よねざわいずみ 全駅制覇 Report Vol. 9
ルール変更で1日がかり
− 12月21日(土) 会津水沼・会津宮下−

今日の行程


発 駅 時刻 列 車 時刻 着 駅 制 覇
96 横川三丁目 7:05 都営バス 都08 7:09 錦糸町駅前  
97 錦糸町 7:15 普通 611C 7:22 秋葉原  
98 秋葉原 7:24 普通 712G 7:27 上 野  
99 上 野 7:36 普通 535M 8:57 小金井  
100 小金井 9:02 普通 1600M 9:21 宇都宮  
101 宇都宮 9:22 普通 733M 10:11 黒 磯  
102 黒 磯 10:27 普通 2133M 11:34 郡 山  
103 郡 山 11:34 快速〔ばんだい7号〕4237M 12:42 会津若松  
104 会津若松 13:08 普通 427D 14:52 会津水沼 会津水沼
105 会津水沼 15:22 普通 432D 15:39 会津宮下 会津宮下
106 会津宮下 18:23 普通 433D 21:19 小 出  
107 小 出 22:18 普通 1755M 22:52 長 岡  
108 長 岡 22:58 普通 1366M 23:41 柏 崎  
9日目 小計 2駅
今日までの累計 26駅

Section 9-0
生活できてるのがふしぎなくらいの状況からでも戦闘開始

 年内のスケジュールがどうしても確保できず、泣く泣く年内の全駅制覇をあきらめ、かつ前回から1ヶ月以上のスパンとなった今回のツアーは、過去最悪の体調からのスタート。
 なにせこの週、前日までの1日平均4時間を切る睡眠時間の中さらに風邪を引いてしまい、とりわけ前日は2種類の頭痛・発熱・悪寒・倦怠感・せき・のど・鼻水という感冒完全制覇状態にまで陥ってしまった。なのにDTP納品と非常に重大な局面を迎えた某会議。さすがに帰宅したものの、会議報告やら準備やら洗濯やら^^;;で寝たのは2時だった。
 そして6時起き。そうとうぐっすり眠れ、風邪は前日の最悪状態は脱していた(^o^)が、それでもまだ眠くだるい状態である。
 今日の攻略ポイントは、「ひらがな表記で『いづみ』が入る駅は攻略しないのか」と、「グラビアでデビューした後泣かず飛ばずでヘアヌードやって劇団はじめてその劇団の連絡先電話が自宅の留守電になってるなんて状況下でもずっと応援し続けてきたC.C.ちゃんがいまや声優として大ブレイクお子ちゃまに大人気」のKさんからの指摘があり、それによって急遽追加となった2駅である。どちらも只見線という、首都圏から18きっぷで乗りにいくには非常に厳しい条件なので、他の攻略と組み合わせて「本州中部ぐるりツアー」とすることとなったのであった。


Section 9-1
歩くのかったりーよってことでバスから開始

横川3丁目 7:05→錦糸町駅前 7:09
東京都交通局 都08系統 日暮里駅前→錦糸町駅前

 家を出たのは7時ちょうど。上野駅で走らなくてもよいようにするためには、ここから錦糸町まで小走りが必要だが、この体調では1.5kmをそうするのは厳しいだろう、ということでバスを捉まえて移動。
 この系統は都バスの中でも比較的採算性がよい路線である。ということは、混んでいることが多いということでもある。しかしさすがに土曜のこの時間帯、きちんと着席することができた。
 土曜の朝なので運行もスムーズ。4分で終着した。


Section 9-2
いつもの混雑から開始

錦糸町 7:15→秋葉原 7:22
普通 611C(サハE230-16)

 錦糸町で、青春18きっぷの1日めにスタンプしてもらい、いよいよ鉄道行程開始。
 目の前で前の電車をやり過ごし、5分待ってから計画どおりの電車に乗車。当然座れない。平日休日問わず、朝の総武線上りは常にかなりの混雑なのであった。


Section 9-3
また座れず

秋葉原 7:24→上野 7:27
普通 712G(モハ209-154)

 秋葉原で京浜東北線に乗り換え、上野までのアプローチ。夏だったら座れる席はあるけど冬なので空席なし、といった感じの混雑、つまり要するに座れず。^^;;


Section 9-4
セミクロスでボックスほぼ占拠

上野 7:36→小金井 8:57
普通 535M(モハE230-3519)

 上野では構内コンビニに入ってルーズソックスとお茶を購入。といっても、別にコスプレをするわけではない(笑)。実は何も考えずにスニーカーソックスをはいてきたのだが、どうにも足元が寒めだったりする。これは到底、只見線くんだりに乗りに行く装備ではない、と気づいたが故の消費行動なである。なお、成人女性でも、同様な理由からルーズソックスを履いている人はそれなりにいるので念のため(笑)。
 乗り込んだ小金井行きは、幸運にも後尾2両がセミクロス仕様の編成。さすがに空きボックスはなかったが、待っていれば空くだろう、とばかりロング部に陣取る。E231系はロングシートのドア横部分にもすべてサイドボードがあってよりかかれるので快適である。
 なぜかさいたま新都心で1ボックス空いたのですかさず占拠。当然とはいえ大宮でまとまった乗客があり、独占はできなかったが、蓮田でふたたび独占状態に復帰。
 しかし寒い。そして暗い。もう8時を過ぎているというのに完全な曇天で、窓際はそれなりに冷え込むし、ドアが開くたびに冷気が入ってきてけっこうつらいものがある。もっとも、この程度で辛がっていたら今日の行程はこなしようがないのだが。(笑)


Section 9-5
なぜか乗り換え客多し

小金井 9:02→宇都宮 9:21
普通 1600M(モハE231-1534)

 小金井からは、湘南新宿ラインを走ってくる後続列車に乗り換え。はじめに走ってきた東海道線が上りだったために列車番号が偶数になっている(列車番号は原則として下りが奇数、上りが偶数)。
 しかし乗り換え客が多い。ざっと見たところ、前の列車の乗客の7割は乗換えを待っている。しかもみんながみんな上野から乗っているわけではない。なぜわずか5分後にやってくる列車を待たずにわざわざ乗り換えしなければいけない前の列車にみなさん乗ってきたのか、よくわからない。
 やってきた列車も後ろ2両がセミクロスだが、さすがに終点までボックス席に余裕をもって座れる可能性はゼロと判断し、ロング車車端を確保して宇都宮まで。


Section 9-6
寒いよ〜(>_<)

宇都宮 9:22→黒磯 10:11
普通 733M(モハE231-1008)

 宇都宮では同じホームで1分差乗り換え。今度は7連中の前2両がセミクロスで、既にロング部にも空きはなく、順当に3両めのシート端を確保した。そのままひたすらDreamweaverに向かって3日間分の行動予定の入力作業。
 しかしそれにしても寒い。 4ドア通勤仕様車は停車駅ごとに容赦なく寒風の攻撃を浴びるのであった。。。


Section 9-7
急行型車両でぬくいよ〜(^_^)

黒磯 10:27→郡山 11:30
普通 2133M(モハ454-42)

 乗り換えた交流区間の列車は455系3連。やった〜(^o^)
 座席はセミクロスに改造されたりしてるのだけれど、なんといってもデッキがあるので寒風が客室に入ってこない 実にあったかい。
 ただし混雑具合はそれなり。全ボックスに2人以上が座っていて、ロング部はほぼ満席。
 で、私のボックスにやってきた初老のおじさん、「いいですか?」と声かけてきたのはともかく、なぜか、逆方向窓側に着席してきた。私は順方向窓側で、こんなデカい奴(涙)となんでわざわざひざ突き合わせて座ろうとしているのか、まったく謎だったが、発車してみて謎は解けた。大判時刻表を熱心に読み、しばらくすると車窓を食い入るように見ているこのおじさん、単なる鉄だわ。(笑) まぁ私としてはもう何度も見てる車窓なので通路側に移動し、ひざつきあわせ状態は解消された。
 おじさんは白河で下車。ふたたび窓側で1ボックス占拠、と思ったら次の久田野で別のおじさんが着席。混雑度からいってこれはしょうがないよね。。
 郡山に近づくにつれて立ち客も増え、相席のおじさんが、通路のギャルのマフラーが当たるとかいって怒っている(笑)のを傍観しつつ、終着。


Section 9-8
混み混みばんえつ

郡山 11:34→会津若松 12:42
快速〔ばんだい7号〕4237M(モハ454-2)

 郡山ではロフトプラスワン常連客のまつきさんと合流予定。まつきさんは常磐線→水郡線というルートで先に郡山入りしているはずだ。だがしかし、混雑してた2ドアの急行型車両からの下車は困難を極め、ホームに降り立った時点で既に発車1分前!ダッシュで跨線橋を昇り降りし、まつきさんとの落ち合いなど考えずにとにかく飛び乗った。当然座るところはなく、デッキに立つハメに。
 と、まつきさんの方から見つけてきてくれた。熱い抱擁…などするはずもなく(笑)早速しょーもない駄話に花が咲く。
 2つめの停車駅、磐梯熱海である程度の下車。さっそく客室に移動してみると、向かい合わせのボックスの通路よりに1つずつ空席ができたのでまつきさんともども着席。狭苦しいけどデッキで立つよりは数百倍マシ(^o^)。
 客層はじもてぃ半分弱、残りが観光客、といったところか。観光客はほとんどが通常のきっぷで、18キッパーはあまりいない模様。そして観光客は猪苗代で大量下車し、我々は空きボックスに移動することができた。


Section 9-9
いよいよ只見線

会津若松 13:08→会津水沼 14:52
普通 427D(キハ48-549)

 まつきさん曰く「なんか遅い気がしません?」
 それは気ではなく本当の話だ(笑)。ローカル線はスピードを出さない出せない出させない(by市井由理)のである。もともとインフラが高速運転用になっていないし、また保守コストをできるだけ抑えるためにもこうなってしまうのである。JR西日本だと「雨天時は最高時速10km運転」とかまじめにやってる線区すらあったりするのである。
 会津坂下・会津柳津で大量の降客、そのまま山間へと突入する只見線だが、ほかの山間部線区と異なっているのは、ダムの多さかも知れない。川幅が、地形に比して不自然に広いのである。それも広さがランダムに変化している。
 そしてほぼ定刻、やっかいもの(ド失礼)第1弾、会津水沼に到着。


Section 9-10
会津水沼駅

会津水沼 あいづみずぬま 東日本旅客鉄道 只見線 福島県金山町

 降車客は我が2名プラスおばちゃん1名。
 このうちおばちゃんについては、駅構内に乗り入れていた(!)軽自動車に吸収されたことが現認されている。
 ということで取り残される我々は、さっそく所与の任務遂行に突入するのであった。

駅構内駅構内 交換設備が撤去されている
待合室全景ホームからの駅全景 確かに、読みに"izu-mi"を含んでいる。これによって今日1日の行動が余分い追加されたわけだーね
工具全開待合室と工具置き場が渾然一体となった、「都会」人の常識を破る駅舎
いちおー駅舎正面駅舎正面 て、単に上の建物を反対側から撮っただけ
駅からの眺望駅からの眺望 つーか、これが「駅前」なのか?^^;;
駅前通り駅前「通り」といっても人畜皆無
駅標&2ショット駅標2ショット(撮影 まつきさん)

 いやすごい。何がすごいって、ホームからたどり着ける唯一の立ち入り可能建造物に入るといきなり保線機器にご対面できるのである。100%、じもてぃ以外の利用を考えていない駅だといえよう。
 さらにすごい話。撮影を終え、ほっと一息ついた我々、次の列車の時刻は?と気にしつつ待合室の時計を見ると。。。

 止まってる。

 いやはや、先の「100%」は「200%」の誤りだったのだらうくゎ?^^;;


Section 9-11
2駅バック

会津水沼 15:22→会津宮下 15:39
普通 432D(キハ40-514)

 というわけで、圏外ゆえに時計機能のみ役立つPHS端末を有効に活用して(笑)列車到着直前にホームに出、若干の戻りのための列車をつかまえた。
 空きボックスはなく、ロング部に着席して2駅戻る。


Section 9-12
会津宮下駅

会津宮下 あいづみやした 東日本旅客鉄道会社 只見線 福島県三島町

 交換可能駅で駅員配置駅。というかタブレット閉塞ですよねここって。だから無人駅にはできないのであった。まぁいろいろあるだろうが、私は有人駅無条件擁護の立場なのですばらしく感じるのであった。

駅全景駅全景
駅前情景駅前はこんな感じ
同じく駅前同じく駅前 ひなびてます
駅標&2ショット駅標&2ショット 撮影:まつきさん
いまどきめずらしい連絡階段&通路ホームの間にある連絡階段&通路
「安全性」なるイデオロギーにより牙を抜き取られた現代社会ではめずらしい、ホームを切り欠いた連絡通路。対向式ホームの連絡は、通常は跨線橋・地下通路・踏切であるが、もちろんこれは以上のいすれにもあたらない。すばらしい!
旧式駅標&2ショット旧式駅標&2ショット(撮影:もちろんまつきさん) ちなみにこちらはすっぴんであります

Section 9-12-1
栄光館での激謎

 さて、さっさか撮影を済ませた後は、私のここ7年の人生中最大級のビッグイベントであるところの、温泉に入るプレイである。
 私のようなゲシュタルトの人間にとって、「水泳・温泉・スポーツクラブ」は「最後まで残る三大障壁」に他ならない。その1つにこの場で挑戦しようというのもあまりにアレなのだが、なにせここで次の列車を待つ約3時間の間にやれることは幅狭い。って、要するに「寒村でのヒマ」と「羞恥&物議醸しプレイ」を天秤にかけた極左冒険主義なだけだったのだが(笑)、しかしその目論見は、「事実は小説よりも奇なり」という実践によってあっさり乗り越えられてしまったのであった。。。
 この話、あまりにこのレポートの趣旨から離れるので、詳細はにっきの方で展開しておくことにするが、ともあれたっぷりと10年ぶりの温泉を楽しみ、その後旅館のロビーで飲酒プレイでくつろげた。


Section 9-13
公共交通機関の使命

会津宮下 18:23→小出 21:19
普通 433D(キハ40-550)

 たっぷりくつろぎ、3時間弱の待ち時間を少しも無駄に感じることなく駅に戻り、ふたたび只見線の気動車に乗車。
 今度のは デッキなしの2×1セミクロスクロス車だが、半自動ドアで、かつ乗降客がほとんどないので^^;;寒さを感じる要因にはならない。私は2人クロスに、まつきさんは4人クロスに陣取り、うとうとしながら根雪も深い山間を進んだ。
 只見を越えるころには乗客7名。この区間、例によって「道路が冬季閉鎖」故に廃止されずに残っているのだが、最終的に小出まで乗っていたのが4人だったので、3人は「峠越え」の乗客。地元の需要が少ないながらもきちんとあるのだ、ということだ。


Section 9-14
駅間距離短し、上越線

小出 22:18→長岡 22:52
普通 1755M(モハ114-1065)

 小出ではほぼ1時間の待ち。長岡行きがわずか6分前に出てしまっているという、例によってJRの「旅人はローカル線に乗るな」政策を感じさせるものだが、我々利用者は黙って待つしかない。
 さっそくまつきさんが駅前探検に出かけたが、鉄道の周辺にはこの時間帯にやってる店は飲み屋以外皆無、との報告。もともとこの駅は市街から川を隔てていることもありやむなし。とりあえず待合室で待機。地元のおばちゃんと「どこから来たの?」とか話をしながら時間をつぶしていた。
 乗り込んだ電車はガラガラではないがかなりすいている。当然セミクロス車なのでドアが開けば冷気にみまわれるが、当然ながら半自動ドアなのでそういうことにはめったにならず、暖かくすごすことができた。
、1ボックスを難なく占拠。まつきさんと「駅間距離が短いですよねぇ」など話しながらそのまま長岡へ。


Section 9-15
本日ラストラン

長岡 22:58→柏崎 23:41
普通 1366M(クモハ115-1055)

 長岡では地下通路を渡って乗り換え。この際、柏崎在住の知人T君に電話をしたがT君は既に酩酊状態。そして話しながら電車に乗り込むと、いっせいに私につきささる、地元男女高校生と思われる複数のグループのまるで異星人を見るような視線!(笑) もちろん私は慣れっこだが、同行するまつきさんには気の毒な話、ごめんなさい。「え?そうですか?」…ま、まつきさん(笑)
 そんな連中を降ろしながら、本日の、我々にとっても、信越本線普通列車としても、最終の電車は進む。柏崎まで乗った人は20人ほどだった。


Section 9-15-1
柏崎まで来てお説教を拝聴

 柏崎には知人T君が在住だ。というわけで、駅前のホテルにチェックインした後、T君の家まで徒歩で向かい、ちょっと飲みながら交流と相成った。
 ところが既に酔っ払っていたT君、私に延々とお説教。いや、別にそれはありがたいんですが、でも話題が何度もループしてたし、どう考えても酔っ払いの説教だよなあれは(笑)。
 ともあれ、今後の自分の生き方についていろいろ考えさせられた夜だった。その点はT君に感謝したいが、だがしかし、もう3時だぞ!(笑) 私ら朝は6時起きなんだぞ!(猛笑) 我々に氏ねとでも言っているのか!?(笑)
 結局ホテルに戻って寝たのは3時20分頃となった。


今日の出費

摘 要 支出金額
都営バス 200
青春18きっぷ 2300
セミルーズソックス 367
冬づくり 500ml 147
月桂冠カップ 200ml 203
ビッグメンチカツロール 126
出羽山王の水 100
ブルボン プチうす焼き 84
宮下温泉栄光館 入湯量×2 1000
日本酒×2 1365
イオン水 105
バタピー 300g 262
コカコーラライト 120
今日の小計 6379
今日までの累計 94338

 ここでいう支出では、前売りの乗車券類の購入など、 本旅行中で後日行使するきっぷの購入は計上しません。そのかわり、 前もって買っておいたきっぷの行使は計上します。また、青春18きっぷ等の「複数人日分乗り放題となるきっぷ」については、1人日分の値段を計上します。割り切れない場合は、1円未満の端数分を初回行使分に上乗せします。



Written by Yonezawa Izumi <izumi@nurs.or.jp>
Last Update: 2002/12/24
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