朝日新聞関西版 99年4月25日付朝刊「きしゃきしゃ走れ」


 朝日新聞関西版に、いずみについて書かれている、あまりにナイスな記事が掲載されました(笑)。


全体
★★性転換支えた おたく達★★

 泉美さん(三三)=写真=に初めて会ったのは五年前、「売れないアイドル」ばかりを追う妙なマニアを取材していたときだった。マニアの中心にいた彼女はそのときまだ男性だった。
 今年三月東京で会った泉美さんは、ホルモン投与で外見はすっかり女性の体になっていた。
 学生のときは自分を「女装好きの同性愛者」と思っていたという。三年前、自分の性に違和感を抱く性同一性障害のことを知り、自分はこれだったんだとホルモン投与を始めた。反対していた両親も、やがて「好きな男性ができたら必ず紹介するように」と言って認めてくれた。
 しかしなぜ女性アイドルが好きだったのだろう。「今から考えると、自分がアイドルになりたかったんだと思います」。売れないアイドルばかりを追っていた理由も「自分と距離が近い存在にひかれていたんですね」。細かい情報にこだわる「おたく」たちと、売れないアイドルを追うという点で、期せずして一致していた。
 性同一性障害の人々への周囲の視線は一般に冷たい。しかし泉美さんには、アイドルを追う仲間が支えになった。「私が女になっても対応は全然変わらないんです。おたくが興味を持つのは情報。男か女かは気にならないのかも」とみる。おたくもたまには人の役に立つ。
 男性名の戸籍名から「泉美」への改名を裁判所に申し立て、今月認められた。読みは好きな人気女性歌手からとり、漢字は母親が考えてくれた。これからは名実ともに女性として生きてゆく。



 いやー、これまじで拍手喝采ですよ!(笑)
 なんてったって、タイトルがいいじゃないですか(^^)。あまりにシゲキテキで(^^)。
 「読みは好きな人気女性歌手からとり」って書いてあって、画像が思いっきりこんなのってゆーのもトンチ効きまくりですばらしいです(^^)。

 ただ、これ、内輪的には「おたくもたまには人の役に立つ」フレーズには記者さん自らの魂の叫びが込められてるんじゃないか?みたいなのもあるんですけどね…^^;;;(参考資料:「アイドルバビロン」)


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