通 番 |
発 駅 | 時刻 | 列 車 | 時刻 | 着 駅 | 制 覇 |
---|---|---|---|---|---|---|
294 | 津 山 | 7:11 | 普通 1857D | 7:43 | 美作落合 | 美作落合 |
295 | 美作落合 | 8:31 | 普通 854D | 8:39 | 美作追分 | 美作追分 |
296 | 美作追分 | 9:23 | 普通 1856D | 9:45 | 津 山 | |
297 | 津 山 | 9:50 | 普通 1678D | 10:17 | 美作加茂 | 美作加茂 |
298 | 美作加茂 | 10:32 | 普通 1677D | 10:41 | 美作滝尾 | 美作滝尾 |
299 | 美作滝尾 | 11:45 | 普通 680D | 12:06 | 美作河井 | 美作河井 |
300 | 美作河井 | 13:10 | 普通 679D | 13:44 | 東津山 | |
301 | 東津山 | 13:53 | 普通 1880D | 14:00 | 美作大崎 | 美作大崎 |
302 | 美作大崎 | 14:19 | 普通 2829D | 14:26 | 東津山 | |
303 | 東津山 | 14:36 | 普通 2830D | 15:29 | 佐 用 | |
304 | 佐 用 | 15:37 | 智頭急行 普通 745D | 16:22 | あわくら温泉 | あわくら温泉 |
305 | あわくら温泉 | 17:10 | 智頭急行 普通 748D | 17:59 | 上 郡 | |
306 | 上 郡 | 18:12 | 普通 1328M | 18:47 | 姫 路 | |
307 | 姫 路 | 19:01 | 新快速 3300M | 21:20 | 米 原 | |
308 | 米 原 | 21:24 | 普通 3226F | 22:05 | 大 垣 | |
309 | 大 垣 | 22:25 | 新快速 5266F | 22:36 | 岐 阜 | |
310 | 岐 阜 | 22:57 | 区間快速 5406F | 23:05 | 尾張一宮 | |
311 | 尾張一宮 | 23:38 | 快速 372M | 4:42 | 東 京 | |
米沢泉美 全駅制覇 40日目 小計 | 7駅 | |||||
米沢泉美 全駅制覇 今日までの累計 | 120駅 |
比較的ぐっすり寝られ、目覚ましに頼らずに5時55分ころ起床。もちろん、日常生活に比べれば十分早起きではあるが、当初予定だとこの時間にはホテルを出なければならなかったわけで、1時間も寝坊できたのはとてもうれしい。
カーテンを開けてみると、眼前にはこんな光景が。
都市間輸送において高速道路に根こそぎ客を奪われてしまい、かろうじて岡山との移動のみ盛況な状態では、これほどの大きな設備はもはや無用なのだろうが、せっかく転車台もあるのだからSLを走らせるとか、そういう工夫は…JR西日本にあるわけはないなぁ。苦笑
シャワーを浴び、メールチェックをして(あーLAN経由は速い!)6時50分に宿を出る。コンビニに寄ろうかどうか迷ったが、結局やめて目の前の駅に直行、駅売店にて飲み物&朝食用菓子パンを購入した。
18きっぷにスタンプを入れてもらって入場し、2連のキハ120に乗り込む。乗客は私を含めて計4人のみ、席は選び放題だが、無人の後ろの車両を占拠する。そして冷房が入っていないので窓を開けようとするが…どうやら構造上開きまへん。笑 朝7時とは言えまだまだ夏、これはさすがに暑い!
と参っているうちに列車は出発。中に風が吹くわけではないが、動き出すとなぜか暑さは少しだけ和らいだ。
この時間帯の日曜、しかも夏休みとくればそれほど流動はなさそうだが、院庄で学生が1人乗車、昨日攻略できた美作千代では学生2人とおばちゃん1人が乗車。この向きに向かって乗客が増えるのはちと想像していなかった。
美作千代から先は未乗区間だが、ここまでは盆地だったのが急に山深くなり進んでいく。
次の坪井は木造駅舎が取り壊され、あまりに簡易な待合室があるのみ。木造駅舎天国のこの地域にも、徐々にリニューアルの魔の手が押し寄せているのを感じてしまう。
坪井で学生がさらに1人乗り、さらに山の中に入った感じのところで左側に中国自動車道が寄り添ってきて、この後で攻略する美作追分。さらに学生が乗ってきて、やや開けた感じのところに出て美作落合に到着。学生1人とおじさんと私が降りたが、学生はさらにここで9人も乗ってきた。
美作落合 みまさかおちあい 西日本旅客鉄道 姫新線 岡山県真庭郡落合町(現・真庭市)
列車はここで時間調整のためか小休止。私も、時間の余裕があるためひと休みしてから活動開始である。
駅舎にはモルタルが被せられているものの、待合室は正真正銘旧い木造! 今日も1駅めから上々である。
しかし近々、取り壊しとの噂もあるそうな…
駅前ではタクシーとバスが客待ちをしているが、日曜日のこの時間では乗客もゼロ。のーんびりした光景なのだが、気温がそれほど高くないのにじんわりと汗ばむ肌。そういえばもやもかかっているし、湿度はかなり高い感じである。
待合室でぼーっと待っていると、やってきたのはキハ120ではなくキハ40。発車まではまだ間があり、この列車もここで時間調整するようだ。ダイヤを見ると他の列車ではこのようなことはなく、これは平日の登校下車用の時間調整なのかもしれない。
私のほかの乗客、3人とともに乗り込むが、おお! 冷房だ。涼しさ以上に湿気が少ないのがうれしい。
そして目の前にいた、私服のギャルが下車し、1ボックスが空いたため私はそこに。他の全ボックスは制服姿の学生たちが1〜3人ずつ座っていて、あぁ部活の時間なんだなぁ、日曜日なのにおつかれさまです、と思う。まぁ、私の高校生時代だって日曜は予備校通いでまさにおつかれさま状態ではあったのだが。笑
美作追分 みまさかおいわけ 西日本旅客鉄道 姫新線 岡山県真庭郡落合町(現・真庭市)
1駅とはいえけっこう時間をかけてゆるゆると戻って到着した美作追分駅は、今回の旅ではじめて、最近建て替えられた駅舎である。ただし木造は木造。味気ないRC製やら貨車駅やらではない。
周囲は駅前の小集落以外、ぽつんぽつんと工場や農家が道路沿いに見えるだけの淋しいところ。京ぽんもここは圏外である。
これら撮影を済ませた後、私は「なくなっても実損が少なそうで重いもの」のみをまとめ待合室に放置し、早足で駅を後にした。旧落合町Webサイトのオススメにはまったく出ていないものの、ごくごく一部で有名なスポットを見物するためである。笑
美作追分駅を出た私は、早足で中国自動車道の落合ジャンクション付近に向かった。その近辺に珍謎所(笑)があると知ったからである。笑
入口に「無料です」とも「有料です」とも何も書かれていないこの状況で、しかも所有者の家屋が眼前にある状況で、これ以上進むことは私の精神力では不可能だった。いやまじで。^^;;
そんなわけで仕方なく駅前に引き返し、こちらは正真正銘、町の観光案内にも出ている追分公園に行こうとしたのだが…
思うに、ここはヤマツツジの名所ということで、草が少ない4月頃はそのまま登れ、その後単に放置、というのを毎年繰り返しているのだろう…
そんなわけでお口直しにも失敗し、空しく追分駅で次の列車を待つしかない私だった。
ガランとした待合室に座っていると、9時10分ころそうじのおばさんが登場。地元のボランティアだろう。こうやって駅はしっかりと守られているのだった。もちろんこれ、本質的にはJR西の合理化・ユーザ側への負担押し付け以外ではないが、理想論だけ言っていても世の中は動かないし、逆に「ここは地元のスペースだ」という意識でみんなが使い守る、ということはとても大切だと思うのだった。
ここからはいったん津山まで引き返す。やってきたのは今度はキハ120の2連。車内は学生を中心にそこそこ混んでいるが、いかにも空いている後ろの車両に行ったところ…また冷房入ってねーよ! 笑 しかしなんと、運転手さん、後ろまでやってきて冷房をオン!(^o^) すばらしい! これで迷うことなく、後ろで着席プレイ、津山まで少しうとうとしながら快適に移動できた。
津山では5分の乗り換え時間で因美線に向かうキハ120に乗り換える。幸運にも空いているボックスがあったので座ったが、その後乗客は増え始め、ロング部に人がたくさん座る盛況ぶり。そんな中、1本前のキハ40のに乗ってた女子高生2人組が乗ってきて相席になったのだが、
おめーらヤニくせーぞ!w
ただしその2人、お隣の東津山ですぐに下車していった。他にも5人ほど下車し、さすが大きい街だなぁ、と思いつつ、
おめーら部活の前に津山駅で一服してくために
一本早いので出てきたんだろ!w
とツッコみたくもなったのだった。笑
そしていよいよ因美線へ。東津山の配線は、いったん交換用の2線がポイントで1線となり、すぐ先で因美線と姫新線に分かれるようになっているが、これがもう、ポイント付近にも草ぼうぼうで、あからさまにメンテをしていないのがよくわかる。
かつてこの因美線、岡山と鳥取を結ぶ急行砂丘号が、1997年まで1日5往復も運転されていた。そしてその晩年まで、因美線内の今まさに乗車している区間は通票閉塞が(そして腕木式信号機も)残っており、日本の旅客鉄道最後の「通票通過授受」が行われていたのだった。その意味では「近代化されていない最後の幹線」だった区間だといえよう。
通過授受は、通票(いわゆるタブレット)を交換する駅を列車が通過する場合に行われていたものである。
通票は通行手形であり、これがないと列車は駅間(正確には閉塞区間)を走行することができない。そのため、普通に考えれば、急行だろうが特急だろうが、タブレットを交換する駅ではいったん停車する必要があるように思える。
しかし、優等列車が早いのは、停車駅を少なくして、その分の加速・減速で余計にかかる時間を節約できるからであり、タブレットのために停車していては何のための急行・特急なのかわからなくなってしまう。
そこで考えられたのが通過授受である。まず運転助手(が通過授受の場合乗っていた)が現在の区間のタブレットを持ち、駅ホーム上に設置された、蚊取線香様の「通票受器」に向けてタブレットを投げ入れる。そして次の区間のタブレットは、駅ホーム上先頭に設置された遮断機様の「通票授器」に駅員によってつけられており、それを運転席外につけられている車上タブレットキャッチャー、または運転助手の腕ですくい取るのである。これにより、徐行は必要であるものの、運転停車をすることなく、タブレットの交換を行うことができたのだった。(詳細は→あまりにくわしいこちらのサイトをどうぞ)
なお私はこの光景、幼少時に芸備線の車中より何度も目撃しており、助手が適当に投げたタブレットが受器に入らず線路上に落ち、駅の助役がボヤいていたのが特に印象に残っている。っていうか、当時は急行といえども、小さいガキに地上のボヤきが聞こえる程度ののんびりした運行だった、ということなのだろう。
しかしその役目も、智頭急行が開業し、さらに高速特急気動車車両が増備されたことによって完全に消滅。現在は特殊自動閉塞化・全駅無人化がなされ、月1回は昼間の運行が全面的に止まる、超ローカル線となってしまったのである。
列車はこの後訪れる美作滝尾に到着。もう涙モノの木造駅舎が見え、後々への期待も高まるが、その割には京ぽんは思いっきり圏内である(^o^)。ここで3人が下車し、残りはわずか3人。日曜の昼間なのでこんなものなのだろう。
ここから列車は徐々に、鳥取県との県境に向けて上りつめていくが、ときどき車体から「ピシッ」という乾いた音が聞こえてくる。エンジントラブルとは程遠い音で、妙に、というかものすごく気になるが、他のじもてぃ乗客、誰も気にしていなさそうである。いったい何の音なのだろう…
そして津山を出てから30分と経たないうちに、列車の終点、美作加茂に到着。折り返し列車のため、駅舎と反対側のホームからそのまま折り返すようなので、運転手さんに「荷物置きっぱなしにしてもよいですか?」と一応お尋ね。運転手さん、ちょっと困ってから「なくなってもしらないよ!」はいすみません、もちろんわかっておりまする。m(__)m
美作加茂 みまさかかも 西日本旅客鉄道 因美線 岡山県苫田郡加茂町(現・津山市)
ここは現在、東津山−智頭間で唯一の交換可能駅であるが、かつては急行砂丘の全列車が停車する主要駅であり、また日本最後の「腕木式通過信号機」が残っていた駅でもある。
列車の折り返しまで15分しかなく、今回の駅めぐりで最もせわしなくなってしまったが、駅内の見るべきものはしっかり見ることができて満足感大である。
因美線上では、この先にもう1駅、「美作」がつく、すなわち攻略対象駅があるのだが、ここはひとまず後退、ということで、折り返しの同じ車両に再び収まり引き返す。帰りは私を含めて5人、うちギャルが2人。まぁ、津山市内まで出るのだろう。
そして当然、この時間帯は引力が津山に向けて働くわけで、途中の、崖の上にへばりつくようにホーム1本がある三浦で1人乗車、さらに私と入れ代わりで美作滝尾にて1人乗車があった。
美作滝尾 みまさかたきお 西日本旅客鉄道 因美線 岡山県津山市
ここ、降り立ってみてもう感動! なぜなら…
というわけで、私がここまでで出会った駅の中でも最高レベルにすばらしい塩梅なのである。
なお上の画像にも写っているとおり、簡易委託販売は駅舎内ではなく、駅前の農協にて行われている模様。
そしてここは、これだけの風情を持ちながらも京ぽんが圏内である。「津山市内のJR駅前」ということで、Dポアンテナが設置されているのだろう。このあたりいかにも「机上の判断」ではある。
美作滝尾では1時間ほど待ち時間がある。そして駅の近くに、南北朝時代に築城され、戦国時代末期まで使われた医王山城の跡がある、ということで出かけてみたのだが…
…というわけで登山はあっさり挫折。仕方なく駅まで戻りつつ、水分補給のため自動販売機を探すが…これが見事に、ない!
集落がある駅の近くで自販機がないというのはかなりレアなのではないだろうか。駅にも自販機がないが、こちらはこのすばらしい駅舎の景観保存ということで理解できるが、いずれにせよ、これで水分補給のメドがなくなってしまった。まだ身体は渇水状態には至っておらず、その辺の水を飲むという危険は冒さないでおいた。
そして駅の待合室で、ふたたびすばらしい駅舎を眺めながらのんびり過ごしていたが、なんと、ついに雨がぽつぽつと降り出してきてしまった!
因美線や姫新線で降雨、という事態が何を意味するのか、鉄な方には有名と思うが、まさか自分でそれを体験できるとは…(@_@
やってきた、もう乗り慣れたキハ120だが、先ほどとは打って変わって混んでいる! 無論ボックスに空きはなく、後方のロング部合間に座る。
見渡すと、ギャルグループが何組か、酒盛りをしている。
津山の高校生はやりたい放題だなぁ…笑
他、前日見かけたノーパソ男も乗っているし、さらにどうみてもマニアではない旅行客も3組5人。やはり、鉄路で津山から鳥取に抜ける需要は確実に存在しているのだ、と思うとほっとする。とりわけ、真横に座る母娘2人組は広島から新幹線で岡山、そこから津山→智頭→鳥取と抜けていくようで、「なぜ智頭急使わない?」とよっぽと質問しようかと思ってしまった。おそらくローカル線マニアなのだろう。
雨の方はほとんど降っているかどうかわからない状況で、最前方まで出向いて速度計を確認したところ25km/h、まだ晴天時扱いだと判明(もちろんこれ、この区間の最高時速)。そしてさらに元の座席に戻る際、…ついに正体不明だった「乾いた音」の音源を発見!
それは…
後方のバックミラーに
横から伸びてきた木の枝が当たっている音
だった…
これは、私のような年寄りにはかなりの衝撃であった。幼少時に仕入れた知識では、鉄道には「建築限界」というものがあり、軌道の上の一定の空間には異物はあってはならず、それを計測する「限界測定車」というものが存在していたはずである。ところがこの状態。私は、この因美線の車中で、
国鉄分割民営化とは何だったのか
という問いへの解の、最も衝撃的な1つを得たような、やるせない気分になってしまったのだった。
酒盛りのギャルグループは美作加茂で下車。一気に車内は空き、私は前のロング部に移動、ガシシキ体制を整えた。
ここからは新規乗車分。しばらく行くと加茂の市街地が見えてきたがなかなか拓けていて、乗降客が多いのにもナットク。
その先はふたたび山間の景色に。知和の木造駅舎は見るからに傷みがあり、この先が心配だ。さらに非力なエンジンをうならせながら勾配をのぼり、久々のトンネル。うっすらともやがかかっていて、峠が近いことがはっきりわかる。
そして2つめのトンネルを抜ければ、岡山県境となる美作河井駅である。下車はもちろん私1人、雨は止んでいた。
美作河井 みまさかかわい 西日本旅客鉄道 因美線 岡山県苫田郡加茂町(現・津山市)
かつては交換可能で急行列車の通過授受が行われていたが、今では全国でも屈指のレベルの過疎駅である。movaですら圏外なのだ。
所在は加茂町である(註:訪問時)が、岡山県一人口が少ない(2001年末当時で700人)阿波村の最寄り駅でもあった。 阿波村には小学校はあったが、中学校はなく、加茂町と合同で「加茂町阿波村中学校組合立」加茂中学校を持っていた(今は津山市に合併され、ふつうに「津山市立」となっている)。
さて、この駅は秘境駅として全国的に有名なのだが、2005年2月に全国すべての全1万弱の駅に乗下車を達成した、駅マニアにとってまさにネ申であるところの横見浩彦さんが、「JR全駅乗下車」を達成したという当時JRの中で最後に制覇した駅としても知られている。ので、横見さんファンの私としては、この駅に来れたことは自分の駅攻略を抜きにしてもうれしいことであり、さっそくその旨駅ノートに書こうとしたのだが… ぬわんと、
先月末、ご本人がご降臨なさっておられる
でわないくゎ! しかも秘境駅へ行こう!のうっしーさんもご一緒で!
なおこの美作河井駅訪問はすでに小学館「IKKI」大好評連載中の「鉄子の旅」第25話にて報告されている。 単行本では、2005年7月29日発売の第4巻に収録される。
感激しつつも私も駅ノートに記帳。駅舎のまわりをしばし見物し、その後、美作滝尾駅で補給に失敗し、いい加減乾いてきたのどを潤すため、下界に降りてみることにした。「下界」とは大仰そうだが、この駅、あくまでも鳥取県境超えのための交換可能駅としての性格が強く、集落からは離れ、川の対岸の高台の上に設けられている。集落からの道路は一方的な上り勾配で、この駅が終端となっているのだ。
結局、駅から700mほど歩いたところでようやく自販機を発見。爽健美茶を購入しなんとか水分を補給でき、駅に戻ろうとすると雨。ごくごく弱いので平気だが、駅に戻った頃には体中がしっとりと濡れていた。
到着よりおよそ1時間後、やってきた車は当然、ここに来るときに乗ってきたものと同じ車両。なんと親子2人連れが下車し、ほとんど同時にやってきた自家用車に迎えられていた。智頭方面からこちらに向かってきて下車、というのはかなりめずらしいケースのような気がするが、荷物の多さからして帰省だったのかもしれない。
乗客はほとんどが旅行客で、空きボックスはなかった。ロング部後方に座り、今朝買ったパンで糊口をしのぎ、撮影した画像をレタッチして、美作滝尾付近で圏内となった京ぽんにてさっそく報告を投稿した。
当初予定では、津山駅でタッチ&ゴーをするつもりだったのだが、やっぱり津山に来ていながら東津山駅で下車しないのは後述の理由によりあまりにもったいない、ということで下車してみた。
まずはホーム上から、今朝方もびっくりした、因美線・姫新線の分岐を撮影しておく。
時間が5分ほど余ったため、駅前に出てみる。駅前には大きな店舗がいくつか立ち並び、郊外系商業地となっている。
…のだが、かつてこーんなページを作っていた人間にとっては、東津山といえばアレなのである。
東津山といえばB'zの稲葉先生のご出身地に他ならない。ご実家の化粧品屋さんにはB'zのポスターが所狭しと並べられているらしく、江戸川区の居酒屋「○○の滝」に所狭しとゴマキのポスターが掲示されているのと同じようなものであろう(ぉぃぉぃ)。本当はここで時間をとり、専用の観光マップを見ながら巡回してみたかったところだが今回は余裕がまったくなくあきらめざるを得なかった。残念。
お次は、「美作」シリーズの最後を飾る美作大崎駅へ、1駅だけ、昨日も通った姫新線ルートをで移動する。
昨日乗ったとき、切り通しのふちを曲がるところで25km制限があるのを知ったので、今回はここでその標識をばっちり撮影しようと座らずに最前ガシシキでがんばったが…さすがに予習なしではシャッタチャンスをとらえることができず…トホホ。
美作大崎 みまさかおおさき 西日本旅客鉄道 姫新線 岡山県津山市
「美作」シリーズ、これで完遂、というところだが、ここはもうサイアクに味気ない、ほとんど停留所のような駅だった。トホホ。
駅前には神社もあるが、特に足をのばす意欲に欠けてたところで…ちと催してきてしまった。この駅にもトイレはあるが、かなり汚い。予定ではしばらくここで滞留してから佐用行に乗ることとなっていたが、もうすぐ来る津山行で再度引き返し、東津山のトイレに寄るのが合理的と判断、神社には行かずにやってきた列車に飛び乗った。
というわけで4回目となるこの区間だが、なんと雨がぱらついてきた。そして、ということは「15km/h」が見られるかもしれない! さらに、先ほど撮り逃した標識の位置もだいたい覚えている。
というわけで、ロング部に空席はあったが、そんなものには目もくれずに最前ガシシキ。まずは京ぽんで撮影、その後デジカメでも撮影。
無事撮影を終え、機材をしまうとまもなく東津山。降りた後列車を見送り、構内踏切を走ってホーム上のトイレへ。果たして水洗であり、この選択は大正解であった。
トイレを出てほどなく、またまたやってきた姫新線のキハ120に乗車。むちゃくちゃ混んでいて立ちもいる状態で座れず、今度は仕方なく最前で立つ。
少しずつ乗客は降りていき、林野でようやくロング部に空きができ、座ることができた。ほとんどの下車客はじもてぃそうだったが、老夫婦が1組、運転手さんに「18きっぷです」と例の長いのを見せていたのには驚いた。老年ハイカーが18きっぷ利用というのはよく見る光景だが、ふつうに見える老夫婦が行使しているのを見たのははじめてである。
落ち着いた車内を改めて見渡してみると、この中の過半数は佐用まで行くのではないかと思われた。やはり「通しの需要」はきちんとあるのである。
高校生を少しずつおろしながら東へと向かうキハ120。美作土居を出、いよいよ兵庫県入り…というところで、もう線路があまりに草ぼうぼうで、こりゃ超緊縮合理化3セク以上にものすごい保守状態…と半ばあきれてしまう。そして短いトンネルに入り、そこを抜けるともう兵庫県なのだが…これまたすごいもや!
やはり雨がぱらついているだけあるが、しかしこんな短いトンネルを越えただけでここまで変わるのか!? とびっくりしたほどのもやだった。
あとはころがりおちるように勾配をおりていく。先ほどまでとはやや異なり、けっこうスピードが出ているが軌道の状態は相変わらずよくない。というか、よく考えると「上りは非力なのでスピードが出ない」+「雨天15km/h制限でダイヤどおりに走れていない」=「下りなので飛ばす」ということだったのかもしれない。
やや拓けてきて入った上月(こうづき)は駅舎が立て替えられていてマニアとしては残念だが、地元の特産物販売所になっているようで、ぜひにぎわってほしいものである。
そのままさらに下って、右側から、このあたりをすべてドローカル線にしてしまった智頭急行のやたら立派な線路と寄り添ってきて、終点、佐用(さよ)に到着した。智頭急と線路はつながっていないようだが、JR側も、ここですべての列車の運行が切り替えられ、ここより姫路方は普通の気動車となっている。そして既に待機していた列車にはけっこうな人が乗り換えていた。
しかしやや驚いたのは、県越えしている高校生の存在である。制服姿で、美作土居で仲間2人と分かれていたので、間違いなく津山の高校の生徒だと思うのだが…都道府県をまたぐ越境通学というのはけっこうあるものなのだろうか?
ここ佐用で、岡山県の残り1駅へと向かうべく、智頭急行にお乗り換えである。
…にしても、この駅名はないよなぁ。笑
ここは有人駅で、JRが管理しているが改札は共通であるため、ワンマン対応の智頭急行各停に乗るためにはスンナリ地下道をわたれば済むのだが、今回は18きっぷを見せていったん出場する。というのも、7〜9月中のみ発売の特別企画乗車券(「トクトクきっぷ」)として、「智頭線満喫一日乗り放題きっぷ」がこの駅で販売されているからである。各駅停車にしか乗車できない、18きっぷと同じルールのきっぷだがなんと1000円。今回は佐用→あわくら温泉→上郡と、全線1往復よりはるかに短い距離しか乗らないのだが普通にきっぷを買うと1550円で、これはかなりのオトクぶりである。出場直後にすぐ駅員さんに申し出て購入したきっぷは硬券に近い厚さで大きさはローソンチケットなみに大きい代物だった。
ここからは旧国鉄智頭線、現智頭急行である。もちろん国鉄時代はローカル線扱いの新線として建設されていたのだが、凍結・再着工後は、「電化・160km/h運転」という、北越急行ほくほく線と同じ高規格化が計画された。しかしこれは
JR西が鳥取−智頭間の電化を渋った
ために頓挫、改めて、制御付振り子式気動車による130km/h運転に対応する高速化を行い開業している。そしてもちろん、鳥取−智頭間の大部分は、
高速化工事で85km/hが95km/hになった
だけ、というドケチぶりである。さすがJR西日本。苦笑
智頭線ホームにあがり、やってきた気動車に乗り込む。この線は特急輸送で黒字経営だが普通列車に限ってみると完全なローカル線レベルの輸送密度、果たして客席は1ボックスあたり1〜2人の着席具合だが1つだけ空きボックスがあったためそこを占拠した。
もう、先ほどとはまったく別の輸送機関としか思えないほどの恐ろしいほどの高規格線を単行で走る智頭急HOT3500系気動車。振り子特急HOT7000系が1両あたり2台積んでいる350馬力のエンジンを1台積んでいる。これ、おなじみJRキハ110系よりもエンジン出力は低いのだが、なにせ線路規格がここまで違えばそんなのはまったく問題にならず、加速はたいしたことないけれどともかく高架上を110km/hで快走するのであった。
5分ほどで次の平福。当然ながら一線スルーである。意外に下車客が多く、車内は落ち着いた。ここからはトンネルがやたらめったら多い、いかにも新規開業線な状態となって石井を過ぎ、再び県境を越えて岡山県に戻ったところで「こんな駅名あるんかいな」という宮本武蔵。高校生らしき乗客も「なんだこの駅」と笑っていた。
そのまますぐに次の、車両基地のある大原駅に到着。ここでじもてぃはほとんどが下車したが、私も、16分停車するということで途中下車して職場へのおみやげ&自分用飲料を確保。もちろんこれは1日乗車券でなければ為せない技である。降りてみてわかったが、ここは有人駅なのだが改札口はない。駅舎は、何かの(^^;;)記念館・土産物屋さんとなっていて、その中に「きっぷうりば」があるというスタイルである。これ、簡易委託駅ならよくある話だが、ここは一般駅のはず、これはなかなかレアではなかろうか。とか書いたけど本当は簡易委託扱いだったりして。(^^;;)
後日調べたところによると、この駅は開業の1994年から96年までが有人で、その後無人化され、2003年に再び有人化されたらしい。
「山いもとろろまんじゅう」なるおみやげ(おいしかった)とコカコーラC2を購入、列車に戻りしばらくすると交換する上り特急がやってきて、こちらもその後すぐ発車。まず今朝津山駅で買ったパンの残りと美作河井で買ったお茶を空け、続けて空いたペットボトルに昨晩津山のコンビニで買った焼酎を注ぎ、それをC2で割る…というわけで早い話が酒盛りである。笑
そしてまたトンネル。中国山地をモロに貫くわけで、そうなるのも仕方がない。トンネルの合間に西粟倉をはさみ、ほどなく岡山県最後の攻略駅、あわくら温泉に到着。大原を出て10分だが、なぜか到着前には割る用のC2がカラになってしまった!
笑
あわくら温泉 あわくらおんせん 智頭急行 智頭線 岡山県英田郡西粟倉村
「温泉」駅だが、ここもご多分に漏れず計画当初は所在地の字名そのままの「影石駅」となる予定だった。
これにて、今回のツアーの目的である「岡山県内の対象駅を一気に制覇」を達成である。
時間がまだまだあるが、さすがに朝から固形物はパン2個のみでちとつらい。ので、冷やかしついでにあわくら温泉(温泉地)まで散歩して食料を調達することに決め、例によって貴重品以外の大きな荷物を放置し、ショルダーで出かけた。
途中、ハコものとおぼしきデカいホールの脇を通り、さらに、明らかに高速道路なのだが少ない台数の車が妙にゆっくり走っている高架をくぐる。
後日調べたところによると、これは鳥取自動車道の一部で、現在は国道373号線のバイパスとして60km/hにて無料開放中らしい。ただしこの先の県境越えとなる志戸坂を貫通するトンネルは高速道路用の着工予定がなく、そこのみ373号線の志戸坂トンネルをそのまま通ることになるらしい。しかしそういう話を表向き言ってしまうと「永久にトンネル作らないつもりかい」とツッコまれてしまうため、便宜上「これはあくまでも一般道バイパスで、智頭−西粟倉間の高速道路は将来別に造ります」っていうことになっていると思われる。:-p
なおこのトンネルのさらに前の旧トンネルが別線にあり、そちらは廃隧道マニア定番アイテムとなっている模様。:-) またさらにその前の峠越え旧道もかろうじて獣道としては残っているらしい。
ほどなく、黄金泉の建物が見えてきた。日曜夕方だが、駐車場にはけっこうな数の車も停められている。そしてその脇には「あわくらそば処 営業中」の看板が出ている! やった〜(^o^) …と思いきや…
トホホ、というわけで食料補給計画はあっけなく頓挫したのであった…涙
仕方なく、すぐそばを流れる、塩谷川のほとりに降りてたたずんでみる。
10分ほど、腰掛けて夕暮れどきの川をぼーっと眺める。食料調達はできなかったけど、川べりに来れてよかったよかった。(^o^)
そして駅まで戻り始めるが…ぽつぽつと雨が降ってきた、と思ったら、
それからわずか30秒後、ものすごい土砂降りに
なってしまった!
さぁ大変、駅まではまだ700mはあるが、傘などもちろんないところで、ショルダーには
LOOXやデジカメが入っている
のである! まずはバイパスの真下まで走り、そこでショルダーを開けてとにかく一番濡れにくい位置にそれらを配置換えした後、できるだけ水がかからないようにしながら猛ダッシュ! そこから途中のホールまでは雨宿りする場所もなく、とにかく走ってからホールの軒下へ。ここでも雨は容赦なくかかってくるがモロには当たらないため、ショルダーの中を確認、濡れが最上部のタオルハンカチまでにとどまっていることに安堵し、呼吸をととのえてから残りの200mを再ダッシュしてなんとか駅に戻ることができたのだった…
待合室で休み、荷物の中の着替えで体を拭くが、キャミなのでたいしたことはできない。結局ずぶ濡れ状態のまま、自販機でアミノサプリのみ買い、やってきた列車に乗り込んで帰路についた。
列車の出発は17時10分だが、やってきたのは16時50分。ここで後続の特急に追い抜かれるための停車である。
車内はけっこう混んでいて、観光客っぽいグループもいる。そんな中、もうあからさまにずぶぬれで乗り込んできた私に、乗客一同大注目(苦笑)、そして
えっ!? 雨降ってるの!?
の声。
…そっか、ここまで県境を長大トンネルで越えてきたわけで、もしかすると鳥取県側は降っていなかったのかもしれない。
さーてと。もう任務は終了しているわけで、しかもこの車両はトイレつき。というわけでやることは1つしかないのである。笑
もちろん雨天でのダイヤの乱れなどあると困るが、智頭急行だからたぶんこのくらい問題なし、ママもこれならOKさ、というところだろう。どころか、そもそもここからトンネルをくぐっていくうちに雨なんてまるでないかもしれないわけだ。
事実、大原に着く直前、トンネルを抜けたらやっぱり雨は降っていなかった。西粟倉は本当に山間にあるんだなぁ、と改めて思った。
その大原や佐用では乗降多数、やはりローカル地域らしく、大きな街を中心に放射状の需要がある。
作用からはまた未乗区間なので目を見開く。さきほどよりずいぶんと空が明るく、景色もよく見える。佐用の次の久崎には、線路が敷かれていない3線めの高架橋があり「これはいったい何のため??」と地下鉄漫才クラスのフシギな気分。さらに河野原円心、苔縄と進んで、突如何もないところで停止。
最後のトンネルを抜けると前方には山陽本線。あぁ、本当にあとは帰るだけなんだなぁ、と急におセンチになる私だった。
上郡では山陽本線下りホームの先端にある智頭急各駅停車専用ホームから下車。ここには中間改札だけあるものと思ってたらなんと普通の出口があって、出るとそのままJRの駅前広場に出る専用跨線橋につながっていた。もちろん私はそちらからいったん駅前に出、改めてJRの待合室へと入ってからJRの改札を通り、上りホームに出た。
乗り込んだ列車は当然ながら座れるどころかラッシュに近い混雑ぶりで車番をメモるのにも一苦労。あぁ、こりゃ相生まで立ちだなぁ、しかも相生始発でもない次の新快速にも座れるかどうかわからないなぁ、と残念がっていたのだが、その相生到着直前、目の前に空席が。
ここで私は考えた。日によって、播州赤穂発の新快速は姫路で増結がある、との噂を倒壊ていおーさんから聞いている。ということは、ここで座って姫路でそれを捕まえられればずーっと座っていくこともできる。捕まえられなくても、着席できる可能性は相生で降りるのとあまり変わらない気もする。
…という思考を10秒ほどでして、目の前の席に座った私。笑
相生から姫路まで座り通し、下車して新快速を待つ。…が何のことはなく、増結はなかった。うー残念。(u_u)
しかしなんとか通路側に席を確保でき、ほっと一息。そして5分の停車時間の間にすばやく動き、駅弁を購入した。あなごめし920円ナリ。さらに姫路駅を発車する前から食べ始めた(笑)が、これはウマーかったっ!!
ちと塩味濃いけど駅弁だから仕方ないところ。さらにアミノバリューも買ったので、これでもって酒盛りを開始。酔いはじめつつ、「あぁ、通路側になっちゃったけど、これ食べられたからよかった」と喜んでみたのだが、よく考えると、
姫路に停車時間中に購入すればよかっただけ
なのであった。(^^;;)
そして昨晩からトータルで、焼酎900mlはめでたく完売(売ってねーよ)。外もすっかり夜になり、ここはお休みしたいモード。通路側は寝にくいのだが、何せこの列車は長浜行、うっかり寝過ごして米原を通り過ぎちゃったらアラタイヘン、なので、これくらいがちょうどよいかもしれない。あぁ通路側でよかった…って横のおじさんが米原まで乗るわけないのだが。笑
そんな予想通り、おじさんは大阪で下車。そこそこ寝られた上で窓側に移動。これで逆に、米原でのキケンは増大する…かと思いきや、今度は通路側に、ものすごく巨大な人が乗ってきた!
ものすごい圧迫感で完全に肘が当たってきて、さらにものすごい音でゲップを頻発して、もう寝られたものではなくなってしまった。思わず、
デブは電車に乗るな!
と、
それじゃ自分自身も電車に乗れなくなるぞ!!
的なボヤキをしてみたくもなったりして。(^^;;)
結局これで、せっかくの窓側も眠れない状態でもんもん。草津でようやくこの人が下車し、代わりに乗ってきたのは普通の体格の女性。ホントにラクチンになり、そこからはうつらうつらしながら進んだ。
どうやらこちらでも雨になっているらしく、天井からかなり強い雨音がしてきた。223系は車体薄いのだろうなぁ…
米原ではいつもの席取り競争。逆方向固定窓際をなんとか確保し、車内のトイレに行った後は所在なく、ここまでの記録をまとめたりしていた。
…というか、何かが足りないぞこれわ。そう、
ガソリンがない。
大垣駅では1時間以上の余裕。当然やるべきはガソリン補給であり、小雨降る中北口のコンビニに走った。
だがしかし、このサンクスにはガソリンなし!(T_T)
やむなく、やや遠目の南口に向かおうとすると、橋上コンコースの階段にたくさんのたむろ人。外を見ると、もうものすごい、あわくら温泉付近で浴びたのよりもさらに強い大土砂降り!
さすがに人の多いここでは荷物も置いていけず、大荷物のままでこの中を走るのはどうやってもムリ!(T_T)
さぁどうする…
大垣がダメなら他があるさ、ということで、予定を変更し、前倒しで上り移動をしながら駅コンビニ探しをすることとした。
とっさの判断だったため並んで乗れたわけではなく、それなりに混んでいた車内で一応順方向通路側の席を確保。乗り過ごしたらこの前倒しの意味がないわけで(笑)、眠れにくいこちらの方がありがたいくらいかもしれない。まして、
横の人が普通の人なのでまったくもって快適
なのである。笑
岐阜で下車してみたものの、駅ビル内にはコンビニがなく、この時間で開いていたのはミスドとモスだけ。やっぱりお腹もかなり空いているし、とりあえずミスドでドーナツ2個を押さえ、ホームに戻った。
ドーナツをパクつきながら今度は区間快速に乗車。雨はさらにすごいことになっていて、定時運行自体に不安もよぎるが、まぁ帰るだけなので問題は大きくなかろう。ガラガラの車内で転クロシートをバッタンして4人分占拠し、次の尾張一宮を目指した。
そしてついに!!尾張一宮で構内コンビニに遭遇することができたのだった!
ホームに到着したのは定刻の23時05分。そしてこの店はなんと23時10分閉店、マジにギリで間に合ったのだった。ほっ。
私の中では、尾張一宮のハートインはこれからもう、ネ申扱いである。笑
なおこの喜びを当時まだlivedoorに置かれていた旅blogに速報しようとしたところ、これがまったく受け付けられない、またlivedoorトラブルかよ、やっぱり自鯖で稼動させなくちゃいけないのかなぁ、と思いつつ、結局ホーム上の待合室に入ってさっそく1本めの発泡酒に口をつける私。笑
雨はやや小降りとなり、ここまでの電車にも遅延は見られない。これで無事に帰れそう、と安堵しつつ、やはり定刻でやってきたMLながらに乗車。席は9号車14D、先頭から2列めでほぼ展望席と言えるところだがどのみち夜行なのであまり意味はない。2本めの発泡酒も空け、ちょっとお酒が足りないかな、というくらいがちょうどよい寝酒の量のようで、安城を過ぎたころからすやすやと睡眠大勢に入ったのであった。
摘 要 | 支出金額 |
---|---|
青春18きっぷ 1回分 | 2300 |
パン うず巻きオレンジ | 110 |
パン ハム&チーズ | 100 |
まろ茶茶葉の功500ml | 150 |
爽健美茶500ml | 150 |
智頭線満喫一日乗り放題きっぷ | 1000 |
山いもとろろまんじゅう | 1050 |
コカコーラC2 300ml | 120 |
アミノサプリ500ml | 150 |
あなごめし | 920 |
アミノバリュー500ml | 150 |
ミスド ホワイトチョコリング | 105 |
ミスド シナモン | 105 |
ツナマヨネーズおにぎり | 126 |
鱒の寿司おにぎり | 136 |
おーいお茶濃い味500ml | 147 |
本生赤500ml | 422 |
ムーンライトながら 指定席券 | 510 |
今日の小計 | 7751 |
今日までの米沢泉美 全駅制覇累計 | 478682 |
今日までの総プロジェクト累計 | 688176 |
ここでいう支出では、前売りの乗車券類の購入など、 本旅行中で後日行使するきっぷの購入は計上しません。そのかわり、 前もって買っておいたきっぷの行使は計上します。また、青春18きっぷ等の「複数人日分乗り放題となるきっぷ」については、1人日分の値段を計上します。割り切れない場合は、1円未満の端数分を初回行使分に上乗せします。