アイドル・イベント・レポート : 永井信子・田中ひろみ他

※この記事は、第21号に掲載されたものです。

94/09/24 永井信子・小野由美・鈴木智美・田中ひろみ
     六本木 EX GEOID エトランデあいどるライブ

 時間 18:00~21:00
 曲目 本文中参照
 イベント満足度 80%

 永井信子と言えば最近「すッぴん」グラビアなどお馴染み、なんといってもGI出走馬(第3回国民美少女コンテスト出場)、おまけに昨年は東急ストアのチラシに登場して一部マニアがく~く~言っていたということで、相模湖の4℃ Style、フォーバレーのJudy's 2daysなどとのバッティングにもかかわらず、こちらに来てしまった。仕切りは相変わらずな上、大部分の出場者があまりにほげほげなのはいつものことなのだが、今回はそれ故に一層永井のかわいさが引き立つというすばらしい結果を生んだのだった(笑)。
 前回は Judy's が出演したこのライブ、横浜で行われ、司千恵子までがゲスト出演した(笑)「えとせとらアイランド」が都心に進出したものだ(笑)。当然メインは田中裕美だが、今回はなんといっても既デビューな7年選手の小野由美がいるためにトリではない(笑)。当然出場順はその他大勢→永井→田中→小野となることが予想され、事実その通りであった。なお「その他大勢」として、M.C.ハイジ・バンビネータ・N.G.・鈴木智美が出ていたようだ。M.C.ハイジは最近「オールナイトフジ」のラップのオーディションで活躍していたらしいが、永井目当てのカメコがほとんどだったため全く受けず。バンビネータは、昔宮田愛のイベントで司会をしていたねーちゃんを含む3人組だが、いつもの威勢もノリの悪いカメコの前では空回り。N.G.は平尾芸風(笑)な 2人組で、ICE BOXの「冷たいキス」など唄はよかったが、メンバのうち1人がかなりルックスに難アリのため論外か(^^;)。で、ここまでで1時間。あまりにフラストレーションが溜まったこの状態では、ルックスが並程度の「幻の原探」鈴木智美が登場しただけで「うぉ~」という声が挙がってしまうのである(爆笑)。

 幻の原探メンバ 鈴木智美

 参考までにこのコ、一時原宿探険隊に属していたのだがすぐに辞めてしまい、その直後に入った小口奈々(現小口未記)が何故か同じ会員番号となったため、歴史から抹消されてしまったのである(単に原探事務局が番号をつけ間違えただけという説もある(笑))。最近はあの滝島あずさ(電波子)・岡田有紀(Cotton)・パフ!を生んだ(笑)工学院大学の「おいでよ!僕らの妹コンテスト」にも出場したらしいゾ。ライブでは葉月里緒菜の曲を唄ったり、マニア℃も低くないかも知れない。ただ名前が同じ山本智美と声が似ているのはマイナスポイントかも知れない(笑)。
 で、開始から1時間半、やっとやっと、永井信子の登場だ!!途端に鳴り響くシャッタ音、まばゆく光るフラッシュライト!!さらに唄い出したのが「ナヴィのはじめて物語」とくれば、あらゆる観客は沸騰せざるを得ないのである。私も不覚にも興奮しまくり「GIは違うんだわ~」と泣きそうなカオでわめきちらしていたらしい(^^;)。
 結局、唄ったのは、

  「ナヴィのはじめて物語」細川直美
  「桜桃記(ひとひら)」小川範子
  「そのとき」小川範子
  「いちばん輝いてね」藤谷美紀
という、自らがファンの小川範子とあとはオスカーという、あまりにすばらしすぎる選曲。元々彼女、「すッぴん」などで「好きなのは細川直美さんと小川範子さんです」などと言っている程、女性アイドルは好きなのかも知れない。歌唱もかなりアイドルとしてはよかった(唄まねだったという説もあるが、アイドル好きならそうなるのもやむを得まい(^^))。あと5年時代が古ければ、そこそこ行けたのは間違いない、実に惜しい話ではある…(泣)。

 国民的 vs ちびっこ荒らし(^^;;)

 ここで場内に熱気が出たところで、田中ひろみ。永井への対抗上だか、普段の常連客が意識してに盛り上げたため、なかなかノリのあるステージにはなった。ただ、1曲目が「夢冒険」だったことに腹を立てていた客が約1名いたらしい(爆笑)。浴衣姿はあまり似合わないかも知れない(^^;)が、これは髪をアップにしたからかな?顔が大きいのがバレてしまうぞ(^^;;;)。なお、「元気! 元気! 元気!」では、外道はお約束で「J-Kiss!」と叫んでいた(笑)。

 トリは小野由美。87年に「ハートブレイク症候群」でデビュー、以来ずーっとこのお仕事を続け、脱いで、でもまだ歌手でありつづけるというのは、まるで鳥山さおりのようでもある(^^)。そのせいか、芸風も鳥山似だったりするぞ(笑)。今回は、永井信子と同じ事務所ということでセットで出場と相成ったらしい(爆)。お約束でデビュー曲も唄ってくれた他、「大好きだ」とかいうことで山口百恵の「秋桜」、中森明菜の「難破船」などを唄った。デビュー曲の紹介のMCで、ひどい客がお約束でざわついた(爆笑)ら「なんだか急にざわついてますね…」と苦笑していた(^^;)。彼女も、今後永井人気のためにライブの機会も増え、オールドファンには堪えられないだろう(笑)。
 相変わらずの進行とは言え、後半はかなりよかった今回のエトランデ。主催者の質はP.S.M.級という説もある(爆笑)が、こういうゲストを呼べるだけ数百倍マシであろう(笑)。今後もこのクラスのゲストを呼べるのなら期待しておきたいぞ(笑)。 (編集長)



近況報告

 永井信子が衝撃の初ステージを踏んでからはや1年。まず、永井は小野由美の事務所を脱退。その理由は、表向きは「事務所がエッチな雑誌の水着の仕事しか持ってきてくれないから」ということになっているが、実は宗教絡みのトラブルもあったようだ(大苦笑)。まぁそれは置いたとしても(笑)、いまどき、「目標はスーパーアイドルです」って言ったって、唄のおしごとなんかあるワケないんだが…(爆笑)。95年2月には、某コスチューム撮影会に堂々と私服で現れてヒンシュクを買う、という事件もあった。最近は、TBS赤坂のメディアプラザDJブースにたまに出演しているようだ。
 他の出演者の消息としては、鈴木智美は有瀬ともみと改名、おじょう組などを務めている模様。ウワサでは、某IDEという人が「ファンえらいひと」らしいので、メールで問い合わせてください(笑)。また田中ひろみは、事務所との契約が切れ、自宅待機中とのウワサ。誰か拾ってあげてください(^^;;)。小野由美は、まだまだ「アイドル」を続けているようです…(笑)




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脚注


全く受けず

あまりにショックだったのか彼女、永井のほげほげを撮るため(爆笑)に最前にいた(P)いぱねま 先生に「ひどい」とか言っていたそうな(笑)。


宮田愛のイベントで司会をやっていた

92年暮の銀座山野楽器でのイベント。彼女、93年暮れの「キミ夢」の司会で初お目見えしたのだが、その時すぐに「こりゃ宮田愛で司会やってたんじゃないか?」と思った私、myu-氏に尋ねてもらったところ思いっきりイヤな顔をされたそうな(^^;)。触れられたくない過去だったのでしょうか??(^^;;)


「夢冒険」に腹を立てた客

恐らく、永井が出場した国民的で同じ曲を唄ったコの熱心な追っかけを今でも続けている(ほとんど「日本で唯一」状態(笑))、×ば×えさんだと思われます(爆笑)。

※参考資料:

 第3回国民的美少女コンテスト

 89/08/08 ラフォーレ赤坂ミュージアム
 No. 氏名(年齢)  歌唱曲(空欄の人はwalkingのみ) 賞  CDデビュー
 1 鴫原美香(12)
 2 小沢深雪(14)
 3 井関由紀子(13) C-Girl
 4 前田優子(13)
 5 三上真衣香(13) Believe Again
 6 本山美香子(14)
▲7 永井信子(13)
 8 松浦亜紀(13)  メロディ
 9 安田愛子(14)
 10 古川直美(12)  センチメンタルカンガルー  特別
 11 関根麻衣子(15)                    黒BUTA1期生
                             →中園麻衣子
 12 鍵谷ゆかり(13)
 13 星野朋美(13)  恋のロックンロールサーカス 演技  ◎Baby's
 14 強矢貴子(16)
 15 後藤澄江(15)
 16 坂上信子(13)
 17 小原光代(12)  17才            GP  ◎Baby's
 18 池田奈津美(13) 抱いてくれたらいいのに
 19 草野陽子(17)
 20 竹内香織(12)  夢をあきらめないで     モデル
▲21 谷内智美(15)  夢冒険               ◎Cotton
 22 早坂真紀(16)
 23 安藤美和(17)
 24 豊田樹里(14)  恋一夜           歌唱  ◎BABY's→松田樹利亜
 25 村木順子(15)                    ◎Cha-DUNK→賀川煬子



「J-Kiss!」と叫んでいた

「某クランブル某ッグ」とかいうミニコミの編集長が、サビの連呼を「J-Kiss!」と聴き違い、唄っていたClipをJ-Kissだと誤解していた事件に基づいている(笑)。本誌第20号参照。



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