アイドル・イベント・レポート : 司千恵子

※この記事は、第18号に掲載されたものです。

93/07/09 司千恵子 湘南ひらつか七夕まつり ゆかりと千恵子のジョイントコンサート

 時間 17:00~17:40
 動員 数百名(千恵子ちゅぁん目当ては約5名(笑))

 92年暮れ、デビュー当時だ!

 平塚は遠い。なんでこんな遠いところまで見に行ったのかというと、この日のカフェシティヨコハマの生放送観覧の後、編集長に千恵子ちゃんの写真(6/24NHK昼の散歩道で撮ったもの)を見せてもらったら、かわいく取れてなかったので、実物はもっとかわいいはずなのにと思って再確認しに行くことを決意したのだ(そういえば6/24のNHKもアイドル四季報の写真が良くないので確認しする ために行ったのであった)。
 15:30に現場に着いたら、すでに"日本で唯一の(以下略)"と呼ばれているmyu-氏がいた。ステージの袖には千恵子ちゃんとマネージャーもいた。myu-氏によると、たった今彼女らも到着したとのこと。日本で唯一の人に敬意を表してmyu-氏がどういう行動を取るのか静かに眺めていたが(笑)、そんな変な行動は起こさなかった。まずマネージャー氏とあいさつしたあと、千恵子ちゃんとあいさつをしていた。
 ステージが始まるまで何もすることがないので、myu-氏に千恵子ちゃんの写真を見せていただいたが、とてもとかわいく撮れていたので、編集長には愛がないのだろうか?と思ってしまった。どうして“日本で唯一の(以下略)”と呼ばれたかとか、実は全然唯一ではないとの説明を受けつつ、外道写真集(謎)も見せていただいて時間をつぶす。
 16:40になっても千恵子ちゃんは控室から一歩も外に出てこず、客も集まらないので、どうなっているのだろう?田舎はのどかでいいなぁなどと思っているうちにステージが始まり、通りすがりの客がどんどん押し寄せてきてなかなか盛況な感じ。私はビデオセット一式を装備していたmyu-氏の横、ステージから10メートルくらい離れた真ん中あたり、いわゆるルイードポジション(意味不明)で見ることにした。
 1曲目「涙という名の港町」。私は千恵子ちゃんを見るのはこれで3回目であるが、こんなに声に延びと張りがある歌唱は初めて聞いた。実にすばらしい。ここらへんで「すばらしい」という言葉を用いると、本来の意味とは少し掛け離れた意味で使われることがしばしばあるが、今回の「すばらしい」は文字どおり「すばらし」かった。
 2曲目C/W曲。こちらは歌う回数がA面より少ないせいか、もう一つ歌詞に感情を込めきれてない点も見受けられたが、今後に期待しよう。
 3曲目「蛍」。難しい曲だと思う。
 4曲目「千恵っ子よされ」。長崎歌謡祭は見てないから何ともいえないが、たぶんそのときより格段にうまくなっているのではないだろうか。歌い込んでいるだけあって、かなり自信ありげに歌っていたが、この曲だけ顔が“瀬能あづさ状態”になってしまうのはどういうわけなんだろう?この点だけは誠にいただけない。
 歌い終え、もう一人の地元出身の演歌歌手が歌ってる最中、私とmyu-氏の二人は「アイドル四季報」を持っていき本人に突っ込みを始める(と言っても私は遠巻きに見ているだけだが)。古屋須美子さんの記事に反応。「覚えています。プリプリの曲を歌った人ですよね。お話ししました」と千恵子ちゃん。本人のインタビュー記事のところにサインしてもらおうと私はそこを開こうとしたのだが、本人は手で押さえてどうしても開きたがらない。よほど写真うつりが良くないのを気にしているのだろうか。そんなひとつひとつの行動がまるで女子高生みたいで、ドキッとしてしまう。考えてみれば現実の女子高生なのだが、今の女子高生ってあんなに純なんだろうか?とにかく10年以上昔に戻ったような気分(笑)。
 最後にあいさつし、その後CDの即売&握手会。私はCDを持ってないので、買うことにした。アイドル四季報にサインをしてもらうことを約束してもらい、営業後に約束を果たしてもらった。編集長が何を言おうがやっぱり四季報は最高のサイン帳である(笑)。
 用事は済んだので出待ちせずに帰るつもりだったのだが、うだうだしているうちに待つことになった(私はあくまでも追っかけの追っかけをしているだけだ(笑))。出てきてからがすごい。ファン6名(うち唯一状態な人は3名)で一緒に駐車場までぞろぞろと歩いていく様は結構みっともないような気がしないでもないのだが、どこかのどかな風景で微笑ましかった。いつかこれが大変なことになるのだろうな……などと思いつつ、千恵子ちゃん一行は平塚の街を去っていったのであった。
 結論。千恵子ちゃんはかわいい。これからは「司千恵子」と呼び捨てにするのはやめて、千恵子ちゃんと呼ぼうと心に決めた(笑)。写真を撮る人は千恵子ちゃんをかわいく撮って下さい。
 後で気づいたのだが、生まれて初めて買った演歌のレコードが千恵子ちゃんのCDであったことに運命的な出会いを感じる今日このごろ…。長崎歌謡祭に出ていたというのはあくまでもきっかけに過ぎないというのに、どうして重要な子は長崎歌謡祭に出ているのだろう。実に不思議だ。 (レッツ長)


近況報告

 初めて長崎歌謡祭のTV番組を観たのがこの91年分、私の琴線に触れたのは、なんといっても吉村智恵子と津野佳奈子だった(古屋須美子ちゃんゴメン(^^;))。この2人、決勝で続けて登場するのだが、パンチ(古語)の効いた「千恵っ子よされ」→芸風ブリブリ濃すぎの「バレンタイン・キッス」という流れはあまりにあんまりだった(笑)。津野はその後「ゴールドラッシュ」に出て、客席の笑いを誘いつつ消えて行った(笑)のだが、智恵子ちゃんは「プロ:司千恵子」としてデビューしたのである。
 レポート中レッツ長氏が「まるで(純な)女子高生」と表現しているが、94年1月に図らずも私、編集長がこの“pure”さを体験させられることとなった(苦笑)。堀越高校の入学パンフを入手した私、芸能コースの紹介ページに千恵子ちゃん、あまつさえ廣畑亜都美ちゅわんまで写っているのに興奮した私は、思わずこのパンフを演歌外道みきみき先生に渡し、「千恵子ちゃんに確認をとるように」と命じたのだ。そしてその通りに突っ込んだみきみき先生に対し千恵子ちゃん、「それ欲しいです」とのオコトバ(くぅ~)。というわけで、余分なパンフを確保してイベントに出かけ、握手会で渡しさらに、その時点でまだ誰だかわからなかった、他に写っているコを「これは誰ですかねぇ?」と尋ねたのだが、それに対する千恵子ちゃんの返事たるや…(大爆笑)

「もしかして、おたくですか?」

 …。はっきり言って、こんなにうれしかった瞬間もないが、でも普通、来てくれたファンに対してそんなこと言うかね?(大爆笑)まぁ何というか、飾らないこころに心打たれたというワケだ(^_^;)。
 そんなかわいい千恵子ちゃんだったが、しかし…現在は消息知れず…
 芸能界は、厳しいところです… (編集長)




次のレポート:電波子へ進む

前のレポート:スターダストレッスンステージ(2)へ戻る



もくじへ戻る