アイドル・イベント・レポート : 高原愛美

※この記事は、第21号に掲載されたものです。

94/11/01 高原愛美 千葉大学学園祭

 時間 17:10~18:00
 動員 300名
 曲目 「銀座カンカン娘」「渚の噂」「風に乗って」
 イベント満足度 75%

 高原愛美と言えば、一般の人は「セルボのCM」で通じ、アイドルファンは「うるとら7:00」レギュラーだと言い、マニアは第3回NHK新人歌謡コンテスト出場だと解説し、外道は小さい頃平尾で演歌唄ってたと過去を懐かしがり、一般道はお姉ちゃん中途半端なイケイケじゃよくないよと言うらしい(一部意味不明)。本名稲森明美、平尾鹿児島校出身。演歌でブイブイ鳴らし、ナベプロにスカウトされる。その後某レコード会社からポップスでデビューが決まりかける(このころNHKに出たのだ)も、本人の「やっぱり演歌が…」という意向のためか、ボツ。最近では、ナベプロ・ビーイング共同プロデュース(笑)のKIX・Sがそこそこ売れたごほ~び(^^;)として<AP>からデビューか?というウワサもあったのだが、それも立ち消えらしい…。一体ど~なってるんだ!?との疑問が沸いていた今日このごろ、「学園祭が2本ある」との情報を入手、芸名が決まった後の初ステージということもあり、最近の芸風の確認も兼ねて出かけてみた。
 会場は屋外で風も強く、かなり寒い。平日のこの時間ということもあり、客はほとんどが学内生、いわゆる「学園祭ノリ」となることが容易に予想された。果たして高原、そういう中でしっかりと唄えるだろうか??
 10分程度の押しでスタート。学園祭時間としては許容範囲だろう(爆笑)。早速唄だが…何なんだこの「銀座カンカン娘」という選曲は(^^;;)。若人たち、どうノればいいのかわからず、結構寒い雰囲気の会場…(^^;;;)。ただ、ルックス的には(学生対象としては)問題がないし、唄は相当緊張していたものの世間がイメージする「アイドル歌手」のイメージより数百万倍マトモなので、とりあえずステージをじーっと見守っている、というカンジだったのだろう。果たして歌が終わるや、結構好意的な拍手。ちょっとだけホッとする高原(^^)。

 その後、高原の紹介。とーぜん、お約束でセルボのCMの再現。司会の千葉大生(園芸学部1年とか言ってたな)が織田裕司役をやることになったのだが、折角高原がタメもそのままに「お兄ちゃん、この車、ちょうだい(^^;)」と熱演したのに「い、い、いいっすよ…」…なんだこいつは!?(苦笑)
 続いての連想ゲームでもこの司会は大活躍。ジンバブエを知らないのはまだいいよ。愛美ちゃんも知らなかったし(^^;)。でも「北京」を「ほっきょう」とは読まんだろう普通は!!(爆笑)。これで司会ぶりが面白いのならまだ許せるが、各解答者の得点集計を何度も間違えるわ、高原の話にトンチンカンな対応をするわ、進行の段取りをまちがえるわ、もう散々だった。私の知る限り、こいつはこれまでの学園祭イベント司会中、最低最悪のバカである。こんなやつの養育費(と言わせてもらおう)に我々の税金が使われていると考えると実に腹が立つぞ…(30%マジ)。
 結局ゲームはよくわからんうちに終了。高原本人もそーとーあきれかえっていたが、逆にリラックスも出きたようで、唄の調子は上がってきた。
 この後は、会場向けのクイズ。「たかはらまなみ」それぞれの文字で始まるクイズを客が選び、解答するというもの。「み」は「ミュージック」、「私が好きな音楽のジャンルは何でしょう?」…あまりに簡単すぎる(爆笑)。って、別に「外道ノリ」でそう言っているワケじゃなく(笑)、普通に考えても難しくはない。そんな問題をわざわざ出すくらいなんだから。で、指名された学生、「演歌…ですか?」…大正解です(大爆笑)。ただその人、シャレでカマしてみたつもりだったようで、「失礼ですが、おいくつですか?」と高原に質問!!確かに老けて見えるのは事実(^^;)なので本人のきっぱりした「18歳です」という答えに起こるどよめき(^^;;)。
 最後にもう1曲唄っておしまい。実はこの後にさらに唄があるハズだったようだが、あまりに仕切りの悪さに激怒したマネジャが、定刻で打ち切ることを宣言したためだったようである(笑)。

 さて、結局3曲唄った高原、歌唱力はいいんだが、芸風が全くもって平尾だ!!としかいいようがない…。歌謡曲を唄って客受けしてナンボ、という唄なのだ。これだと、ホントに演歌以外の道はないような気もしないではないぞ(^_^;)。ただ、それだとナベプロとしては面白くなかろう。老けてはいるものの(^^;)演歌臭ゼロなルックス、和服だと拝めなくなってしまう(爆笑)長めの脚、等々を考えると、他の道でも活かせないだろうか?とは誰でも考えるだろうから。
 「今後の予定は?」との質問に「…ないんです(笑)」と答えていたかわいそうな愛美ちゃん、このままいつのまにかFade Outということだけは避けてもらいたいものだ… (編集長)

 #「うるとら7:00」には今でも出てます、念のため(^^;)



近況報告

 がーん、なんか最近、彼女はナベプロを辞めたらしい(泣)。夏の平尾の発表会では千葉大でも唄った「銀座カンカン娘」と、「夜桜お七」をトリで唄っていた模様。うーむこれだけの人材が、埋もれてってしまうのね…悲しき哉ゲーノー界…(涙) (95年現在)

 …と、思ってたら…!!!!
 やはり、実力派は、きちんとデビューできるものなんですねっ!(^^)




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