アイドル・イベント・レポート : スターダストレッスンステージ(2)

※この記事は、第17号に掲載されたものです。

93/07/04 スターダストレッスンステージ 原宿歩行者天国わきの草むら

 時間 13:30~15:00
 動員 50名
 出場者・曲目 皆木麗子 久保田利伸の曲2曲
        伊藤香里 In My Arms Tonight・私はナイフ
        北川清子 メとメで伝心・Border
        内田教子 DISTANCIA・In My Arms Tonight
        久保山香 センチメンタルジャーニー・桃色女の子・C Girl
        MIYUKI  SHY-SHY-SHINE・今年一番風の強い午後
        山崎香  夕陽がよんでいる・今すぐKiss Me・ともだち
 イベント満足度 80%
 今月から隔週開催になったレッスンステージ。今回もホコ天からはずれた草むらの中だが、どうやら出場者の日焼け対策ではないかという説が濃厚である(笑)。今回は比較的人通りの多い場所が確保でき、通行人にもアピールできていたようである。
 司会は小宮山ミホたった一人。何でも松川なおがバイクにはねられてしまった、とからしい。青木里美は相変わらず来ない(笑)ので、1人MCでは間が持たないようで、さっさと本編に突入した。
 皆木麗子、MCはピアスの話。この人声が比較的野太い上に、態度がデカそうに見えるところがマイナスと言えばマイナス。出場者中最も体が小さいのでそうなっているのだろうか。ヴォーカルはいわゆる「パンチが利いた」(死語)ものなので久保田利伸の曲は合っている。
 伊藤香里は私は初見で、オリエンタルな顔立ちが魅力的なので、ショートにしてもよいと思うのだが、小宮山がそう言うと怒っていた(笑)。もうすぐ雑誌「ViVi」に登場するのでよろしく、とのこと。唄はこんなもんでしょう。ZARDなんか唄わないで、もう少し怪しげな唄(嶋村かおりの「マハラジャの恋」みたいなやつ)を唄えばよいと思う(全然Beingっぽくねぇ~(笑))。
 北川清子はホコ天登場丸1年になった。最初の頃は人見知りが激しくて何もしゃべれなかったのに、ここまでしゃべるようになったと感慨深げである(笑)。人の唄聴いて感動して泣くこと多し、とも言っていたので、誰か唄って泣かせて下さい(笑)。曲はいきなりSO-FI、Beingの新し所を早速取り入れているのはさすが(笑)。
 内田教子は料理の話。煮物をよく作るらしい。声の出し方に工夫がないので、杏子の曲はチトつらい。
 一人おいといて(爆笑)、MIYUKIは座禅をやっているという。ただ小宮山がしてきた超能力話には気乗り薄であったので、妙に宗教がかっているワケではないようだ(笑)。いつもの定番の観月ありさより、ZOOの方がよかった(ZOOの曲って意外と簡単(笑))。

左から 伊藤香里・北川清子・内田教子・久保山香

 山崎香は本日唯一の高校生なのだが、妙にどっしりとしているのでそう見えない(笑)。受験するそうで、実はこんなところで唄ってる場合じゃない、とも言う(笑)。前にも書いたが、しゃがれ声を生かそうとする選曲はよいと思うが、まだまだ自分の世界を作りながら唄えていない。これからでしょう。
 さて、ではお待ちかねの久保山先生です(笑)。まずは軽く「ヴァンサンカン」の仕事でウェディングドレスを着たという話、「結婚するとこういうの着れなくなるから結婚したくない」とか言ってたな(笑)。あと「お仕事がないのでお金がない」とも言っていた(笑)。ミスコンに出るだけじゃなく、進んでなんでもやるよーに(意味不明)。
 で曲はこの前の2曲の他は浅香唯ときた。いくら「人が唄わないような曲を唄う」のがこの種のモノの常識であるとは言え、普通の人が知っている曲だとあまり意味がないぞ(笑)。どうせなら「日本がアブナイ」とか「なにがなんでも」とかを唄えばいいという気もするぞ(笑)。でも間違っても「動物園は大変だ」を唄ってはいけない(爆笑)
 MCは大爆発(笑)。「桃色女の子」の前、「みなさんCDは持ってますか?」……あのですね、「桃色女の子」なんて日本中で1000枚売れたんですか??(笑)そんなもの持っているワケないでしょう、とみんなで笑っていたら、いきなり私を見て「持ってますか?」(笑)。あれはP盤みたいなものだから実家には在庫があるかも、とか思ってここぞとばかり「ないので売ってください」と叫んだが、あっさり「もうないです」と却下されてしまったぞ(爆笑)。曲の途中では「踊ってください」と強要するし、極めつけはエンディングのひとこと!他のコが感想を普通に述べているのに、「皆さんに宿題を出したいと思います。「桃色女の子」の歌詞を覚えてきて、一緒に唄ってください」とかこちらを見て言うなってば(笑)。もう私は完全に個人攻撃されてます(苦笑)。ここはひとつFaith氏提起のとおり、C/Wの自己紹介(曲に合わせて久保山が自己紹介するというものだ)を覚えていって、それを叫ぶというのをやったろか(爆笑)。
 全くもって人騒がせな久保山(笑)。唄は相変わらずの出来なので、あと何回観られるかはわからないぞ(笑)。ぜひお誘い合わせの上、第1・3日曜日はホコ天へ行こうGOGOGO!(ふ、古い…) (編集長)


近況報告

 さぁ皆さんお待ちかね、いよいよ久保山情報です(笑)。
 …と、その前に、久保山を万が一ご存じない方がいらっしゃるかも知れないので、その説明を簡単に。久保山は第2回国民的美少女コンテスト出身。決勝の1次審査にはパスしたので、1次で落ちた羽田惠理香や大野幹代や胡桃沢ひろ子よりはグレードが高かったのだと思われます(笑)。そしてその後も数多くのオーディションを荒らしまくり、雑誌「Dunk」の「ゲーノーペレストロイカ」とかい う初期TPDとのタイアップ企画で、「桃色女の子」という自主制作CDをリリースしています。これ、曲は八木田麻衣の「Romanticに背伸びして」と全く同じ。「桃色…」の方は元々柳瀬が唄うハズだった曲で、柳瀬脱退でお蔵入りするところをCha-Dunkに恵んだという代物でした。そして歌姫伝説1・2に出演し、スターダスト入り。以降は上の2レポートの通りでした。

 そしてその後。このレポート時でレッスンステージ2回目だった久保山ですが、なんと3回目はありませんでした。程なく寄せられた情報では「久保山はスターダストを辞めオフィスレオ入り」!オフィスレオと言えば飯島愛、「つ、ついに久保山も脱ぐのか…」との驚きが外道の間を駆け巡ったのが93年7月。
 11月15日O.A.のNTV「スーパーTV」。QRの予選風景で高橋美代子(KaNNa)ちゃんやら古屋須美子ちーんやらが写っていたのでくぅ~だったのですが、それ以上にすばらしかったのが久保山。「地元(福岡)のディスコに入りびたり」「地元にファンクラブもあった」「飛び入り参加で予選通過」…。挙げ句の果てに、上京する娘を見送る母親!!。「最優秀助演賞:久保山母」とまで言われたほどのすばらしい演出は、観る者の感動を誘いました。
 してみると、6~7月に福岡とは遠く離れた原宿ホコ天で「桃色女の子」を唄い、私に宿題を出したまま去っていたコは、一体誰だったのでしょうか??

 現在、国民年金のポスターで「20になったら国民年金」と微笑む木下優(→イベントレポート参照(まだ未掲載(^^;;)))。そう、優ちゃんは20歳になったばかりなので国民年金のイメージガールに選ばれたのです。若返って、バストも大きくなった彼女の今後の活躍に期待しましょう。そして、いつの日か「宿題の答えは?」と私に問いかけてくれる日が来ることを祈って、ペンを置きます。




次のレポート:司千恵子へ進む



もくじへ戻る