現況報告

※1995年9月時点での現況:

 この文を世に問うてから、状況はかなり変化している。
 まず、昨秋に一大事件が起こった。「秋山久美、復帰」である。明治大学の学園祭企画として行われた「歌姫伝説7」に、突然彼女の出演が発表された。その時のMCによれば、やはりというか、「とにかく唄いたい」という意志が働いたようだ。実は彼女、これまで2回ほど事務所が決まりかけ、その度にP.S.M.サイドの問題でボツになってしまっているらしく、これ以上まっとうな?道を探ってモメたり苦労したりするより、歌姫でありつづけ「現状維持でもいいから歌を唄える」道を選んだのだろう。
 結局、そういう願望のコたちがたくさんいる限り、この「歌姫」という企画は成立しつづけてしまうのだろう。もちろん本文中でも述べたとおり、女のコたちに「歌姫はただ唄えるだけ、その後へのステップにはなり得ない」という自覚があるのであれば、それを咎めることは誰にもできないはずだ。だから筆者は、それを歌姫たに知らしめるため、そして業界関係者にも知らしめるため、パソコン通信などでの言論活動は続けていきたい。
 ちなみにこの拙文、業界でもそれなりに好意的に受け取られたようだが、一番印象的だったのは、某レコード会社の方が、「P.S.M.対○△○△」という図式を親衛隊の抗争のようなものとして捉えていたことだ(笑)。つまり大手業界筋からは、「歌姫」は単なる素人集団、学園祭実行委員会みたいなものとしか見てもらえていないのである。まぁアタリマエといえばアタリマエだが(爆笑)。

 なお大傑作なのは、この記事に対するP.S.M.サイドの対応である。

「山田純世はもう2度と出ないみたいね」
→ゲストで瞬間的に出演させる
「池野氏の過去の悪行は、そのままP.S.M.の悪評に」
→昔池野氏がいた事務所に所属していた小川範子を出演させる
「池野氏は、もめごとがあっても全部早川氏にまかせて自分は逃げる」
→明治の制服向上委員会で、入場しようとした愚連(==中森外道)を池野氏が阻止する
 つまり、こちらの指摘の裏をかく方向で一生懸命動いているということだ。さすがにうまいとは思うが、でもこんな駄文にそんなに過剰反応しなくてもいいのにねぇ(笑)。
 最近の歌姫は、少ない客を相手に、事情をよく知らないマイナータレントの事務所を騙しつつ、あるいは希有の詐欺師(爆笑)Nおやじ(→原宿探険隊)(笑)とも提携しつつ、員数あわせ的なブッキングを細々と続けながら、継続されているようである。
 そして久保田えみ。95年春、オウムに強制捜査が入ってまもなく、「歌姫を卒業します」という突然の宣言が出た。歌姫バカなばかどもは「すわ一大事」とばかり茫然としていたようだが、これがまた、実に見事な偽装脱会だったのである!!(大爆笑)。

※1997年8月時点での現況:

 さて、最近の状況、正確には把握していないのですが、既にP.S.M.は多額の負債を抱えて消滅、「歌姫伝説」というプロジェクトは終焉しています。
 しかし、最大の張本人である池野氏は相変わらず、クラブなどを借りて、歌姫的なイベントを少しずつ打ち続けています。対する早川氏は、負債の大部分を背負い、業界からは足を洗い、バイク急便で働きながら借金返済に追われているとのこと…。

 ここまでの文章でお分かりいただけるかと思いますが、「歌姫」の様々な問題点の責任はもちろん、池野・早川両氏にあるわけですが、人間性から言えば、池野氏の方がよりひどい、言い換えればクズ未満、いや、そんな言い方をしてはゴミ屑に失礼ですか:-P、なワケです。しかしその池野氏はまだ業界に残り、まだまともな早川氏がワリを食う…。やはり、C級芸能界って、そーゆーとこなんでしょうね…(u_u)。


(この記事 了)




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