イベントレポート : 941125 REV

※この記事は、第21号に掲載されたものです。

94/11/25 REV

 場所 日清パワーステーション
 時間 19:10〜20:30 (がー短い)
 動員 超満員札止め・でもその95%は女性(笑)
 曲目 1A「甘い Kiss Kiss」〜4A「BREAK DOWN」をはじめとする全16曲
 イベント満足度 有意義な結論がたくさん得られたので95%(笑)

はじめに

 この日、都合3本のイベントを観たのだが、
  ・草地章江:  声優
  ・神田うの:  モデル
  ・miyuki:    ガールポップ
  ・REV:       アイドル
ということで、どー考えてもアイドルはREVだけしか観ていないことがわかった(笑)。従って本誌でレポートする意味が十分あると判断、書く(爆笑)。

初級編

 REVと書いて、「レフ」と読む。「れぶ」ではない(笑)。
 93年、深夜にくり返し流されていた「甘い Kiss Kiss」でデビュー、その後計2枚のアルバムと4枚のシングルをリリースしている。メンバーは、とりあえず vo. が出口雅之、他は…わからない(笑)。ジャケット写真にも出口以外は写っていないが、その出口、かなりカッコいいルックスのようだ。そして情熱的なヴォイス。これらが、女性ファンを捉えて離さないのだろう。
 今回は初ライブ、既に大阪・名古屋とこなしており、ここ東京が 3回目にしてラストである。ビーイングのアーティストはほとんどライブをやらないため、今回は滅多にないチャンス、チケットは当然ソールドアウトだ。
 ライブは、思ったより淡々と進んで行った。出口の体調はよくなさそうではあったが精をふりしぼるように唄ってくれた。群がる女性ファン1人の手にkissをプレゼント、こうやって、一瞬でもファンと出口との間で共有されたひとときが、お互いを前向きにさせてくれるのだろう。
  曲がアルバム2枚分のため、80分で終了。初ライブということを考えれば、まずまずの盛り上がりだったといえよう。 (よんよん)

中級編

 またぞろビーイングから新たなデッチあげユニットがデビューする、と聞き、「もう勘弁してくれよ」と思ったのも束の間、その新ユニットREVのヴォーカル、あのGRASS VALLEYの出口雅之だという! GRASS VALLEY解散後、よもやこういう形で再登場するとは…、と驚いた。あのからみつくようなヴォーカルはそのままだが、曲はビーイング流に再構築されている。1stアルバム中の「I just fall in love」などにはかなり面影が残っているけれど…(もしや、GRASS VALLEY 時代のデッドストック?)。
 無論、REVが「ユニットだ」となっていても、実体は出口しかいない。今回のライブツアーでは、それに dr. + g. + key. * 2 がつくという構成。
 内容はひどかった。目もあてられない、といったところか。とにかく出口の体調が悪すぎた。高いキーの曲はCDよりも2フラットほど下げられているにもかかわらず、高音のノビは悪い。「灼熱」では、出だしのキーすらとれない。サポートメンバも、dr. 以外ははっきり言って並のレベル。ステージアクションも、全くキレもなく、お世辞にもカッコいいとは言い難い。体調のせいかも知れないが、プロがステージをやる以上そんなことは言い訳にならない筈である。
 途中、銀色に塗った拡声器で叫ぶ出口。…そう、GRASS VALLEYの名曲星のジョーカー」と全く同じシチュエーション。乗り切れない今回の彼の姿、過去にすがる彼の姿が、まさにビーイング内での彼の苦悩を体現しているものに思えてならなかった… (よねざわ)

外道編

 ↑このバカは何を言ってるんでしょうか?(笑)。所詮商業音楽、売れれば勝ちなのだ(爆笑)。現にこうして女性ファンが多数詰め掛けていて、みんな喜んでいるでわないか!(笑)。
 しかし、こんなに女性ファンだけだとは思わなかった(^^;;)。会場前、男の集団ってうちら以外にいなかったぞ(爆笑)。今回、徹夜してB1のチケットとったのだが(もちろんB1にした目的は、客のチェックのためだもんね〜)、B1でよかったよホント。B2じゃ、あの女性ファンの毒気に当てられてマトモに楽しめないからね〜(笑)。
 そうそう、B1には、ビーイング契約第1号アーティストの 織田哲郎せんせーがいた。デカい(笑)。あと、野村のよっちゃんが、フィアンセの野坂なつみ連れてきてた。野坂なつみは井上麻美にかなり似ていたかも知れない(笑)。
 とりあえず出口せんせー、かなりフラフラしている。B1からよーく見ると、体が震えてる。目がすわってる。…がが、こりゃもしかして、ラリってるのか!?(大爆)
 ステージアクションも、あまりにカッコ悪すぎ。意味不明かつ中途半端な腰クネ、両手のひらを裏返して、指でメガネをつくって、そのまま腰を前に突き出すというあまりに不可解なポーズ!!極めつけは、アンコール後の唯一のMC「きみたちの応援が、ぼくを前向きにさせてくれる…」…なんやそれ!?(笑)でも、これらはみな、単にラリっててワケワカでやってるだけかも知れないぞ!!!(爆笑) そこまでして精一杯唄う出口せんせーは、やっぱりカッコイイと結論づけざるを得ない、というのが今夜の結論その1!
 そして↑のバカも書いてるが、出口せんせー、キーを下げまくって唄ってた。ちょっと音域が低くてREVの唄はカラオケで唄いづらい、とお嘆きの貴兄、安心してキーを下げよ、それがオリジナル歌唱なのだ!!(笑)、これが今夜の結論その2!!
 最後に終演後、我々は会場の出口(笑)で、女性客同士のかなりナイスな会話を耳にした。いわく、
「なんで今日観にきたの?」
「いやぁ〜、やっぱりビーイングマニアだからさぁ、一応観とかなきゃと思って。」
…その瞬間、我々の目からうろこがぼろぼろとこぼれおちたのは言うまでもない(笑)。よし、この調子で我々は 2/19 FEEL SO BADのライブに行くぞ!!やっぱりビーイングマニアだからさぁ、一応観とかなきゃと思って。これが今夜の結論その3!!!
 ほらほら、こんなに収穫があったんだよ、このライブ。かなりいい感じなんだわ(笑) (よねよね)


近況報告

 今改めて考えても収穫の多かったライブ(笑)。その中でも、「キーを下げてカラオケを唄う」という行為に、オリジナル歌唱者からの御墨付きが出た、というのは、暑く語尾をこねくりまくるREVカラオケふぁ〜んの我々(ってだれとだれ?)にとって大きな福音であったのだ(笑)。
 現在はビーイングを離れ、ソロで活動中の出口先生。ライブでは3たび、銀色の拡声器が登場するのだろうか!?!?!?(爆笑)



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