よねざわいずみ 全駅制覇 Report Vol. 22
米沢泉美 全駅制覇 Report Vol. 19

2連続徹夜でも果敢に攻め落とし
− 4月3日(土) −

今日の行程





発 駅 時刻 列 車 時刻 着 駅 制 覇
259 155 新大阪 5:22 普通 105C 5:26 大 阪  
260 156 大 阪 5:28 普通 1309 5:46 天王寺  
261 157 天王寺 5:58 区間快速 201H 6:28 久米田 久米田
262 158 久米田 6:39 普通 422H 7:27 天王寺  
263 159 天王寺 7:32 普通 1211H 7:34 美章園 美章園
264 160 美章園 7:53 普通 428H 7:56 天王寺  
265 161 天王寺 8:01 普通 1732K 8:08 加 美 加 美
266 162 加 美 8:27 普通 1738K 8:30 久宝寺  
267 163 久宝寺 8:32 区間快速 316K 8:47 王 寺  
268 164 王 寺 9:06 普通 1322T 9:13 志都美 志都美
269 165 志都美 9:37 区間快速 1351T 9:42 王 寺  
270 166 王 寺 9:49 普通 1752K 10:04 奈 良  
271 167 奈 良 10:08 快速 2618M 10:53 京 都  
272 168 京 都 11:03 新快速 3224M 11:48 米 原 米 原
273 169 米 原 12:21 新快速 3228M 12:30 長 浜  
274 170 長 浜 12:41 普通 145M 13:18 敦 賀  
275 171 敦 賀 14:24 普通 936M 14:44 美 浜 美 浜
276 172 美 浜 15:15 普通 937M 15:20 東美浜 東美浜
277 173 東美浜 16:19 普通 939M 16:34 敦 賀  
278 174 敦 賀 16:53 普通 146M 17:44 米 原  
279 175 米 原 18:14 近江鉄道 近江八幡行 18:24 彦 根 米 原
280 176 彦 根 18:27 快速 786T 18:32 米 原  
281 177 米 原 18:38 新快速 5254F 19:40 名古屋  
よねざわいずみ 全駅制覇 22日目 小計 0駅
よねざわいずみ 全駅制覇 今日までの累計 58駅
米沢泉美 全駅制覇 19日目 小計 8駅
米沢泉美 全駅制覇 今日までの累計 89駅

Section 22-0 / Section 19-0
2日連続寝ずとも朝はやってくる、旅もやってくる

 玄関までハトさん&飼い主さんご夫妻にお見送りいただき、そちらを何度も振り返りつつ、早足で新大阪駅に向かう。
 …といっても、正直、これでもう2晩連続で寝ていない。電車の中で少しずつ寝ているとは言え、私ももう38歳(涙)、体力的にはかなりキツいところである。
 結局1km強の道のりを17分もかかってしまい、 ホームに降りたのは5時17分。
 だがしかし、そこで私は、ほんの少しだけ^^;;目が覚めるような物体に出くわした。

ICOCAチャージャホーム上のICOCAチャージャ

 ありゃりゃ、ICOCAのチャージャはホーム上にも設置されているのね。
 これ、でもよく考えたらとても合理的である。ふと思い立ったらチャージ、これってすごく大切な気がする。


Section 22-1 / Section 19-1
眠い中、淀川を渡る(別に泳いでません)

新大阪 5:22→大阪 5:26
普通 105C(モハ201-200)

 そして上の画像にも写っている、青い電車に乗車。久々に関西圏のJRでロングシートに乗車する体験である。車内は1両あたり20人弱は乗っている感じで、意外と混んでいるなぁ、という感想。
 わずか1駅、といっても淀川を渡るので時間は4分もかかる。かなり昔、「1駅だから」ということでこの区間を雨の中歩いて、半べそになったのが懐かしく思い出された。笑


Section 22-2 / Section 19-2
ガタボロ103系もまだまだがんばってます(あんましがんばらなくても…^^;;)

大阪 5:28→天王寺 5:46
普通 1309(モハ102-541)

 大阪では早足でお乗り換え。そして大阪環状線ホームに既に入っていたオレンジの電車にすべり込みセーフ。同じように乗り換えた乗客はかなりいた。
 もちろん、これは私ですら生まれる前に誕生したガタボロ電車、103系。東京では武蔵野線・鶴見線・南武線・八高線あたりでかろうじて残っているブツだけど、ここ関西ではいまだ現役。他の民鉄と競争があるところには惜しげもなく高性能新車を投入しつつ、競争相手がいないと平気で40年前の設計のクルマを使う、というところがまさに関西。いいなぁ。笑
 車内は早朝だというのにかなりの混雑。とりあえず優先席だけど車端を確保して、あとはひたすら睡眠だった。さすがに危険回避でPHSの目覚ましをセットしておいたが、頼らずに無事下車できた。


Section 22-3 / Section 19-3
寝ゆっ!!

天王寺 5:48→久米田 6:28
区間快速 201H(サハ223-103)

 天王寺で待っていたのはなんと223系、関西空港対応で3列転換クロスシート。まるで私に「寝ろ」と言っているような編成である。笑
 ホームに止まっていたのは一見8連に見えたのだが、よく見るとこれは4連が2編成に分割されたもので、どうやら目的の区間快速が前4両、そしいて後ろ4両はその後の関空快速となるようだった。あぶないあぶない、もっと寝ぼけてたら誤乗してしまっていたかもしれない。
 ともあれ、どっこいしょ、とシートを転換させ、4人空間を作って横になる。目覚ましをかけていざ睡眠。
 それなりに寝て、今度はちゃんと目覚ましのお世話になり、身支度をして本日最初の攻略駅に下車した。


Section 19-4
久米田駅

久米田 くめだ 西日本旅客鉄道 阪和線 大阪府岸和田市

 本日の1駅め、久米田は新興住宅地的な駅だった。

駅全景駅全景 小ぢんまりとしてます
駅舎駅舎を別の角度から わりと古びてます
改札口ところが改札口はやたらとピカピカ
駅前北側駅前北側 団地が見えるのは当然として、タクシーがこの時間からたくさんいます 土曜朝なので昨晩から呑んでた人たちの朝帰り狙い?
駅前正面駅前正面は普通に商店街
ホームで、ホームはやっぱり古め
駅標&2ショット駅標&2ショット 相当眠そうな妙な顔です、涙

 町並みとしては、私の経験に照らせば、そう、東京西部とか埼玉県とか、そのあたりの民鉄の駅、という印象を強く受けた。


Section 22-5 / Section 19-5
モバイルなしでの唯一の弱点を見事に突かれて寝過ごし

久米田 6:39→天王寺 7:27
普通 422H(モハ103-140)

 というわけであまり観察すべきものもなく、予定より1本前の電車で引き返した。こちらももちろん103系。そこそこ混んではいたが車端席を確保、この車両にしては万全な睡眠対策である。
 …だがしかし、ここでミスは起こった。
 昨日の昼以来、モバイルが不通となっていて、えきからあたりで詳細な時刻を知ることができない。一方、持参している時刻表には、土休日の国電区間ダイヤは掲載されていない。
 まぁ仕方がないので、とりあえず時刻表に出ていた平日ダイヤを調べる。これによると次の目的駅、美章園に到着するのは7時30分らしい。まぁ平日ダイヤでいいや、ということで目覚ましを7時28分にセット、即座に意識を失った。
 そして私は、確かにオンタイムで鳴ったPHSによって目覚めた。7時28分である。
 …だがしかし、

 車内に誰もいない。

 なぜだ! なぜいないんだ! と私は周囲を見渡した。
 そして、悟った。

 ここは既に、天王寺。

 んなアフォな。笑 なんで終点に着いちゃってるんだよ! と。笑
 もちろんこれは、平日と休日のダイヤの差の問題である。後から調べたところによれば、この電車、土休日は天王寺7時27分着。当然、せっかちな関西人は7時28分には皆、下車していたのであった…


Section 22-6 / Section 19-6
席を動かず目標に到達

天王寺 7:32→美章園 7:34
普通 1211H(モハ103-140)

 まぁ、もともと1本前で移動して、それで終着駅の1駅前から寝過ごした、ということで被害は大きくない。素直に1駅戻ればよい。しかもそれは、

乗ったままでよい

 わけである。
 さすがに今度は、やたらと空いている車内でもゴローンと寝るわけにもいかず(笑)、敢えてロングシート中央部に座ってたった2分、本日2駅目に着いた。


Section 19-7
美章園駅

美章園 びしょうえん 西日本旅客鉄道 阪和線 大阪府大阪市阿倍野区

 こちらはまさに、東京で言えば「下町の民鉄の駅」。
 とりあえず尿意を催したのでトイレに行った後で、撮影。(なぜか関西だと「お花畑」とか書かずにストレート、大笑)

駅全景駅全景 ごちゃごちゃした市街地の中でも目立つエクステリア
臨時改札口平日朝ラッシュ時のみ使用の臨時改札口が上り線側にあり
ガータでもやっぱり道からは見えにくいところにあるせいか、強烈な存在主張、笑
高架橋の下高架橋の下は民鉄風に住居や商店が入ってます っていうかここ昔は民鉄だったのでそれも当然か
駅前通り駅前の道はさすが昔からの市街地、といった感じでごちゃごちゃしてます
駅標&2ショット駅標&2ショット またまたボケた顔、涙

 この駅、電車の到着直前になると急にどこからともなく人が現れる感じで、上の2ショット画像、かなり衆人注視の中で撮影されている。まぁでもここは関西、こういう目立つことしていること自体、なんだか「アタリマエ」のように思えてしまう(ただの思い込み)。


Section 22-8 / Section 19-8
ここから予定通りに復帰してみたび天王寺へ

美章園 7:53→天王寺 7:56
普通 428H(サハ103-8)

 というわけで予定通りに復帰して、本日3度めとなる天王寺までまた1駅。土曜とは言え朝ラッシュの雰囲気となってきており、当然のごとく座れなかった。


Section 22-9 / Section 19-9
緑の電車は山手線じゃなくて八高線でもなくて関西本線

天王寺 8:01→加美 8:08
普通 1738K(サハ103-8)

 天王寺からは緑の関西本線である。といっても快速は221系やら223系やらが使われていて全然緑ではなく、各駅停車や一部の区間快速に使われる、またまたまたまたの103系が緑色となっている。乗り換え時間5分はある程度余裕があるかな、と思ったが、せっかちな関西においてそういう甘い考えは棄てた方がよく、シート端は全滅、なんとかロングシート中央部分に座ることができた。
 とはいってもわずか7分、このくらいガマンせいや>じぶん


Section 19-10
加美駅

加美 かみ 西日本旅客鉄道 関西本線 大阪府大阪市平野区

 この時刻にしてもう3駅目。やはり国電区間は密度が濃ゆい。
 この駅、狭いスペースに作られているがかなり利用客が多い。

駅全景割と古めの橋上駅です
改札口改札口 もちろんICOCA対応
北口北口 線路に街がへばりついてるような感じ
北口駅前北口には商店街もあり
南口南口には駅名看板もあるが簡素
南口駅前南口側は宅地がメイン 駅前に神社
あ、桜だ♪
駅標&2ショット駅標&2ショット まだ寝ぼけてまつね(u_u)

 桜を見て「あ、さくらだ♪」と思い、まだ時間に余裕があるのだからちょっと寄ってみようかな、とも一瞬思ったのだが、だがしかしどうにも「だりぃ〜〜〜」(c)小倉優子@楽屋、ので、予定より1本早く移動することにした。やっぱり関西でチマチマ回ると自然とせわしなくなってしまうな…(ってそりゃあんた自身の問題<じぶん)


Section 22-11 / Section 19-11
さしたる意味もなく予定より1本前で先行

加美 8:27→久宝寺 8:30
普通 1738K(モハ102-395)

 もうどうにもだるい状態で、とりあえずあてもなく1本先行して乗ってみた。 もう土曜朝のラッシュはピークを過ぎたのか、それとも列車のタイミングの問題なのか、こちらはやたら空いていて、難なくシート端を確保することができた。
 そしてこのままだらだらと行こうと思ったのだが…久宝寺にて区間快速の通過待ち、そこにやってきたのは221系。…ねぼけていてもカラダは反応してしまった。笑


Section 22-12 / Section 19-12
目の前に221系が着たからというだけで衝動的に乗り換える

久宝寺 8:32→王寺 8:47
区間快速 316K(モハ221-26)

 そんなわけで衝動的にお乗り換え、ぐでーっと座っていたロングシートからガバッと立ち上がってお乗り換え。
 こちらも空いているので、転換シートをガチャンと倒して4人分を独占した。
 ただ、とはいっても乗車時間は短く、このまま倒れるのは氏を意味する。笑 のでここは横にならず、ぼーっとしていたのだが…
 それまで市街地だった景色が、突然山の中のそれに変わった。そうだ! ここは県境、桜で有名な河内堅上駅を通過しているのであった。あわてて車窓を眺めると、満開の桜の中、電車にカメラを向けるカメコの姿もちらほら。よく考えるとそれなりに山深いところなのだが、それでもここは国電区間。関西の鉄道はどこを乗っても楽しいなぁ♪


Section 22-12-1 / Section 19-12-1
王寺で餌チャージ

 そしてしばらくしてから突然街が開け、そこで王寺。先行して来たため、20分近くの待ち時間である。
 ちょっとおなかも空いてきたので、駅前で餌探しでもしようかといったん下車してみて驚いた。大きな大きな橋上駅の両側にかなり大きな建物がたくさんそびえ立っていて、ここがtypicalな「交通の要衝」以上に栄えた街だとすぐわかった。古いビルも多いけれど、ピカピカの「り〜べる王寺」という大きな複合施設があって、西友の看板と「営業時間 8:00〜0:00」の文字が。駅前でこの営業時間とは、東京近郊のスーパーに匹敵するコンビニエンスである。そしてなにより今の私にとっては、スーパーで餌補給という、とってもリーズナブルな行動が採れるのである。もちろんただちに、喜び勇んで入ろうとしたのだが…

 入口がない!

 んなアフォな(本日2度め)、と思いつつ、よくよく見てみると…

まだ開店していない模様

 である。ちぇ。
 やってなければしょうがない。ということで、ふたたび駅に戻り、ハートインにてむなしくサンドイッチとおにぎりを購入した。この「つくねミックスサンド」はなかなか微妙な味で私好みではあった。笑 


Section 22-13 / Section 19-13
ふたたび予定通りに戻って次なる攻略駅へ

王寺 9:06→志都美 9:13
普通 1322T(クハ221-46)

 ここからようやく予定通り。というか、これ、関西本線からの直通なので、予定どおりなら久宝寺から乗ってりゃよかったのだった。これで座れなかったらかなりアフォだが、幸いにして1シートを占拠できた。
 見渡したところ空いているシートはなく、そこそこ混雑している。それなりの旅客流動があるというのはうれしいことだ。
 沿線風景はこれまでと一変し、のどかに農地がひろがっている一方、宅地もそれなりにあるという、東京で言えば一昔前の多摩、といった趣。


Section 19-14
志都美駅

志都美 しずみ 西日本旅客鉄道 桜井線 奈良県香芝市

 そして降り立った志都美駅は、相当に「郊外っ!」感のある駅である。

駅全景平屋の簡素な有人駅
駅前駅前も小ぢんまり
ホームから見た改札口かつての田舎の駅の名残りのようなアプローチ
跨線橋の上から跨線橋からの眺めはすばらしい
駅標&2ショット駅標&2ショット 少し目覚めてきたかしらん、笑

 これでも「市内の駅」というのがちょっとびっくりである。
 だがしかし、列車の時刻が近づいてくると、どこからともなく人がわらわらと現れ、ホーム上はかなりにぎやかとなった。やっぱり「市内の駅」なのだなぁ。


Section 22-15 / Section 19-15
あ、同じ車両…(^^;;)

志都美 9:37→王寺 9:42
区間快速 1351T(クハ221-46)

 やってきたのは当然ながら先ほど乗った編成の折り返し。しかも、先ほど乗った王寺駅の構造からして、便利なのは同じ車両。ルール上問題がないので素直に乗り込んだ。
 車内は一緒に乗車した人たちも含めそこそこ混んでいたが、立ち客はいなかったので転換シートをひっくり返して1ボックス作り占拠。わずか5分間だがラクチンラクチン。


Section 22-16 / Section 19-16
アコ改車のようだが…どこが改造?

王寺 9:49→奈良 10:04
普通 1752K(モハ103-773)

 王寺では7分乗り換えでまたまた103系。明らかにアコ改車なのだが、よく見てもどこが改造されたのかさっぱりわからない。連結器側の窓がつぶされているところくらいしか気づかなかった。このあたりは幼少時から車両に興味がない私の限界である^^;;
 シート端が確保できたので貪欲に睡眠、結果まったく景色を見ることができなかった。(^^;;)


Section 22-17 / Section 19-17
転クロシートではとにかく寝る

奈良 10:08→京都 10:53
快速〔みやこ路快速号〕 2618M(モハ220-49)

 奈良は跨線橋をわたらないといけないのに乗り換え時間僅少、よって走った走った。
 席はそこそこ埋まっていたが運良く順方向窓側を見つけ着席。結局通路側に後から来た人が座り相席となったが構わず睡眠。


Section 22-18 / Section 19-18
走ったのに…6分遅れで徒労

京都 11:03→米原 11:48
新快速 3224M(モハ222-2015)

 京都でも乗り換え時間はわずか4分。大混雑する通路をかき分けかき分け走ったのだが、ホームに下りてみれば何のことはなく6分遅延…結果としてムダに体力を消費してしまい、相当がっくし感強し。もちろん遅延分の乗客を増やした新快速は激混みで座れるはずもなく、しばしガマンで立ち。石山でなんとか窓側に着席できたが、日光直撃でかなり暑い。まさに踏んだり蹴ったりの新快速だった…


Section 19-19
米原駅(JR西日本)

米原 まいばら 西日本旅客鉄道 東海道本線・北陸本線 滋賀県坂田郡米原町

 もう何十回と通過している米原駅だが、下車したのは生まれて初めてである。

駅全景駅全景(西口) いわゆる「交通の要衝」
西口駅前古くからある西口駅前
東海道新幹線唯一の「市にない駅」だなぁ、という感じの規模^^;;
東口最近新装なったばかりと思われる東口
東口駅前右手には夕方に攻略予定の、近江鉄道の駅
東口南方大阪方面はこれから開発か
跨線橋から跨線橋からの眺め 広い!
ホーム上の洗面所ホーム上に現存するオールドファッションな洗面所
もちろん、昔は蒸気機関車の煤煙で汚れた顔を洗うために機能していたわけです
駅標&2ショット駅標&2ショット また寝ぼけた顔だ、苦笑

 さて、この米原駅はJR東海とJR東日本との接続駅である。ルール上、この駅は両者に属するため、2度の乗り降りが必要となる。なのでここはこのまま関が原方面まで出れば両方の分をカウントできることになるのだが、できればそうしたくない。米原は東海道新幹線も通り、こちらは両側JR東海なのである。とすれば、JR西日本は今回でカウントとし、JR東海の分は新幹線の乗下車を行って攻略、とした方がよりよいような気がするのである。
 そんなこともあり、今回はこのまま北陸本線に抜ける。あくまでも「JR東海分はカウントされない」を貫こう、というわけである。我ながら実に意味のないこだわりだが、それを言ったらもともとこの試み全体が意味がないものなのである。笑


Section 22-20 / Section 19-20
一路、日本海側へ…は行けず琵琶湖のほとりまで

米原 12:21→長浜 12:30
新快速 3228M(サハ223-2005)

 そんなわけで今回はこのまま北陸本線に入った。そしてそのまま一路日本海側へ…と行きたいところだが、あいにくこのダイヤでは長浜接続となってしまう。ふたたび新快速に乗車。そこそこ乗っているがもちろん空席も多く、1ボックス占拠。
 フト窓の外を見たら…あれ?? スーパーしらさぎが並走??? なぜ???? と思ったら先方は名古屋行でした。あーびっくりした、笑
 そしてこんな駅を通る。

さかたちがい窓越しに撮影
さかた違い、笑

 酒田にはいつも通(かよ)っているが(笑)、坂田を昼間通(とお)ったのは今回が初めてである。こちらの「さかた」は簡素な無人駅だった。
 長浜の手前では琵琶湖が車窓に迫ってくる。ナマで近くに琵琶湖を見たのも生まれて初めてかもしれない。ほとんど海のような眺めなんだなぁ、やっぱり。


Section 22-21 / Section 19-21
久方ぶりの食パン電車

長浜 12:41→敦賀 13:18
普通 145M(モハ418-7)

 長浜からは交流区間になるため、久方ぶりに食パン電車のお世話になる。
 順当にボックス順方向琵琶湖側窓側を確保。さすがに短い編成で相席となるが、シートピッチが広いから特に苦にならない。しかしドアが各駅停車用としてはあまりに非効率過ぎて乗降に時間がかかりすぎる。
 同じ車両にホームレスの人が乗ってて異様に臭い。もちろんこれは「風呂に入れない」生活を強いられている以上やむを得ない話なのだが、やっぱり臭いものは臭いよなぁ(^^;;)
 高月でなぜか大量下車、さらに近江塩津でも大量下車。ホームレスさんも近江塩津で降りていたが、みなさん琵琶湖一週ツアーか何かなのだろうか?
 とりあえず車内の臭いが収まり(^^;;)、ガラガラ状態になっていっそうラクチンになった車内だが目的地はもうすぐ。 豪快なオーバハングで小浜線を迎え入れるのだが…駅に着く直前に走り行く新型電車。これは本当に本気でムカツくダイヤ編成そのものである。大苦笑


Section 22-21-1 / Section 19-21-1
待合室でお食事…&飲酒、笑

 というわけで、敦賀ではムダに時間が空いた。仕方がないので、あくまでもこれはJR西日本が悪い、と人のせいにして昼間から酒盛りである。笑
 またまたおなかが空いてきたので、ひとまず名物ますの寿しのハーフサイズと発泡酒を購入。あぁシアワセ…
 ぽわわわ〜んとした状態で、私にしてはかなりゆっくりと鱒寿司を食べ、14時過ぎにふたたび改札を通った。


Section 22-22 / Section 19-22
この電化の意味は…??

敦賀 14:24→美浜 14:44
普通 936M(クモハ125-6)

 だがしかし、14時過ぎではオソカッタ…転換クロスシートはもうほとんど先客がおり、空きシートは唯一、窓がない席にしかなかった。小浜線は初乗りなので景色も重要なのだが、やはり寄りかかれる窓側、というか通路側でない方というべきか、の方がよいかな、とそこに決め着席。前方がかろうじて見えるのでそちらから景色を眺めることにした。
 この後も三々五々乗客は現れ、発車時点では満席となり立ちもちらほら。125系電車はなかなか静かな走りでさすがは最新車両。次の西敦賀はなーんにもなさそうなさびしいところ。竹林の中を進んでいくが、カーブの向こう側には開けた街。小浜線はどうもワザと街中を避けて通っているような感じで、「なんでここ電化したの?」感はぬぐえない。
 美浜の直前で雨が降り出した。うーむ傘なしはやっぱり大不正解だったようだ…


Section 19-23
美浜駅

美浜 みはま 西日本旅客鉄道 小浜線 福井県三方郡美浜町

 まー金持ちになった地域ですよここは。もちろん、「そうせざるを得ない」事情もいろいろあったとは思うわけで、単純に非難するわけではないのだが。

駅全景駅全景 やたら豪華なのはやっぱり放射能物質のせい?(毒)
駅前いいなぁ、このセンス、笑
でまたこれが寂れてます…
駅前通り駅前通りは古典的な地方の駅前集落
住民センター駅舎に併設の住民センター 駅舎よりも豪華なのはやっぱり放(ry
みどりの窓口対するにJR駅は閑散…
ホームホームもご立派なのはやっぱり(ry
貨物側線跡貨物側線跡には保線車が まだ生きている線路です
海方下りホームから海方を眺める 漁船が置いてあります
駅標&2ショット駅標&2ショット っていうか長い髪は似合わない…涙

 小雨の中、一応駅前を探検しようとしてみたが、近くにはコンビニもないし、海岸も遠い、というわけであっけなくやることがなくなった。駅待合室を兼ねた、これまた豪華で職員常駐の観光案内所にてぼーっとして帰りの電車を待った。


Section 22-24 / Section 19-24
雨の中、隣の無人駅へ

美浜 15:15→東美浜 15:20
普通 939M(クモハ125-7)

 帰りの電車が来る頃にはすっかり雨が本降りに。東美浜ではなにもすることがなさそうな感じである。
 やってきたのは2連。さきほどの単行の倍の定員なわけで、その分余裕はある。とはいっても空いている転換シートはなく、順方向補助席(というのが125系にある)を引っ張り出して着席。座り心地はあくまでも補助席だが、今度は窓があって景色は見やすかった。笑


Section 19-25
東美浜駅

東美浜 ひがしみはま 西日本旅客鉄道 小浜線 福井県三方郡美浜町

 見事になーんにもない駅である。

駅全景駅全景 駅舎もありません
駅前広場なんと駅前トイレは水洗
ホームの目の前ホームと反対側に小集落があるのみ
駅標&2ショット駅標&2ショット やっと眠そうじゃなくなったと思ったら今度は疲れてますね…疲

 雨の中、狭くてかつゴミの臭いが漂う(^^;;)待合室で次の電車を待っていると、下り電車から妙なおじさんが降りてきて、私に「逆のはすぐ来るか?」と尋ねてきた。どういう意図なのかさっぱりわからないがとにかく時刻を告げたところ、おじさん、そのまま待合室に座り電車を待ちはじめた。うーむ、東美浜のミステリーだ…


Section 22-26 / Section 19-26
北陸に別れを告げ

東美浜 16:19→敦賀 16:34
普通 939M(クモハ125-3)

 今度の「逆の」は単行だった。よってかなり混み混み、それでも進行逆向き固定の席が空いていたのでかけさせてもらう。お次の西敦賀ではトレッカーが大量乗車してきて、ちょっとしたラッシュなみの混雑振りを呈していた。あぁ逆向きでも座れてよかった…
 そして敦賀駅に進入していくと…特急しらさぎがちょうど駅を出ていくところ。まじで小浜線、接続完全無私なダイヤだな…これでは東の山田線未満だよ…


Section 22-27 / Section 19-27
食パンじゃなーい!

敦賀 16:53→米原 17:44
普通 146M(モハ456-16)

 もうすっかり攻略を終えたキブンだが、実はまだあと1駅残っている。だからとりあえずお酒は控え…るわけねーだろ! 笑
 ということでいったん敦賀で改札を出てソッコーで補填、ふたたび改札に入り北陸本線上りホームへと向かう。
 次の電車は既に入線済だったが、残念ながら食パンではなかった。残念。
 既にボックスはほぼ先客が居る状態だったがなんとか空きを見つけ、ふたたび飲酒開始。かなり出来上がってしまったというのに、高月で女子2厨房がマイボックス(笑)に割って入ってきたためちょっと恥ずかしい状態。…っていうか、これ、そのときにメモったのをそのまま書いたのだが、既に「女子2厨房」がなんのダジャレなのかさっぱりわからないよなぁ…やっぱりレポートはすぐ書かないといけませんね^^;;
  恥ずかしがっているうちにすっかり雨があがり、とっても割り切れない思いになりつつ、長浜では大量下車。みなさんここから新快速に乗り換えかな? いずれにせよ、ふたたび空いた車内でぼーっとしつつ、米原にふたたび戻ってきた。


Section 19-19
米原駅(近江鉄道)

米原 まいばら 近江鉄道 本線 滋賀県坂田郡米原町

 米原では昼過ぎに観察した東口から下車。そして本日最後の攻略駅、近江鉄道の駅に向かった。

駅全景駅全景 なかなか新しめだなぁ、と思いきや…
待合室それは外側、しかもJRに面した側だけで、中はとてつもなく旧い
階段には自転車通路が近江鉄道といえばサイクルトレイン
車内自転車持込可のため、階段にもちゃんと自転車用スロープが
改札口無人の改札口 張り紙に「18時で営業終了」と出ているのだが…
まだ18時より前やん! 笑
車止め行き止まり
近江八幡方近江八幡方だけ見ると近代的に見える、笑
水だめホーム上のこの古めかしい水溜めは何用?
駅標&2ショット駅標&2ショット 最後の気力でようやく一応笑顔、^^;;

 近江鉄道といえば、まさに近江商人丸出しで、東海道新幹線の高架橋が建設される際、「景観が損なわれるから景観料よこせゴルァ」として国鉄からお金をふんだくったすばらしい会社。だがしかし、残念ながらこの寂れた駅からは、そういうイキオイは感じ取ることができなかった…


Section 22-29 / Section 19-29
不正乗下車はできません、笑

米原 18:14→彦根 18:24
近江鉄道 普通 近江八幡行(近江808)

 やがて折り返しの電車がやってきたので乗車。発車時刻間際になり、ぱらぱらと乗客が現れ、結局総計8人を乗せて旧西武車は出発した。

銘板の跡&非常ボタンうひょ、取られたままの銘板&骨董モノの非常ボタン

 米原を出てすぐ、JRとヤンマーの工場を挟む形で進んでいく線路。もちろん、近江鉄道の側が工場の裏側、ということになるのだろう^^;;
 米原駅は寂れていたが、保線の状態はそこそこよく、並以上の乗り心地。西武のクルマは泣いてないぞっ!
 交換駅の鳥居本を過ぎ、新幹線をアンダークロスして、トンネルで山を抜けるとそこは商業地、もうすぐ彦根である。
 彦根はまだJRとの連絡線が死なずに残されている。信楽高原鉄道の正面衝突事故以来、JRとの亘り線を切断する中小民鉄が多い中、なかなか立派なものである。
 私はここで下車だが電車は交換待ち。ほどなく入ってきた近江八幡からの対向電車はけっこう混んでいて、あぁ、やっぱり米原駅が寂れてたのは米原が田舎町だからなのね、と勝手にナットク^^;;
 なお彦根駅は一見、JRと無改札で行き来できそうに見えるが、実は跨線橋の付け根部分に小さな改札がある。不正乗車はできないのでご注意を。笑


Section 22-30 / Section 19-30
一本前に間に合う

彦根 18:27→米原 18:32
快速 786T(クハ222-2036)

 米原から乗車して2駅乗ったので近江鉄道の駅もクリア。今日の攻略はこれにてすべて終了、あとは今日の宿泊地、名古屋に向かうのみである。そしてこの行程では、米原駅で途中下車することはなく、必然的にJR東海の米原駅はクリアされないことになる。笑
 彦根では乗り換えの具合が事前に掴めず、余裕をもって立ててあったのだが、乗り換えはサクサク終了、一本前に乗れることに。空いてるかなぁ、と思っていたが、意外にもほとんどのシートに着席があった。数少ない秋シートを見つけて着席し、JRでは1駅で本日3度めの米原駅へ。


Section 22-31 / Section 19-31
ラッシュに近い混雑 最後まで立ちかよ…

米原 18:38→名古屋 19:40
新快速 5254F(クモハ313-3/サハ313-3)

 米原までが予定の1本前なので、米原からも予定の1本前にぎりぎり乗れることになった。だがしかしこの時期のこの時間帯、たった6分の乗り換え時間では着席は絶望中の絶望である。果たして、薄暗い7・8番線ホームは芋洗い状態。これではどこをどう間違えても座れるはずもない。ほとんどラッシュなみの混雑でポジショニングに悩むが、とりあえず連結器の上に立ってみた。↑で車番が2つ書かれているのは「その2両の間に立っていた」という意味である。
  結局名古屋まで、1時間も連結器の上に立っていた。連続2晩寝床で寝てないところにこれはあまりにキツかった…


Section 22-31-1 / Section 19-31-1
速攻でばたんきゅー

 名古屋に着いて、最後の力を振り絞って駅近くのホテルにたどりつきチェックイン。部屋に入った15分後、各種充電の準備だけしてすぐに寝た。まさにリアルバタンキューだった…


今日の出費

摘 要 支出金額
青春18きっぷ 1回分 2300
つくねミックスサンド 199
おにぎり和風ツナ 126
淡麗生 500ml×2 422
ますの寿しハーフパック 399
ビッグメンチカツロール 126
昆布締め寿しおにぎり 168
淡麗生 500ml 211
近江鉄道 運賃 米原→彦根 290
ホテル代 4200
今日の小計 8441
今日までのよねざわいずみ 全駅制覇累計 244698
今日までの米沢泉美 全駅制覇累計 148284
今日までの総プロジェクト累計 358578

 ここでいう支出では、前売りの乗車券類の購入など、 本旅行中で後日行使するきっぷの購入は計上しません。そのかわり、 前もって買っておいたきっぷの行使は計上します。また、青春18きっぷ等の「複数人日分乗り放題となるきっぷ」については、1人日分の値段を計上します。割り切れない場合は、1円未満の端数分を初回行使分に上乗せします。



Written by Yonezawa Izumi <izumi@nurs.or.jp>
Last Update: 2004/12/20
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