編集方針
Whisperは、これまでのアイドルミニコミ誌とは一線を画す、以下の3方針のもと、制作されています。
・アイドル/業界/アイドルファン/自らを徹底的に検証する
これまでのアイドルミニコミが対象としていたのは、アイドルそのものであったり、アイドルポップスであったり、アイドルをテーマとしたエッセイであったりでした。しかし本誌は、そのいずれもメインテーマには据えません。
Whisperが目指しているのは、アイドルと、そのアイドルで商売をもくろむ業界と、それらに群がるアイドルファンの関係・社会的位置を徹底検証し、さらにはそのような作業を行なう私たち自身までをも徹底検証することです。
・歯に衣着せぬ内容
これまでのアイドルミニコミは、その制作/流通上、内容に様々な制約を受けてきました。表紙の人選に気をつかったり(実際、書店での売れ行きは、表紙によって大きく左右されます)、特定のアイドルやプロダクションなどに配慮して記事内容をトーンダウンさせたり…。
Whisperは、そのような制約からすべて解放されています。すべての記事・画像選択には編集部および記事執筆者の信念が貫かれており、外部に対する遠慮・妥協などは一切存在しません。「歌姫伝説を糾弾する」・「がんばれ長戸大幸」などの記事はそのような姿勢によってこそ生まれ得た、と言っても過言ではないでしょう。
もちろん、これにより、例えば「アイドルのインタビューが取れない」「事務所サイドから睨まれる」などのデメリットが発生します。しかしWhisperはそのような障害にもひるむことなく、日々のワーク(笑)を行なっています。
・あらゆる記事を割愛せずに紹介
これまでのミニコミは、総ページ数が、発行元の資金力によって決定づけられてしまいました。当然ながら、制作側は、「おもしろい記事」や「ためになる記事」を中心に掲載し、「どーでもいいネタ」は誌面からはみ出しがちでした。
Whisperには、ページ数・字数の制限が、事実上ありません。「どーでもいいネタ」を一切割愛せずに、編集部や執筆者が観たこと・感じたことすべてを、読者の皆さんにお届けします。
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