桜っ子クラブさくら組(さくらっこくらぶさくらぐみ)

<TO>
井上晴美(740923)胡桃沢ひろ子(740104)中谷美紀(760112)東恵子(741130)
加藤紀子(730130)小林美香(750210)持田真樹(750111)柳香織(730319)
三井美佳(740314)北川裕子(740701)大山アンザ(760504)森野文子(770207)
山内麻椰(761221)・菅野美穂(770822)・鈴木奈々(750721)春原由紀(750813)

「なにがなんでも」TODT-2917 921125

 テレビ朝日の、SMAPが司会をしていたバラエティ番組「桜っ子クラブ」のマスコットガールが、さくら組です。何度もメンバーチェンジをしているのですが、その顔ぶれは、かなり豪華!既にデビューが予定されていた・していた井上晴美・胡桃沢ひろ子(現西崎ひろ子)・中條かな子・KEY WEST CLUBはもちろんのこと、ソロ歌手としてデビューした持田真樹・加藤紀子・MOMO・桜まりえ(現浅田真季・元ビーイングの副社長・現パブリックイメージ代表の月光恵亮プロデュースだっ!)など、そーそーたるメンバー。でも、イチバンの出世頭は、現在よみうりテレビでアナウンサーをしている中元綾子でしょう(^^;;)。

 さくら組としては、何枚かCDをリリースしていますが、第1弾がビーイング制作。SideAは、川島だりあ/織田哲郎の最強コンビで、当時のティーンの「することするまで」(^^;;)の様子を、明るく描いてます(^^;;)。「次世代のアイドル」の音がKEY WEST CLUBなら、こちらはまさに「企画モノグループアイドル」の音っ!!(^^)。さすがビーイング、ツボを押さえまくってます(^^)。

 対するに、リリース当時、多くの謎を呼び起こしたのがSideB「いつだってJAPANESE」。「さくら組」となってはいますが、この曲は実際には井上晴美がソロで唄っています。井上晴美のレコード会社は<HB>でしたが、ここからリリースされた彼女のビデオにもこの曲は収められています。
 しかしっ!!私がこの曲をはじめて聴いたのは、ビーイングとは縁もゆかりもない、全然別の、演歌系歌手のイベントで、なんです!!
 当時、さくら組にむりやりねじ込まれた(^^;;)としか思えない胡桃沢ひろ子(最近、小室哲哉に拾われて、捨てられて、イエローキャブの野田社長に拾われたらしいです(^^;;))と同じ事務所にいた、出自が演歌の、宮田愛。デビュー曲は遠藤実先生作の、森昌子の「せんせい」をほうふつとさせる、いわゆる「青春歌謡」だったのですが、実はファンだった(^^;;)私は「2ndが出る」とゆーことで、喜び勇んで彼女のイベントに出かけたのです(このイベント、私がはじめて田中裕美ちゃんと出会ったイベントでもあったのですが、この辺まで書いてるとキリがないので省略します(^^;;))。そしたら、唄われた新曲、全然演歌っぽくない!。ちょっとがっかりだけど、でも曲自体はまぁまぁかなー、なんて思ってました。で、ひさびさに「桜っ子クラブ」を見たら、同じ曲を、いきなり井上晴美が唄ってる!!!!そーとー、びっくりしちゃいました!!!!!(^^)
 そして、実際にCDやビデオがリリースされた後、この2人のイベントが銀座でバッティング!宮田愛は山野楽器のイベントホールで、井上晴美は三越の屋上です。私は宮田愛の方に行ったのですが、両方の握手会をかけもちした猛者もいた模様(^^;;)、宮田愛の色紙を井上晴美に対して振りかざす、などのひどい行動に出たひとも多数いました(^^;;)。
 編曲は、井上晴美版=ビーイング版がおなじみ池田大介、宮田愛版は大ベテランでもちろん非ビーイングの(^^;;)山川恵津子です。どちらかと言えば、宮田愛版の方が完成度は高いです。あと、ヴォーカルは、比較するまでもなく、宮田愛版の方がはるかにいいです(^^;;)。
 なんで、こんなビーイング/非ビーイングの競作が生じたのか?憶測の域を出ないんですが、同じさくら組の胡桃沢ひろ子が事務所の力で競作をもぎとって、で、胡桃沢の歌唱力不足で宮田愛にお鉢がまわってきたのか…、あるいは、もっと深遠な、まるでWANDSの大島クンが脱退したときのよーなもーれつな裏話があったのか…宮田愛が引退し、事務所もつぶれた今、すべてはビーイングのみぞ知る、封印された歴史となってしまったのかも知れません…(笑)。



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