通 番 |
発 駅 | 時刻 | 列 車 | 時刻 | 着 駅 | 制 覇 |
---|---|---|---|---|---|---|
166 | 大 阪 | 8:00 | 新快速 3203F | 8:58 | 姫 路 | |
167 | 姫 路 | 9:02 | 普通 1411M | 10:26 | 岡 山 | |
168 | 岡 山 | 10:30 | 普通 1533M | 12:20 | 観音寺 | |
169 | 観音寺 | 12:45 | 普通 4129M | 13:52 | 伊予西条 | |
170 | 伊予西条 | 14:19 | 普通 549M | 16:09 | 松山 | |
171 | 土 橋 | 16:31 | 普通 | 16:44 | 古 泉 | 古 泉 |
172 | 古 泉 | 16:54 | 普通 | 17:08 | 松山市 | |
173 | 松山市 | 17:15 | 普通 | 17:36 | 高 浜 | |
174 | 松山観光港 | 21:55 | 関西汽船フェリー | 4:50 | 小倉砂津港 | |
14日目 小計 | 1駅 | |||||
今日までの累計 | 45駅 |
あれだけ泥酔していたのにもかかわらず、6時半ちょうど、最初の目覚まし音で問題なく起床。
それにしても眠い。しかしもちろん、いつもと違ってこのまま再びベッドの中にもぐってしまったらすべてがパーになってしまう。朦朧とした中、それでもメールチェックはきちんとしつつ、7時35分にチェックアウト。けっこうギリギリだ。
早歩きしまくってホームに到着、まだ行列もそれほど長くなく、飲み物類を買ってから列につく。なお、さすがに飲み物はすべてノンアルコールである(笑)。
今日のトップランナー、大阪発8:00の新快速はもちろん、昨日7:30に京都で下りたのと同一の列車である。
新快速を大阪以西で乗るのは初めてだが、特に何が変わるというわけでもない。ただし混雑振りは、京都−大阪間よりは少なめな気がした。神戸−大阪の移動はこの新快速が私鉄各社に比して優位に立っていたような記憶があるので、単にこの時期・この時間の流動が少ないだけなのかもしれないが。
姫路には、座席が7割方埋まった状況で到着。さぁ、また猛ダッシュ競争だ。
もう毎日猛ダッシュしている気がするが、このようなスケジュールである以上仕方がない。
今回のダッシュは、県境越えの電車が激混みするに決まっているので、座席確保のためなのである。
姫路−岡山(とりわけ上郡−岡山間)は東海道−山陽本線上最も閑散区で、通常時は毎時1本しか電車が走らない。かつ、4連である。ので、18シーズンは激混みすることが毎度決まっていて、座席確保のためには絶対にダッシュしなければならないのである。
こちらがホームに入る直前、既に入線している次の電車を眺めたところ、既にほとんどのボックス席には複数人の先客がいる。これははじめからロング狙いしかない、とばかり、走った走った。
そしてなんとか、シート端ですらないただのロング部の一角を確保。偶然空いていたところを見つけたのではなく、とにかく「滑り込んだ」という感じだった。
これで正解だった。果たして、その直後からどんどん人が押し寄せて、押しくら饅頭になる程度の混み具合となった。明らかなハイキング系の母子連れも多く、見ていてかわいそうだったが、断固席を譲らず(苦笑)岡山まで座りとおした。というか寝ていた。
ときおり目が覚めたので、首を180度曲げて車窓を見てみたりもしたのだが、たしかにこりゃ閑散区だわ、と納得できてしまうほどの山間部ぽい景色だった。
岡山でも、着席のためにやはりダッシュ。この後のマリンライナーに乗って乗換えをまめにしていけば、最新車両でかつ最終的にはこの電車に追いつくのだが、この時点・この時期にマリンライナーでよい席を確保しようというのが甘い。ホームに行ってみたら、案の定、よい席は取れなさそうなくらいの行列が、入線前にもかかわらず既にできていた。
ということで私はダッシュして、ホーム端に止まっているローカル普通電車に乗り込む。これ、このまま四国の観音寺という駅まで、途中特急とマリンライナーに連続で抜かれながらも直通するという、私個人の今回の目的にはピッタリの電車なのである。
車両はいわゆる「湘南電車」113系だが、JR四国仕様で、転換クロスシート改造がなされている。ついでに、危険防止のためか、下の窓は開かないように固定されている。残念。
宇野線は本四連絡用の実質幹線として改良が進んでおり、ところどころ高架になっていた。走行は快適なのだが、旅情という面ではどうか。旅情といえば、仕方ないことだが、茶屋町から先の新造区間は本当に無味乾燥なつくりの駅ばかりが続いていた。
児島で、快速と特急の通過待ち。どちらもそこそこ混んでいたが、なぜかこちらはすいている。それほど定期的に瀬戸内海を渡る人は多くない、ということなのだろうか。
さて、で、いよいよここから本四海峡を越えていく。
が、なんかものすごく妙な感覚だ。すぐ下は明らかに海で、周囲の景色ももちろん海のそれ。だがしかし、私の中の「常識」というチンケな認識と、お酒ガンガン残りまくりの現状では、「こんな鉄道あったか?」というパターンマッチングがどうもうまくいかない(笑)。要するに「違和感ありあり」だったのである。あまり感動感がなかったのは率直な事実だった。
やっぱり、この区間は、サンライズ瀬戸に乗って、寝台車の中から日の出を拝む、という風にしないと感動できないのだろうか。それとも、単に今回は二日酔いだったからだろうか?(^^;;)
観音寺で乗り換え。駅前にちょっと出て、銀行ATMを探したがまるでない。生保会社の支店はあるというのに。さすがだ。
ふたたび入場してしばらく待っていると、7000系2連がご入線。JR四国は、他社がおおむね国鉄時代と同じルールで車両の型番を決めているのにそれをあっさり破り、独自番号路線に走っていて、これもその1つ。セミロング車だが、赤字を理由に「処理設備を増やしたくない」ということでトイレもない。
で、よく見ると…後ろの車両のドアには鎖がかけられていて、こんなことが書いてあった。
この車両は回送です。ご乗車になれません。
そうですか…ワンマンの場合、JR四国は後ろは使わないんですか。
ともあれ前の車両に乗車、難なくボックス順方向窓際を確保したが、さすがに1両だけあって、発車時にはもう2人の人が座ってきて、やや窮屈。
豊浜では対向特急をやり過ごしたが、いわゆる1線スルーになっている。
日本の鉄道の多くは、単線上の交換設備や複線区間では左側通行が原則になっていて、たとえば上りは1番線、下りは2番線と決まっていることが多い。それに対する1線スルーは、交換設備で、前後にまっすぐつながる本線と、そこから分岐する側線をつくり、通過する列車は上下に関係なく本線を通過し、待避する列車が上下に関係なく側線に停車するようになっている。これにより、通過時のポイント分岐で大幅減速をする必要がなくなり、特急列車のスピードが確保できる。この予讃線は、1線スルーを原則としているようで、交換・待避時にホームのどちら側に入線するかがその時々の状況によってまちまちとなるのである。
箕浦から瀬戸内海を眺めつつ進む。天候がよくないので「きれいな海」とはいかなかったのが残念である。
全国的にも有名な街なのだがややさびれ感が漂っていた新居浜を過ぎ、電車は終点、伊予西条の1番線に到着。そういえば、先ほどの観音寺といい、ここ伊予西条といい、どちらも改札&アナウンスが女性だった。
伊予西条でも銀行ATMを探したがなし。駅内コンビニでおにぎりを買い、入場して2番線に移動し、駅のベンチで食べながら待つ。
ふと反対側の1番線を眺めると、さっき乗ってきた電車の方向幕が「松山」になっている。
あれ?どういうこと?
謎はすぐに解けた。先発の特急をやり過ごした後、この電車は2番線に回送され、そのまま松山行きに化けるのだった。そしてここからは車掌さんが乗務し、ワンマンでなくなるのである。なるほど、このために後ろの回送車両がついていたのだね。
車内は1ボックスに1〜2人という感じで、先の列車よりはすいているが、2両使っていることからして、総乗客数はこちらの方が多いだろう。私はずっと1ボックス占有だった。
途中、こんな駅があったので思わずパチリ。
松山が近づくにつれ、ギャルの姿が増える。このあたりはどこの地方でもまったく同じだな、と思いつつ、またもや女性のアナウンスに迎えられて終着。
ここからは本日唯一の攻略に向け、徒歩で移動する。十分明るいうちに攻略するためには、ここを徒歩かタクシーで移動する他なく、距離的には徒歩で十分と判断したのである。
松山駅でトイレを済ませ、またさすがに県庁所在地ということでしっかり開いていた銀行ATMで資金調達を済ませる。
路面電車を横に眺めながら、土橋駅まで最短コースでそこそこ早足で歩いたつもりだが、駅に到着したのは29分。かなりぎりぎりヒヤヒヤの移動だった。
ものすごく古めかしい感じの土橋駅には委託のおばちゃんがいたが、きっぷや回数券は自動券売機で買えという。単に下車客のきっぷ回収だけをしているのだろうか。
ともあれ、きっぷを買って入場するとすぐに電車がやってきた。偶然にも、伊予鉄ご自慢の新造車両だった。最近のローカル私鉄はどこも経営が苦しく、車両は大手私鉄のお古を使ってるものだが、伊予鉄は非常に野心的な投資をしているのである。
にぎやかな松山市内を抜けると急に近郊っぽい光景となり、いよいよ古泉に到着。
先頭から下車して撮影の準備をしようとすると、運転手が降りてきて「ここ無人だからきっぷください」と言ってきた。あらら、システム理解不足のため運転手さんに迷惑かけちゃいましたね。次に利用するときはちゃんと後ろのドアから降りて車掌さんに渡すことにしよう。
古泉 こいずみ 伊予鉄道 郡中線 愛媛県伊予郡松前町
松山市からはじめての無人駅。駅前には何もない。
わずかこれだけのために、今日、四国までやってきたかと思うと、実に感無量である(笑)。
ここからは一転して四国脱出プレイとなる。そして伊予鉄を使えば、そのまま九州行きのフェリーターミナルまでまっしぐらである。
やってきたのは旧型車両。新型と違い、運転席際にも座席があるので、早速がっつきつつノーパソプレイ。ところがこの車両、このがっつき席の上にだけ蛍光灯がなく、日が暮れつつある状態では暗いことこの上ない。運転席への映り込みを避けるためかもしれないが、本当に薄暗いので、できれば改善を希望したい。
終点松山市では高浜線に乗り換え。そしてこれが実にすばらしく、複線、かつ高架なのである。軌道の状態もきわめてよく、都市近郊の私鉄に乗っているのとなんら変わりない乗り心地である。すばらしい。
三津まではそこそこ混んでいたが、その後は一気に閑散とした。そして港山からは海沿いを走り、梅津寺では下りホームが海に面していて、夜の瀬戸内海が眺望できた。そしてここから、敷地は複線分あるのに単線に。後で知ったことだが、もともと戦前は前線複線だったのが、戦時徴用で単線分をひっぺがされて、戦後順次復旧したもののこの終端1区間のみが単線のまま残ったらしい。
終点高浜は漁港が目の前にあった。改札を出ると、右側にデカデカと「松山観光港連絡バスはこちら」」と書いてある。
この「連絡バス」、700mほどの距離を結ぶもので、150円である。もともと高浜港が旅客も扱っていたが、松山観光港が先のほうにできたため。連絡機能が失われてしまうのを避けるためのつなぎを担っている。
フェリー出港までは時間があり余っているので、ここは150円をケチって歩くことにした。と、すぐにこのバスに追い抜かれた。乗客は1名だった。
夜の港は、歩くにはちょっとさびしい。別に1人だからというわけでなく、何人で歩いてもさびしいことだろう。もちろん、そこに旅情がかきたてられる、という面もあるのだけれど。
ともかく、9分ほど歩いてフェリーターミナルに到着した。
現在、17時45分。フェリー出港は21時55分なので、4時間以上も時間がある。そしてこの日は二日酔いのせいで、朝からあまり食べていないし無論飲んでもいない。体調は復活しつつある。ならばやることは1つ。
というわけで、お酒をこれでもか、これでもかと売店で購入し、ロビーのテーブル席に座り込んで飲酒しつつ、モバイルで自分とこのにっきを書いたり掲示板カキコしたりチャットしたり。
20時過ぎに関西汽船カウンターがオープンしたので、すかさず苦労して購入したチケットと乗船名簿を出して乗船券を取得。21時過ぎにはちょっとした混雑になっていたので、早めにやっておいてよかった。
そして21時35分過ぎからいよいよ乗船開始。4時間弱の宴会は終わったのであった。
夜行フェリーに乗るのは生まれてはじめてなので、ちょっと勝手がわからない。というか酔っ払っていただけかも知れないが(笑)、まず、隣の船室に入ってしまい、本来その寝台だったおじさんに「おいおい」とどかされた。上段ベッドにあがりこんで荷物もおろしかけていたので大変だった。さらに、正しい船室に入りなおしたところ、乗務員がやってきて「3番上のお客さま、いらっしゃいますか?」と大声でどなられた。どうやら、寝台の客はロビーでチェックインを受けなければいけなかったらしい。そんな注意聞いてないよ、と思ったが、翌日下船時に確認したら、入口に一応張り紙でその旨掲示されてあった。
だがしかし、本当の大問題はそんなレベルではなかったのである。
今回の行程を検討していたとき、やはり夜行ということで、LOOXやPHSの充電をどうするかがすごく気になっていた。しかし、たいていのフェリーの2等寝台にはコンセントがある、と方々のサイトに出ている。もしコンセントがあるなら、移動手段として非常に効率がよい、と考え、関西汽船の予約センターに電話をして「2等寝台にはコンセントついてますか?」と確認したのだった。そして返事は「ついてます」。ならば、と喜んで予約したのだが…
もうなんか、すごく詐欺に遭ったキブンである。先ほども、充電できることを前提にガンガンモバイルして双方のバッテリを消費してしまっている。
もう泣きたくなったが、このまま充電しないというのはもう考えられない。仕方なく、LOOXを女子洗面室に放置して充電することを決意。盗難の危険もあるし、誰かが水をぶっかけてしまうかもしれないがやむをえない。また、翌朝の目覚まし用にPHSは手放せないので、こちらは明日のモバイルを最小限に控えてなんとか持たせようと決めた。
あぁ、もう。
せっかくキブンよく酔っ払ってたのに。
最低な状態で、さっさと床についたのであった。
摘 要 | 支出金額 |
---|---|
ホテル関西 割戻金 | -500 |
青春18きっぷ | 2300 |
ミニッツメイドグレープフルーツ 350ml | 150 |
緑水 500ml | 150 |
ソースカツおにぎり | 130 |
鮭トロまぶしおにぎり | 130 |
伊予鉄道 土橋→古泉 | 250 |
伊予鉄道 古泉→高浜 | 550 |
カスタードチョコパン | 130 |
あんパン | 130 |
本生 500ml×2 | 380 |
下町風味チューハイレモン 350ml | 140 |
下町風味チューハイうめ 350ml | 140 |
醤油めしおにぎり | 189 |
宝焼酎カップ | 202 |
焼するめ | 105 |
チーズかまぼこチリ味 | 105 |
関西汽船フェリー 松山→小倉 2等寝台D | 5200 |
今日の小計 | 9881 |
今日までの累計 | 162237 |
ここでいう支出では、前売りの乗車券類の購入など、 本旅行中で後日行使するきっぷの購入は計上しません。そのかわり、 前もって買っておいたきっぷの行使は計上します。また、青春18きっぷ等の「複数人日分乗り放題となるきっぷ」については、1人日分の値段を計上します。割り切れない場合は、1円未満の端数分を初回行使分に上乗せします。