思うんですけどねぇ^^;;)、
 一般的にも、ファントムの寝返りや一連のマイクなんかは楽しめたと思います(^^)。

・メインはまだまだ!

 メインのライダー(おかえりなさい(^^))vs三上、三上くんががんばってるのはよくわかるし、試合自体も決してつまらなくはなかったんですけど、やぱ、この試合形式で、メインで、ライダーとやるのは厳しいのかも知れませんねぇ。やぱ、メインなんだから重厚感またはカラッとした壮快感のどちらかが余韻で残らないと...
 そーゆー点では、前回のメイン(高木vs船越)はもっとダメだったかも知れませんが^^;;;、ただあれはその後に乱入があって「to be continued.」になったので、余韻は残ったのですよ(^^;;)。国プロプロだって、最近みんなが笑顔で帰れるのは、メイン後の伊藤こーへいちゃんの「次回予告!」コーナーのおかげですし(^^)。
 その面でも今回は、三上くんのマイク(僕の目標はTAKAみちのく、試合するまでDDTでがんばります)が負の輪をかけてしまったのは事実。TAKAみちのくが目標なのはよくわかるのですが、メインの後でそれを言う(しかも「最終目標」として)のはちょい違うなぁ、と思うのですよ...
 以上、一部不満もありましたが(それらの面が、「前回よりも...」となった唯一の理由)、全体としてはまとまり具合はよかったですよ(^^)。
 次回7/13@板橋産文ホールが楽しみですね(^^)。もち、観に行きますですよ(^^)。



大仁田厚主催興行「FMW10周年・インディー復活宣言」

 大仁田と言えばFMWの創設者。だから今回「10周年」なわけですが、だかしかしもう1つのお題「インディー復活宣言」は、もちろん、既に現在のFMWとは潮流的に完全に切断されている大仁田が、初期FMWのいかがわしさ(^o^)をも含め仕切っていこう、みたいな野望も感じさせます。そして、それにDDTが乗っかってるのは、実に「理に叶った」戦略ではあると思うのですよ:-)。
 ただそれは、後楽園ホールという広いハコで、しかも大仁田の「前座」(大仁田は、自分が出る試合以外は全部「前座」として仕切ってきたわけですよね:-))としての役回りをキッチリこなし切れてはじめて“可能性が開ける”ものでもあります。そのあたりが今回の注目その1。そして、飛ちゃんが第0試合でどこまでがんばれるか(笑)、リングネームもそのものズバリ「ニセ大仁田」として登場する森谷さん、メインの天龍がどこまでカッコいいか、あたりを注目したい、とホールに向かったのですが....

 だがしかし!ホールに着いてみると、なんとカードは大幅変更。初期FMWを支えたあのリーガクスー、それからいずみも専門誌見てワクワクした(^^)ルーサーとハニバルも出場せず!あらら。で、高木さんの対戦相手はなんと「日本プロレス界最低の恥部・チキン野郎」折原ですよ!いずみは直ちに、「こりゃヤジを頑張らねば。」と決意。
 ただ、どー考えても超満員の後楽園ホール、ストリートファイトみたいに場内騒然な状態では、いくらがんばってもリングまでヤジが届かない可能性が強いです(u_u)。まぁ、それはそれとして「闘争したことに意義がある」ってことで^^;;、決意も固く、通路に座りました(立見だったのよん^^;;)。
・3ウェイダンス サバイバル飛田vsパンディータvsピンチヒッター・ジョー

 今日のパンディータは、なんか秋葉原の香りがします(爆笑)。それはともかく(笑)、ピンチヒッター・ジョーが最高!(笑)。明らかに急遽間に合わせで、テーピング用のテープで背中に「代打」って書いたりして(笑)。で、これといった技も出さずに敗退(笑)。そこに突然音楽が!すわ、マンホール人登場か?とか思ったら、試合終了まで何もなし(笑)。激勝した飛ちゃん、マイクを持って来たるファン感謝イベントの告知を。「ファン感謝デーの極限に挑戦する!」って、ゴローちゃんを抜くのは難しいぞ(笑)(リンク先の「14日」の部をご参照のこと^^)。

・シューター1号・青柳・上田vsサンボ浅子・ニセ大仁田・大仁田

 すばらしかった!(笑)。森谷さんは、試合ぶりもマイク(「ニセモノにはニセモノの維持があるんじゃ〜」と、字面ではかっこいいんですが(笑))のすべりぶりまでも(笑)、あくまでもいつもの森谷さんだったっ!(笑)。
 実はいずみの個人的見解として「日本が誇るプロレスラー3兄弟=ウルトラマンロビン・佐野くん・森谷さん」って命題があるんですが(^^;;)、やはり森谷さんはこーでなくっちゃ(^^)。
 もち、本物とタッグ組めた森谷さん本人もうれしかったでしょうし(^^)。
 でもね、ホントはみんな「息子のデビューを見守る母親の心境」(c)猫さん、だったんですよ!(^^;;;;;;;;)

・高木三四郎・エキサイティング吉田vsチキン折原・シューター2号

 なんかシューター2号が凄い人なんですけど^^;;;;;;
 で、高木さん、カード変更の怒りを試合にぶつけるのはよかったのですが、だがしかし、エニウェアタッグは、やはりリング“上”の使い方を工夫しないと非常に締まらない試合になってしまうんだなぁ、とも痛感させられました。吉田とチキンの絡みが、それなりに双方の見せ場を作りながら進められてるのに、それと関係なくひな壇でちょいムチャしかけちゃって(^^)んでとーとつに試合終了、みたいな流れになっちゃって...
 で、マイクがまたダメダメ。ホールの音響は、北沢とかとは全然違って、もっとゆっくりしゃべらないと聞き取れないわけです。ましてかなりの客は「高木って誰?」状態。ここほそーとー丁寧なパフォーマンスが必要だったはず。
 この試合を見て、「まだまだ、DDTには単独での後楽園はムリだなぁ」と正直思いましたねぇ...
 きっちり総括して、次につなげてほしいです(^^)。
 あと、この試合の間、場外で(自粛)というすばらしいシチュエーションがありました。いやー、折原、やっぱり「超」がつくチキンですね(嘲笑)。それに比して(自粛)のなんと立派なこと。もうパフォーマンスにする余裕があるのですから、これからも大丈夫でしょう(^^)。

・小野浩・矢口・中牧・天龍vs菊澤・浅子・奥村・大仁田

 当初どちらのチームにも「X」として発表されていた選手、天龍チームはなんと!あのIWAジャパンの小野浩!(^^)。いやー、小野クンって、現役当時から気になってたんですよ、ルックスが(^^;;;;)。今日はなんか、○○ちゃんと小野クンと、2人の復活が観れてすっごくかんどーです(^^)。
 対する大仁田チームのXは、なんとこの日3試合め(あれ??^^;;;)の菊ちゃん!いやー、まじでこれ、DAIBAッテキ!ですよ!!!
 そして菊ちゃん、まじで大ハッスル&大活躍!この中で一番の大流血で、さらに有刺鉄線をぐるぐるに巻かれたまま、大仁田のパワーボムを一度返した小野にアタック!これで大仁田がサンダーファイヤー決めて大仁田の勝ち!
 熱狂的観客がリングに殺到する中、大仁田はペットボトルの水を菊ちゃんにかけてあげて「菊澤のチビもがんばった!みんな応援してやってくれ!」とマイク!
 いやー、まじで感動しました。これまで観た菊ちゃんの試合の中で、最もよかったです!(^^)。こーゆーがんばりができる菊ちゃんは、やっぱり“何かが違う”んですよね(^^)。
 天龍も、マンカインド風に、白いシャツにネクタイ締めてでもぴったりのパンツ、みたいなぶかっこうが、また“らしく”ってよかったなぁ(^^)。負けたのでさっさと帰っちゃいましたけど、やっぱりこの中ではひときわホンモノオーラが出てましたよねぇ。なんて改めて書くのも恥ずかしいくらいですが^^;;

#天龍とは全然関係ないですが(爆笑)、はじめて見た「源子ちゃん」、井上晴美風でけっこうかわいいですねぇ(謎笑)

 しかしそれにしても、この日の大仁田はカリスマだった!ほんとにお客さんが興奮できる要素をうまくちりばめながらがんばったですよ!最後、東ひな壇で観てた同級生の名前をマイクで絶叫するパフォーマンスも全然OK、OK(^^)。
 やぱ、大仁田は認めなくっちゃいけませんよ。
 というわけで、夜の興行は、特にDDT的に「よくなかった」点もたくさんありましたが、でもそれはすべて「反省して次回につなげられる」もの。次回めざしてがんばってほしいです。
 そしてそれ以上に、菊ちゃんの試合ぶりや、大仁田のカリスマ性など、感心させられた面も多かったこの興行。
 全体としては、実に楽しめた興行でありました。
 こーゆーときは、後オフのビールがおいしいのよね(^^)

(99/06/29記)  



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