通 番 |
発 駅 | 時刻 | 列 車 | 時刻 | 着 駅 | 制 覇 |
---|---|---|---|---|---|---|
46 | 錦糸町 | 5:36 | 快速 576F | 5:45 | 東 京 | |
47 | 東 京 | 6:02 | 超特急〔こまち273号〕5273B | 7:53 | 仙 台 | |
48 | 仙 台 | 8:51 | 快速〔南三陸1号〕3921D | 10:33 | 本 吉 | |
49 | 陸前小泉 | 12:12 | 普通 2938D | 13:34 | 小牛田 | 陸前小泉 |
50 | 小牛田 | 13:35 | 普通 535M | 14:09 | 花 泉 | 花 泉 |
51 | 花 泉 | 15:20 | 普通 537M | 15:35 | 一ノ関 | |
52 | 一ノ関 | 16:00 | 普通 1545M | 16:08 | 平 泉 | 平 泉 |
53 | 平 泉 | 16:26 | 普通 1544M | 16:36 | 一ノ関 | |
54 | 一ノ関 | 16:50 | 超特急〔Maxやまびこ105号〕105B | 17:32 | 盛 岡 | |
55 | 盛 岡 | 19:12 | 普通 662D | 21:51 | 宮 古 | |
5日目 小計 | 3駅 | |||||
今日までの累計 | 11駅 |
このプロジェクト自体が突然思いついたものである以上、すべての行程には唐突性がつきまとうが、それにしてもこの3連休はちょっと豪華だ。これまでも、そしてこれからも、「労働時間を切り売りして生活するプロレタリアートではなく、労働時間に関係なく身入りが変化する貧しいウルトラプチブルであるがゆえ」にお金はなくかつ時間はそれなりに有り余らせることができる(^^;;)という事情から「各駅停車での移動」がメインのこのプロジェクトにあって、今回はJR東日本が期日限定で発行している三連休パスを用いるのである。しかもこれがグリーン車用。なんと、JR東全線区の、新幹線を含む特急のグリーン車にタダで乗れてしまうのである。
とはいいつつ、プロジェクトの性質上、グリーン車をそれほど利用できるわけでもなかったりもする。実際、初日は2回、2日めに至ってはたった1回しか、特急に乗ることがそもそもない。
それでも、1日あたりの追加料金は1333円。このくらいのぜいたくは許容範囲としたい。^^;;
前日、仕事やそれ以外であまりにbadな出来事が重なり、さらに風邪がひどくなってきてて、ものすごく精神状態が悪化。この旅行どーすんじゃい、というところまで追い詰められたが、4時間ほど寝て少し回復。4:30に起床して準備開始するも、普通にお風呂入ってたら相当にシビアな時間に(^^;;)。結局、最近ありがちなパターン「ノーメーク」で家を出た。
天気予報によると、3日から青森方面は吹雪くらしい。それでなくてももう東北地方は最高気温が10度前後のシーズン、東京ではまだなかなか出てこないコートを、迷わず着ていくことにした。
ただ今朝の東京はかなり寒く、10度を切っている。コートでも暑くはない。
さて、毎回恒例の「忘れ物」。今回は、家を出る直前に気づいたのだが、4日の1列車の指定席を取り忘れていた。がー。仙台で取らねば。(笑)
最初に乗るのはいわゆる総武線・横須賀線快速だ。
東京駅へのアプローチが必要な場合、JRの最寄り駅が錦糸町である我が家にとって、一見最短に見えるのがこの線に乗ること。しかし実際にはそうでもなかったりする。秋葉原まで各駅停車で出てそこから山手線or京浜東北線に乗り換えた場合と比較して、間にある駅数は快速2駅・各停4駅なのに、正味の乗車時間はそれぞれ8分・9分でほとんど変わらないのである。さらに、秋葉原での乗り換えは階段を下りるだけなのに対し、快速線の東京駅は地下5階にあり、エスカレータがあるとは言えかなり時間がかかるのだ。
だから、この快速線を使うのは、品川やそれ以遠に直接横須賀線でアプローチする場合にほぼ限られていた。
しかし今回は、秋葉原経由だと、次に乗る新幹線に接続する電車がまったくないのである。ちょうどよいのがこの快速線。図らずも、こちらからのアプローチと相成った。
早朝の快速は座席が定員数の9割ほど埋まった状態。ということは、この季節だと、みなさん着膨れしているため、あるいはこの時間帯だとみなさんぐがーっとした姿勢(ってなんだよ^^;;)で寝ているため、座れる席は皆無である(笑)。なんとなく8分間、ずっと地下でだらーっと東京に到着。さっさか移動して、「標準乗り換え時間15分」のところを5分で東北新幹線ホームについた。まだ入線してなかった。ちぇ。(笑)
最初の足はこまち。いわゆる「秋田新幹線」である。
移動先は仙台で、フル規格車両のやまびこ号に対しこちらは在来線規格の断面積。同じグリーン車なら当然やまびこの方にするのがアタリマエなのだが、あえてそうではなく、こまちの方にしてみた(笑)。なお、これがもし普通車であれば、やまびこの5列シートに対しこまちは4列シートなので、あえてこまちを選ぶ通もいることは付記しておきたい。
臨時列車なので、座席指定を受けた時点ではまだ空席があったが、前日の時点でグリーン車・普通車ともに満席とのことだったし、車内放送でもそう連呼している。しかし、私の並び3席はすべて空席。上野か大宮から乗ってくるのかもしれない。
…と、まさにこのページを入力している間に! 前のおばーさんが突然、リクライニングを一気に全部倒してきやがった…!(怒) 丁寧に「お願い」したら、なぜか逆ギレして、一切口もきかずにリクライニングをすべて戻している…グリーン車だから何をしてもよいと思っているのだろうか?
こういう、「空気が読めない」「作法を知らない」やからには本当に困ったものである。なお、知っててあえて破るのは一向にかまわない、と個人的には考えていることを付記しておこう(笑)。
東京を出るとさっそく、おしぼりとドリンクのサービス。ウーロン茶など頼んでみる。
その後すぐ車掌がまわってきたが、なぜか私は検札されず。「もしやアレか?」と思ったら果たしてソレだった。すなわち、「自動改札を通過した座席の情報が車掌の持つ端末に転送されるシステム」の本格稼動である。これで転送されている席については検札を省略するのである。確かに、寝ているときなどは最適なシステムだが、またこうやって我々の行動は、便利さとのトレードオフで監視されていくわけやね。もちろんそれでもいいけど、これをDB化したりすることだけは願い下げ。住基ネット反対と同じ論理ですよん。(^^;;)
上野ではグリーン車には誰も乗車せず。大宮でまとまった乗車があり、私の横も無事?埋まって車内はほぼ満席になった。と言っても同じ列の反対側2席だけが空いている。(^^;;)
グリーン車の乗り心地だが、やはり「新幹線のグリーン車」としては全体空間としても、じぶんの占有空間としても、やや狭く感じてしまうのは否めない。ただやはり「腐ってもグリーン車」なのは、前後の列との遮断性のよさでしょうか。座席はヘッドレストが座高の高い(涙)私にはちと位置が合わないので、寝るのにはよろしくないかも。あと、窓が広いので、高速走行の車窓が迫力満点なのはうれしいところ。
トイレと洗面所も利用したが、なんか飛行機みたいな金属音がする。高速走行って大変なのね(^^;;)。それと、毎度のこととはいえ、新幹線走行中にマスカラつけるのは大変ざんす。(笑)
さっさか走って、定刻に仙台着。
コートを着ていてちょうどよい気温の朝の仙台、着いたらまずは「忘れ物」の解消。ちと混雑していたみどりの窓口だったが、4日のつばさ115号のグリーン席確保に成功した。
そしてその後は、わざわざ事前に地図で調べておいた場所に直行。
…って、吉野家である(笑)。
先月行われていた「3杯で1杯サービス」キャンペーンの権利行使を行おう、という腹である。
朝の吉野家はかなり混んでいたが、みんな朝定系ばかり、牛丼は私だけだった。つゆだくねぎだくのを、例によってトウガラシ1びんまるごとかけて生野菜とともに食し、90円ナリ。
この時点で8時15分。次に乗るのはけっこう混むこともある列車。例外的に、ボックスシートの東の順方向窓側を確保するために駅にふたたび入場した。
次のランナーは、気仙沼線を走る快速、南三陸1号。毎日2往復ある定期列車で、うち1往復には指定席の設定もあが、今から乗るほうにはない。
そして発車ホームは5番線。要するに、20日の帰りにnさんと延々待ったときのホームである。もちろん、そのときに「あぁ、ここに並べばよいんだな」とめぼしをつけてあったとおり、まだ列ができていない乗車口まで行って荷物を置いて確保し、すぐ近くのベンチで今まさにこれを書いている。よく考えると、20日も同じベンチに座っていたのだった(笑)。
…と、8時35分ころ、恐らくはやまびこ1号からの乗換え客だが、列が長くなりだした。顰蹙買いそうなのでもばいるをやめて立って並ぶことにした(^^;;)。
それから待つこと5分、入線してきた3連の気動車に乗り込む。予定どおりの席を確保したが、程なく全座席は埋まり、立ち客も多数。ネットで検索したところでは、しばらくは混雑状態が続くようでまずは一安心。さらに、相席になったのは小さい子供2人連れのお母さん。私が座っててもボックス内空間はスカスカ状態ですばらしい。
定刻やや遅れで仙台を出た列車は、電車とも、またこれまでこのプロジェクトでさんざっぱら乗ってきたキハ110とも違う、懐かしい乗り心地で東北本線上を爆走する。
…などとキブンよくLOOXのキーボードを叩いていたが、あれよあれよという間に大変困った事態が…
この時間帯、東側はモロに太陽がある方角。そして、それまで曇っていた空が急に晴れてきた。ぽかぽかしてきたのは大変よろしいのだが…まぶしい!そして液晶ディスプレイ内が視認不能状態に!
開き直って、パネルの角度を変えて反射型として使う感じにすれば文字は読めるが、たまに陸橋の下やトンネル内を通ると透過型として使わねば文字が読めず、非常につらい状態になってしまった。まぁこれは「しばらく車窓眺めてろやゴルァ」というお告げだと思って、しばらく入力をやめることとした(笑)。
と、鹿島台を過ぎたあたりから天候が急速に悪化。日差しは隠れ、再び入力できるようになったので作業を再開する(笑)。車内が急に冷えてくるところがなんともローカルな旅を感じさせる。って本線上だけど。
入力をやめてぼけーとしてて気づいたのは、この列車、やっぱり勾配には弱そうだ、ということ。登りだと急速にスピードが落ち、エンジンがうなる。
鳴瀬川を渡ったあたりから降雨。風も強いようだ。こりゃー荒れそうだなぁ、というか、この後の予定がつらそうな気がしてきた。
2分遅れで小牛田を出、非電化区間に入る。とたんに軌道の状態が乗り心地に反映されるのはご愛嬌。そのまま涌谷で、上り南三陸2号と、この列車唯一の交換。
そして涌谷を過ぎるとキツネの嫁入り状態になり、雨は降っているのにふたたびまぶしくて液晶が見えない状態になった。さらに前谷地を過ぎ気仙沼線に入ったところで雨はあがりふたたび晴れ間が。もちろん、移動しているわけで、定点観測でめまぐるしく変わっているのではないのだが、どうもこの先を暗示するような気がしてならない(笑)。
そして、一応天候はそのままの状態になり、志津川の手前で。
気仙沼線といえば。
よーするにこれをいい状態で見るために、ボックスシート東側順方向窓側を確保したのであった。(^o^)
列車はそのままさくさく走り、攻略予定の陸前小泉を通過した後、本吉駅に定時到着。
駅マニア(笑)の間では常識なのだが、駅の攻略には「徒歩移動」は欠かせない。少ない列車を有効に使ってできるだけ多くの駅を回るためには、A駅で降りてB駅まで歩いてから乗って、とすることで乗降駅数を増やす算段である。そしてこのプロジェクトでも今回はじめて、スケジュールの都合上、この手法を使うこととなった。
簡易委託駅である本吉駅で降りた客はたった3人。駅前には客待ちのタクシーはあるが、他には何もない。コンビニもない。なんか雨が降りそうな状態なのに、傘を買えるような店すらない(笑)。ま、なんとかなるでせう(笑)。
しばらくモバイルでメールのチェックなどし、トイレにも行ってから、事前に調べて頭に叩き込んでおいた脳内地図をもとに行動開始。もともとここまで通ってきた本吉−柳津間は77年の開業で、トンネルと高架ばかりのありがちな新線タイプだから、線路に沿った道路というものが存在していない。そして実にまぎらわしいことに、本吉から陸前小泉まで戻るためには、なんと逆方向の気仙沼方向に500mほど進まねばならない。この時点で、既に地図なしというのは無謀そのものである(笑)が、かまわず進む。
坂道を登っていくと、こんな標識が。「あれ?」と驚いたが、読みが違っていた(^^;;)
峠をのぼりつめると、そこにあったのはセブンイレブンだった(笑)。やっぱりあったなコンビニ。しかしここは風邪引きでもあることだし、酒は控えてそのまま通り過ぎる。
そして峠を降り、小泉海水浴場の近くを通り抜けると、津谷川という川にかかる橋に出た。これがまたすばらしい。
というわけで、約3km(峠込み)を約31分で走破し、陸前小泉駅に到着した。
陸前小泉 りくぜんこいずみ 東日本鉄道旅客会社 気仙沼線 宮城県本吉郡本吉町
77年に気仙沼線が全通したときにできた駅。よって非常に無味乾燥である。(^^;;)
時間があったので駅標2ショットはたくさん撮ったのだが、どれも風のせいで髪が乱れまくり、あまりいいのはなかった。残念。
この後、いい加減寒いので待合室に入ってもばいるしていた。後からやってきたおじいさん・おばあさんが「今日はまた急に寒くなったねぇ」なんて話していたことからすると、この寒さはじもてぃにとっても寒さだと感じられるレベルのようだ。やっぱり風の強さによる体感温度の低さだろうか。
これから、先ほど通ってきたルートを逆戻りして小牛田に出る。
やってきた2連ワンマン車だが、ぬわんと、2・1シート、つまり4人ボックス・2人ボックスシート改造車だった。 4人ボックスに空きはなかったが、2人ボックスの空きを発見し、さっそく陣取って、今日ここまで撮った写真の取り込み&加工作業。柳津で4人ボックスに空きが出たのでさらに移動して作業続行。
作業はちょうど1時間ほどで終わり、その間景観を遮断してしまったが、行きにまったく寝ずによく観察したのでいいこととしよう。(^^;;)
しかしこの列車、ワンマン運転で、確かに乗降はワンマンスタイルなのだが、なぜか車内検札や車内放送を車掌がやっている(笑)。完全にこれ、ツーマン運転である。放送でも「車掌が乗務しておりますがワンマン扱いです」とか言っているのだが、このプロジェクトの開始以来、なぜかこんなんばっかりな気がする。もしやこれ、JR東日本の労務協定か何かで「ワンマン列車への車掌の臨時勤務」という形態の方がツーマンよりも賃金計算が安くなる仕組みでもあるのではないかしらん。単なるあてずっぽですが。
そして小牛田が近づくと、その車掌から乗り換え案内。時刻表上で1分差になっている東北本線下り列車に、同じホームで乗り換え可能だという。おっけ、予定を1時間早めて行動しよう、最終到着は同じだけど明るいうちに攻略ができる、ということですばやい降車の準備をした。
果たして同じホーム、隣の3番線には701系2連が発車準備。こちらもあちらもワンマンなので、ボタン連打で(なんかちがう)乗り換えた。
実は先の車内放送で、「上り下りともに3番ホームからの発車です!ご注意ください!」と強調していたが、なんと実際に、同じ3番線にこの一ノ関行きと仙台行きが停車しているのであった。この一ノ関行きは仙台方面からやってきたものだが、恐らく、仙台行きはこれを分割した車両なのだろう。
さすがにこの乗り換え時間では、空席はないな…と見渡すが、どう考えても、各シートにあと2人ずつは座れるような気がする(笑)。要するに着席位置がちっとも守られないわけだが、25m車3ドアのこの12人掛けシートに東北地方の厚着状態ではまぁしょうがないか。
2駅めの瀬峰でポケットエリアができたのでそこに着席し、さっそくこれを入力。ただただ平板に走った701系は平凡に花泉に着いた。
花泉 はないずみ 東日本鉄道旅客会社 東北本線 岩手県西磐井郡花泉町
花泉は開けている。昼間のみとはいえ旅客駅(JR東の職員が常駐している、の意)でみどりの窓口もあり、駅前にはスーパーマーケットもある。
そしてなぜか、駅前通りが、縁日なフンイキである。
しかし寒い。ぽかぽかしててしかも風は強いわけでもないんだけど、寒い。
というわけで(笑)、撮影の後、まずスーパーに行ってみたがお目当てのもの(笑)はなし。
続いて縁日やってる通りを歩いてみたら、コミュニティストアがあったのでさっそくお目当てのもの(笑)を購入し、さっそく駅に戻って飲みながら画像編集&ここまでの撮影分をftp
PUT攻撃、さらに、次に乗る新幹線を1本早めてグリーン席の取り直しを敢行した。すっかり酔っ払っていいキブン♪
なお、調べたところ、駅前でやってるのはお祭でも縁日でもなく、秋の互市という「市」でした。
そろそろ時間、という段階で、花泉駅の待合室には「列車が7分ほど遅れております」との自動音声アナウンスがあった。なるほど、こうすれば、「無人駅の存在」を前提とした状況下においては非常に親切ではある。
実際には8分遅れで到着した一ノ関行きの、無人駅ではドアが開かない2両めは、もうこの時間にしてすっかり日没モードに突入のフンイキでけっこうワビサビな世界である。…なんて書いてる私は既に大ヨッパライ状態だったりもする。(^^;;)
一ノ関では、いつも(笑)は東京方向にしか使わない東北本線ゆえ、東京方に向かって昇る跨線橋を、逆に盛岡方に向かって昇る。しかし「こせんきょう」が単語登録されていないMS-IMEはいかがなものか。(笑)
で、迎え撃つ(撃たねーよ)701系は紫色の帯。んー、紫色の帯を見ると、ホンキで「北にキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!」って感じがするよね。(しねーよ)
乗り込んだぱーぷる701系4連は、発車10分前にして座席が4割方の埋まり具合。そしてまだ午後3時台にもかかわらずそーとーに薄暗い世の中。これが東北というregionなのだね。
平泉 ひらいずみ 東日本鉄道旅客会社 東北本線 岩手県西磐井郡平泉町
ホームに降り立ったときは、「ふつうじゃん」と拍子抜けした平泉、しかし駅前に出てみたらそんなことは決してなかった。さすが、世界に名だたる平泉。トカイウ
待合室には白人系と思われる観光客もいたりして、やっぱり世界の平泉なんだなぁ、とナットクですた。
これで本日のノルマはタセーイである。はっきり言って、このきっぷなら今から余裕で東京に戻れたりもするが(笑)、明日の予定からしてそれはできない。明日は非常にクリテイカルな対象の攻略を行うので、それに備えて、いまさら今から宮古へと移動である。
「上り列車の改札始めます」とのアナウンスに、ごった返していた待合室は色めきたち、ほとんどの人が改札を受けて跨線橋を渡った。手に、一ノ関から東京方面の特急券を持っている人も複数いる。そうか、やっぱり今から帰るのか。いいなー。(じゃねーだろ)
そんなじぶんは、乗り込んだ701系2連、偶然にもシート端を確保してわずか8分の移動をラクに過ごした。
一ノ関からは、先ほど花泉駅で変更したグリーン券の行使となる。
やってきたのはMaxやまびこ。この「Max」がつく奴は、オール2階建ての新幹線列車の愛称である。8両単位の編成だが、確かこれを2連結して走る16連Maxが、「1列車あたりの定員数最大」でギネスブックに出ていたような気がした。
私はこの編成、グリーン車どころか、そもそも乗車がはじめてである。当初予定ではこの後のふつーのに乗車する予定だったので、期せずして、2階建ての初乗車、かつグリーン車制覇ということに相成った。
乗ってみると、なぜか取得した席の横の女性が荷物を置いて占拠している(笑)。ということで、これ幸いなのかわからないが、車端の別シートに座ってみたら、案の定、ソッコーで車掌に声をかけられた(笑)。一応事情を説明して、「たぶんこの席誰も乗ってこないんで大丈夫ですよ」とにこやかに言われて事なきを得たのだが、その車掌さん、しっかと東北なまりだった。東北なまり萌え〜♪
肝心の初乗り感想だが、やはり空間的な狭さは否めない。よく利用する(笑)こだま号2階グリーン車よりもつらい感じがする。ただ、シート単位の占有空間的には申し分ないし、乗り心地もきわめて優れている。すばらしい。やぱ、こまちグリーンとは比較にならないよ。(笑)
水沢江刺を過ぎたあたりでうとうと。気がついたら盛岡だった。
とりあえず駅前に出てはみたが、もともと盛岡駅は盛岡市の中心街からは若干離れていて、いずみ的お役立ちスポットは結局のところコンビニしかなかったりする(^^;;)。ということで駅前のローソンで酒と食料を調達し、駅に戻って、本日のアンカーがやってくる1番線に向かった。
…が、しかし、この盛岡駅1番線が、見事に隔離スポットになっていた(笑)。新幹線ホームからは直接行けないし、在来線改札を通った後も曲がりくねった妙な通路を通ってしかたどりつけない。これで、明日の理不尽な行程の理不尽さ=JRはローカル線を基幹網の中でまったく位置づけていない、というハナシがまたもや示された格好だ。
ともあれ、文字通りの寒風吹きすさぶ中、1番線ホームでひたすら待つ。人の影はまったくないこの1番線ホームで。(笑) →スペッシャル動画(QuickTime
.mov Motion JPEG)
1時間近く経ち、18時43分、唐突に男子高校生が登場した。と思ったら、あれよあれよという間に20人くらいの人が現れた。そして18時49分頃に気動車が入線。やぱ、酸いも甘いも知り尽くしたじもてぃしか利用しちゃいけないのね、この列車。(^^;;)
山田線は、本来は、盛岡と宮古を結ぶ「動脈」としての役割を果たしてきた線区なのだが、近年はすっかりその座を並行するバスに明け渡してしまい、完全に「幹線としての存在意義はない」交通機関になってしまっている。盛岡近辺の通学用区間運転を除けば定期列車は1日4往復のみ。そこまでの状況ゆえ、全国の国鉄の先頭をきって「特殊自動閉塞」という当時の最先端の合理化技術を導入したものの、逆にそれが時代遅れになってしまってイマドキの合理化さえできずもうどうしょうもない、というあまりに悲しい線区である。←まちがいでした。ここは「連査閉塞式」という、「通票が不要だが手動式の閉塞方式」だそうです。特殊自動閉塞への改良は容易だそうで、特殊自動閉塞の方が安全性が格段に上がるのですが、その必要すらないということで放置されているようです。いずれにせよ現在JRで唯一であることは間違いありません。(2002.11.6注記)
…なんて書いてるうちに区間運転の終点、上米内に着いたら、ほとんどの乗客が降りちまったYO!(笑)。あーこりゃだみだ^^;; この時点で非脱落者(笑)は14人。
そしてここからが本来の山田線の真骨頂なのだが、あいにく、既に世の中は真っ暗闇やみになってたりする。あ゛ー世の中うまくいかないものねん。。。
ここから完全に山間部に入った、NTTDoCoMoですら完全に圏外な地域を進んだ列車は大志田駅に到着。この駅にとって、この列車は本日の始発列車にして終列車である。つまり、この列車しか停車しない。それで役立つのか、といえば、そもそもこの駅の利用者はマニア以外に皆無なので、総合的に見て十分役立っていたりするのである。あ゛ー。。。
次の浅岸でも当然のごとく乗降ゼロ(ちなみにわずかながら降雪アリ)。そしてさらに次の、先に述べた理由により無意味に駅員配置駅である区界でも乗降ゼロ。「あれ?なんで降りないの?」とソボクに感じてしまってたギャル2人はコートかぶって寝てる始末(笑)。
んでその後、川内に定刻に到着して24分の待機。いちお、宮古発川内行きの単行を吸収併結して引き返す目的の模様なのだが、そもそもその川内行きに人が乗っていたのかが定かでない。一方、なぜか、そんな過疎地帯の駅の駅舎を経由せずにホーム端から直接飛び降りて到達できる商店でお酒を売っている理由はあまりに定かである(笑)。
仕方なく(笑)さらなる酒とつまみを購入する、だめだめな私は、このミックスナッツが300円というのは安くないかい?と歓喜の叫びを報告したくともPHSはカンペキ圏外であることによってオンタイムでのレポートができないのであった。(笑)
でその後、結局寝てしまい(^^;;)、実に都合よく(^^;;)宮古着の直前に目覚め、何事もなかったかのごとく宮古のビジネスホテルにチェックインして暮れ行く2002年11月2日であった。。。
摘 要 | 支出金額 |
---|---|
三連休パス(グリーン車) | 9334 |
吉野家牛丼並盛 | 0 |
吉野家生野菜 | 90 |
CANチューハイ爽快ふじりんご | 189 |
CANチューハイ爽快ブラッドオレンジ | 189 |
大きなカレーメンチカツパン | 126 |
韓国風牛キムチ海苔巻き | 158 |
シーチキンわさびマヨネーズ海苔巻き | 136 |
白鶴酒パック○ 500ml | 525 |
ミックスナッツ | 300 |
スーパーチューハイ巨峰 | 150 |
幸ビジネスホテル(宮古) | 5040 |
今日の小計 | 16237 |
今日までの累計 | 45930 |
ここでいう支出では、前売りの乗車券類の購入など、 本旅行中で後日行使するきっぷの購入は計上しません。そのかわり、 前もって買っておいたきっぷの行使は計上します。また、青春18きっぷ等の「複数人日分乗り放題となるきっぷ」については、1人日分の値段を計上します。割り切れない場合は、1円未満の端数分を初回行使分に上乗せします。