通 番 |
発 駅 | 時刻 | 列 車 | 時刻 | 着 駅 | 制 覇 |
---|---|---|---|---|---|---|
47 | 追 分 | 5:47 | 普通 2621D | 6:18 | 新夕張 | |
48 | 新夕張 | 6:45 | 普通 2691D | 6:54 | 楓 | |
49 | 楓 | 7:02 | 普通 2692D | 7:08 | 新夕張 | |
50 | 新夕張 | 7:47 | 普通 2623D | 8:02 | 清水沢 | 清水沢 |
51 | 清水沢 | 8:41 | 普通 2626D | 8:48 | 沼ノ沢 | 沼ノ沢 |
52 | 沼ノ沢 | 9:15 | 普通 2629D | 9:19 | 南清水沢 | 南清水沢 |
53 | 南清水沢 | 10:03 | 普通 2630D | 10:12 | 新夕張 | |
54 | 新夕張 | 11:33 | 特急 33D | 11:55 | 占 冠 | |
55 | 占 冠 | 12:42 | 特急 36D | 13:01 | 新夕張 | |
56 | 新夕張 | 13:07 | 普通 2632D | 14:03 | 南千歳 | |
57 | 南千歳 | 14:07 | 快速 3895M | 14:31 | 新札幌 | |
58 | 新さっぽろ | 14:37 | 札幌市交通局 東西線 普通 | 15:10 | 宮の沢 | 宮の沢 |
59 | 宮の沢 | 15:37 | 札幌市交通局 東西線 普通 | 15:52 | 大 通 | |
60 | 大 通 | 16:00 | 札幌市交通局 東豊線 普通 | 16:07 | 美 園 | 美 園 |
61 | 美 園 | 16:36 | 札幌市交通局 東豊線 普通 | 16:41 | 福 住 | |
62 | 福 住 | 16:51 | 札幌市交通局 東豊線 普通 | 17:15 | 栄 町 | |
63 | 栄 町 | 17:21 | 札幌市交通局 東豊線 普通 | 17:33 | 大 通 | |
64 | 大 通 | 17:38 | 札幌市交通局 東西線 普通 | 17:45 | 白 石 | |
65 | 札 幌 | 22:00 | 急行 202レ | 5:35 | 青 森 | |
9日目 小計 | 5駅 | |||||
今日までの累計 | 64駅 |
最初の目覚まし音でバッチリ起床! さっそく、PHSが圏外のため出向先のケータイからにっきに「今からシャワー浴びて追分駅に行きます!」と速報し、2度目のシャワーを浴びて身支度。5:30頃、ホテルを出た。カウンターには予告どおり、2個のおにぎりが。極度の貧乏状態の私にはとてもありがたいプレゼントである。
昨日はホテルに直行したためよく見ていなかった、因縁の追分駅待合室には鉄がうじゃうじゃ。全員、「まりも」でここまでやってきたのだろう。
さて、まだ発車まで余裕があるので、因縁のベンチを記念撮影しよう、と見渡すと…
待合室のベンチ配置が変わっており、私が寝過ごした因縁のベンチはなくなっていた、という…笑
うれしいやら悲しいやら、ともあれ、撮影するブツもないということでそそくさと目的の列車に乗車。これでようやく、去年のリベンジを開始できた。
追分始発夕張行のこの列車は3連。ただし夕張まで行くのは先頭の1両のみで、後ろ2両は新夕張で分割し、最後尾1両は折り返し千歳行になり、真ん中1両がまさに楓駅に向かう車両となる。
乗り込んでいるのは私以外に鉄4人の計5人。そして200%まちがいなく、こいつら全員が楓駅に向かうとしか考えられない。笑
まだ真っ暗闇の朝、高規格線を疾走するキハ40。風邪気味になっていたので、とりあえずおにぎり1個たべて風邪薬を飲んだ。
そして新夕張に定刻着。さっそく下車してみる。最後尾の1両は切り離し作業をすぐにはじめたが、楓駅の車両はまだ切り離し作業が行われていない。しかしなぜかドアは開き、「楓行ワンマンカーです」との録音アナウンスが鳴っている。ということで早速、乗り換えてみた。
前項での予想どおり、この車両の乗客は前出の5人。マニア度100%である。
最後尾一両は一足先に千歳に向かったが、30分発の夕張行先頭車両はなぜかずっと連結されたまま。おかしいな、と思っていたら、28分頃、我々を乗せたまま一旦ドアが閉まり、1mほどバックして切り離しを行った。
こうして1両になり、新夕張のホームにたたずむ楓行。ときおり、車外でスパークしたような光がつくがここは非電化区間。言うまでもなく、鉄カメコのフラッシュ以外には考えられない。
夕張行が出発した直後、係員が「楓」と書かれたサボ(行先案内板)を挿しに来た。そのサボを必死に、カメラではなくDVで撮影する鉄1名。光量は足りるのだろうか、と他人事ながら心配になりつつ、夜もかなり明けてきた。
そしていよいよ45分、定刻に楓行は出発した。
思えば石勝線開業が81年10月で、その前の登川支線廃止は6月。高校生の頃の旅行は7・8月だったため楓駅には新旧ともに到達していないのである。
雪のせいもあり、景色は肉眼なら十分見える。雪に埋もれた夕張川を長いPC橋で渡り、トンネルを通ればそこは登川支線時代の旧楓駅のあった楓市街。さらに登り勾配を走り、念願の楓駅についに到達した!
楓 かえで 北海道旅客鉄道 石勝線 北海道空知支庁夕張市
ついにやってきた。長年夢にまでみた楓駅である。
当初は1日6往復も運転されていたこの区間、しかし今では1日朝のみ1往復で日曜は運休という、JRで最も停車列車が少なかったこの駅も、ついに2004年3月12日限りで廃止となる。
さて、本来はこの後、昼前後にバスで改めてここを訪問し、1・2番ホームを冷やかそう、と思っていたのだが、予想以上に雪深いため、それをあきらめることにした。代わりに、占冠にでも行ってみようかしらん。
さて、これで今回の旅行の最大の目的は達せられた。
あとはやり直しも利く、余裕の旅である。
折り返し列車には、ウワサには聞いていたが、じもてぃ2人も乗車し乗客は計7名。2人はお年寄りの男女でお知り合いの様子。新夕張に着くまでずっとおしゃべりをしていた。
新夕張に着いた列車はそのままホームに止まったまま。おそらくこれから夕張支線に出稼ぎに出るものと思われ、ということは今日これから何度かこの車両に再開する可能性が高いと見た。
ここからはこのプロジェクトの目標を少しだけこなしに行く。まずは夕張方面に向かうということで、新夕張で少々待つことになる。
先ほど楓から来た2人のうちの男性は、ここで札幌までの特急券と乗車券を購入していた。一方、女性の方は待合室で会った知り合いの女性と談笑している。その知り合いは千歳行に乗っていった。つまり、この人たちは鉄道利用の常連で、お互い顔見知りになっている、ということだろう。実にイイ話である。
一方、窓口では鉄が硬券を買い漁っている。きっぷを売るのは茶髪の職員だが、よく見ると、待合室にある「JR企画の旅」の報告スナップ写真集に「私が添乗いたします」と出ている佐藤さんである。リアル職員が添乗するのだな、とその営業努力ぶりに感心。
その後ちょっとだけ駅前に出てみる。鉄には有名な吉岡旅館やセブンイレブンはまさに駅前。農協系スーパーのメロードは10時〜19時の営業ということでまだ開いていなかった。
ここで空腹を感じ、もう1個のおにぎりを食べているうちに次に乗る列車の改札が始まった。佐藤さんにきっぷを見せようと財布をごにょごにょしていると、佐藤さん、「いいですよ」とニコヤカに語りかけてくれた。イイ男ぢゃん。(^^;;)
乗り込んだ単行はやはり予想どおり中学生・高校生でかなりの混み方であり、ほぼ満席である。
ただ、やっぱり中高生には「旅行客のいるボックスには座ってこないの法則」というのがあり、私は1ボックスを占拠した状態。
そしてJR北海道で唯一残るタブレットが運転席に運び込まれ、いよいよ出発。車窓は朝日がまぶしい。
次の沼ノ沢は緑陽中があり、ここで中学生が大量下車し(なにせここより南西には夕張市の中学校はない)、また入れ替わりで高校生が多数乗車。夕張高校のある南清水沢で高校生も大量下車し、残りは私を含め3人、プラス南清水沢から乗車した3人の計6人となった。
清水沢 しみずさわ北海道旅客鉄道 石勝線 北海道空知支庁夕張市
ここもかつて高校生の頃、ここから出ていた三菱大夕張鉄道に乗車するために立ち寄ったことがある。
ここは道内唯一のタブレット交換のため、駅員が常駐している。先に駅標記念撮影をしたため、やや遅れながら改札を通ったが、駅員さんに大声をかけられた。「さっきのと同じきっぷだね!!」
そう、楓にも行っていた鉄がもう1人ここで下車したのは現認していたのだが、彼も「北海道・東日本パス」を使っているようだ。そしてこの駅員、おそらくこのきっぷを見たのは初めて(というか私で2人め)だったのではないだろうか(^o^)。
そしてこの道内唯一のタブレット交換・腕木式信号機は、今年3月7日をもって廃止となってしまう。
もともとここでは定期列車の交換が一切なく、「必要がない」交換設備を敢えて残していたという説もある。それがついになくなってしまうことには、やはり時代の流れを大きく感じざるにはいられない。
ここからは今来たルートを逆にたどり、沼ノ沢に戻る。なにせこの区間、「沢」がつく駅が3連続であるため、攻略が忙しくなる。逆に言えばここはそういう地名がついてしまうような山間部だということである。
既に通学時間帯も過ぎ、閑散とした車内には乗客3人、ここに私ともう1人の鉄を含め計3人が乗車した。
次の南清水沢では2人下車したがうち1人は高校生。要するに遅刻野郎である(笑)。入れ替わって4人乗車し、沼ノ沢では私ともう1人のじもてぃが下車した。
沼ノ沢 ぬまのさわ北海道旅客鉄道 石勝線 北海道空知支庁夕張市
下車した瞬間、ものすごくシバレてきた。気温は少なくとも夜明け前よりは高いはずなので、風が吹いてきたせいだろう。
ここはもともと、北炭真谷地炭鉱への専用線が出ていたところである。というか専用線を分岐させるために駅を設けたらしい。
撮影の後は暖房のない待合室で休憩。たった15分くらいの間、撮影のためもあり手袋をしなかっただけで、手にしもやけができ、さらに待合室のドアに左手薬指を挟んで流血してしまったのだがまったく痛くない。笑
30分ほど待ってやってきた夕張行は、予想どおり、楓に行った車両だった。まさにおかえりなさい状態である。
乗客は7人、プラスここから乗車した私1人。あっという間に隣駅、南清水沢着。
南清水沢 みなみしみずさわ北海道旅客鉄道 石勝線 北海道空知支庁夕張市
ここは高校があるため乗降客が多い。簡易委託のおばちゃんが明るく応対してくれる。
ひととおり写真を撮って待合室に戻ろうとすると、カートを杖代わりに歩いているおばあさんが道路を渡って待合室に入ろうとしていた。もち、ドアの開閉のお手伝い。次の列車に乗るのかな、と思ったのだが、なんとおばあさん曰く、
なんだ、ストーブないのか…
ってあなた、常連利用者じゃないのかYO! (^^;;)
結局このおばあさんは9時55分頃、列車が来る前に外に出て行った(笑)。そして入れ代わりに別のおばあさんが入ってきたが、この人も結局喫煙しつつ私が乗った列車を悠然と見送っていた(笑)。まちの休憩所として待合室が活用されている、ということなのだな。
やってきた列車は当然先ほどの夕張折り返し、すなわち楓に行くときに乗った車両。今日4回目の乗車である。
乗客は私1名かと思ったら、発車間際にお年寄り2人が乗ってきた。
しかしそのうちの1人のおばあちゃん、整理券の取り方をまったく把握していない模様。機転を利かして取ってあげたが、おばあちゃん曰く「いつも車ばっかで汽車乗ったことないからさー」。
さて、当初予定ではこの後の時間を利用して、夕鉄バスで楓駅を訪問し、1・2番ホームなど見物しよう、と企てていたのだが、先ほど目視した限りではあまりに雪深かったため、それはあきらめることとした。そして代わりに、ちょっと占冠まで往復してみることにした。
途中20分ほど、先ほどもお世話になった新夕張の待合室でうとうとしつつ、後の時間はPHSも圏外ということでレポート書きをたらたらやっていた。
1時間強待った後、いよいよ占冠に向かうため特急に乗る。
楓駅の項でも触れたとおり、新夕張−新得間には普通列車が1本もなく、そのためこの区間のみ乗車の場合は特急料金不要、との特例が設けられている。もちろん18きっぷでも、私の「北海道東日本パス」でもこの規定は適用され、占冠までの往復が無料で可能なのである。
新夕張から特急に乗り込んだのは私だけ。もちろん自由席にしか乗車できないためそちらに向かったが着席率は3割程度。余裕で座ることができた。
しかし特急は速い。アタリマエだが。楓までの車窓ももう3度めで妙に見慣れて脳裏に刷り込まれる感じがする(笑)。
楓から先はいくつもの信号所を通過しつつ、わずか22分で占冠に到着した。下車したのは私を含めて2人だった。
私は占冠まで何をしに来たのか。もちろん、昼ごはんを食べに来たのである。
この占冠、81年に石勝線が開通するまでは、南北方向の道路しか交通手段がなく、ほとんど秘境に等しい村だった。しかし石勝線のおかげで、札幌から1時間半程度で行けてしまうようになった。当初は楓−占冠間には3つの駅が設けられるはずだったが、3駅とも開業当時でほぼ無人地区になっており、すべて信号所となってもいる。
そんな占冠だが、駅前には立派な物産館があり、この2階には食堂がある。そして去年までは、私と同郷、葛飾柴又出身のシェフが腕を振るっていたそうだが惜しくも閉店、現在は若いご夫婦が店を切り盛りしている、との情報を、鬼峠さんのサイト(「鬼峠」とは、まさにたった今トンネルで通過してきた峠の名前である)で入手していた。ので、急遽ここに来よう、と発想できたのである。
食堂は昼どきで結構繁盛している。私が入った時点で、地元のおばあちゃん3人組、若者1人、勤め人風3人が店内にいた。勤め人風のうちの1人は、自然な動作でマンガ本を取りに行っていることからして、ここの常連に違いない。お昼どきにリーズナブルなお値段で食事ができるため、役場や公共事業関係の人にも人気があるのかも知れない。
私は500円の占冠ラーメンを注文。やってきたラーメンをデジカメで撮影するあまりに怪しげな私であった。笑
食事中、今晩札幌で合流する某「茶坊主」さんから電話があり、「今、占冠でご飯食べてまーす」と話したら完全にあきれられてしまったのもムリはない。後で聞いた話によると、この日の朝、占冠は道内で最も冷え込んだらしい。そんなところまでお昼ご飯だけ食べに行く、というのはやっぱり妙な行動に映るかもしれない。(^^;;)
食事の後は、やや時間が少なめなこともあり、併設の郷土資料館を駆け足で見物&記帳。また改めてじっくり見に来たいものである。
その後駅に戻る。簡易委託駅で、待合室にはストーブがあり暖かい。
駅ノートがあったので、生まれてはじめて記帳なんぞしてみたりしたらホームに警報音が。乗客と思われる母娘がホームに出ようとしていたので私もつられて出てみたが、下りのリゾート特急が通過するだけだった。ま、ついでだということでパチリ。
その後は再び待合室に戻り、今度こそ列車の案内を聞きつつホームに出た。
当然戻りも特急料金なしで新夕張まで乗車だ。まずは自由席に行ってみるが、こちらは混んでいて窓側の席がほぼ埋まっている。とすれば、もう行く場所は1つしかない。振り子式気動車キハ283系といえば、先頭の運転台がハイデッカーになっていて、通路から真正面が眺望できるのである。
まさに超がぶりつき。雪が舞う中を右へ左へと車体を傾けながら高速通過する特急。トンネル通過時もド迫力で、廃止されたトンネル内の鬼峠信号所跡もバッチリ見えた。
いやー、1日あたり2,000円のこんなきっぷでこんな眺望を楽しんでしまってよいのだろうか…と思いつつ、4度めの楓駅付近の眺めも見つつ、たった19分で新夕張到着。名残惜しくも下車した。
ここでは特例ルールに忠実に、普通列車に乗り換えねばならない。
が、そもそも、新夕張から千歳方面へと向かう普通列車は、9:00発の後はこの13:07発までない。それにわずか6分差で乗り換えられるこの絶妙なダイヤと行程にちょっぴり感動しつつ、乗り換えてみたらこれがまた楓に行った車両。今日5回めの乗車である。
意外なことに、特急からは7人がこの各停に乗り換えてきた。また、楓にも行っていて、清水沢で「同じきっぷを持っていた人」も乗っている。
真っ白な中を列車は進み、私は終始うとうとしたが、ノンアルコールの威力か(?)、終点ではない南千歳の手前でバッチリ目覚めてスッキリ下車することができた。
乗り換えたのは新千歳空港からやってきた快速エアポートだが、当然のごとく混み混みで全く着席の余地なし。デッキで立ちながら、ようやく圏内となったPHSでネット飢餓状態を解消。フト見ると、「同じきっぷを持っていた人」が目の前で同じく立っていた。また一緒だ、伊達に写真に写り込んではいない。(違います)
結局最後まで立ったままで新札幌に到着。ここで地下鉄に乗り換える。
ここからは、札幌市営地下鉄にある攻略対象駅2つの制覇と、さらに高校の時から新規開業している路線・区間への完乗を目指す。当然ながら1日乗車券を購入し、自動改札に通してスタートである。
始発駅新さっぽろでは、東西線もかなり空いていて、余裕のシート端着席で進むが、さすがに白石からは満席で立ちもたくさんいる。そして逆に西28丁目で空席が出始め、ことにでさらに大量下車があり、結局終端部分は最初の区間と同じ状態となっていた。
宮の沢 みやのさわ 札幌市交通局 東西線 北海道札幌市西区
東西線の終点が攻略対象駅なのでここで下車するが、同時に「高校生の時点で未開通だった東西線の両端に完乗」ということで、まずは車両の写真から撮ってみたりして。
さて、その後は通常の攻略と同じだが、今回は時間の余裕もあるということで、無謀にも全地上出口を巡ろう、とたくらんでみた。
いや、全出口制覇はマジで疲れた。途中転んで痛いし。笑
この後はまったく乗車したことがない、東豊線へと向かう。こちらは宮の沢からまずまずの混み具合だった。もちろん着席はできたけれど。
大通駅はいつでも芋洗い状態で東京に負けない混雑ぶりである。やや長い通路を通り東豊線ホームにたどり着き、ちょうど入ってきた電車に乗車。やはり新規開業線だけあって東西線よりは空いているが、それでも全座席は埋まっていて当然座れなかった。
下車する1駅前の豊平公園でようやく空席が出たが面倒なのでそのまま立ち続け、美園着。
美園 みその 札幌市交通局 東豊線 北海道札幌市豊平区
札幌地下鉄では最も新しい線、東豊線の駅である。なお当然ながらmisonoタソハァハァとは何の関係もない。
ここでも全地上出口制覇を狙うが、ここは3つしか出口がなく、楽勝である。
3番出口へと向かう途中で某「茶坊主」さんからお電話。この後の落ち合いの打ち合わせをした。
これで今回の北海道内攻略は全部終了したが、なにせ1DAYカードなので、全線完乗を目指さないわけにはいかない。
ということでまずは近い方の東豊線終端、福住に向かった。
福住は巨大なバスターミナルがセットになっていて、北海道だけあって防寒状態になっているターミナルに次々とバスが到着し、人々がゲートを通ってバスに吸い込まれていく図はかなり壮観だった。
今度は一気に東豊線完乗のため栄町に向かう。
既にぼちぼちの乗客が乗っている列車に乗り込み、全車両を見物して回るが、なんと先頭車両にだけ立ち客がいる! 以前どこかで、「北海道の人は先頭車両に乗りたがるためそこだけ混雑する」というウワサを聞いたことがあるのだが、本当に眼前でそんな光景を見るとなんだか不思議な感じである。
大通で乗客はごっそり入れ替わり、全体に混雑気味になってきたが、元町、新道東の両駅でがしがし降りて、まばらになって栄町に到着。
これで、高校の時に乗車済の南北線・路面電車を合わせ、札幌市交通局の鉄道に完乗である。
これで本日の全任務は終了。同じ編成で今度は白石に向かう。やはりもう退勤ラッシュの時刻に入るので、大通までは逆コース扱いとなるのか、概ね空いていた。
最後は白石へのアプローチだが、当然ながら大ラッシュ状態。まぁそれでも、東京の夕方ラッシュよりはぜんぜん楽ではあるのだが。
さてここからは通称札幌肉祭りである。白石駅隣接のバスターミナル(こちらは福住のものと違って普通のターミナルだった)の待合室で待ち合わせた某「茶坊主」さんとバッチリ再会し、少し歩いてパートナーさんの運転する車で向かった先はアサヒビール園。後はもう食べや飲めやの大宴会へと突入した。遅れて別の友人も登場し、これで前回と同じ4人が揃う。別の友人からは「日本ハムファイターズまんじゅう」なるものを頂戴し、「楽しい味ですよー」とのオコトバを信じ(信じてねーよ、笑)、帰京後じっくり味わってみることにする。
後日職場で食したこの饅頭、ファイターズが北海道に移転したことを祝し、日本ハムが開発した商品なのだが、なんと白あんにシャウエッセンが入っている代物。私はまぁ何個か頂いたのだが、さすがに「おいしい」と言うのには抵抗を感じるのは否めない。ちなみに同僚の女性は一口食べただけでゴミ箱直行プレイにしていた。この商品化にGOサインを出した日ハム社長さん、あなたはえらい!(違います)
私は飲み放題で途中から焼酎ロックに切り替えてさらにガブ呑みしまくったせいでかなり酩酊状態になったが、意識だけはなんとかはっきりしていた。楽しい宴は「楓駅到達記念ということで」(某「茶坊主」さん)ご馳走となったというあまりにうれしいお話。みなさま、ありがとうございましたm(__)m
この後、車で札幌駅まで送っていただき、20:40前にホームに並ぶことができた。
これでもう北海道を離脱である。実質1日しかいなかったようなものだが、予定のすべてをこなすことができ、満足度も充実度もとても高かった。
これからは夜行急行「はまなす」に乗る。「北海道・東日本パス」の特例として、この列車の自由席には無料で乗車できるのである。とりあえず行列はそれほど伸びず、乗り込んだ時点では座席定員に対し3割程度の乗客だった。ちなみに、「同じきっぷを持っていた人」も乗っている(笑)。ということはたぶん、彼とは明日もほぼずっと同じ列車に乗ることになるのだろう。
そして私はある狙いをもって15番に着席し、16番(=車端)の座席を転換させてお見合い状態とした。これ、マナー違反スレスレではあるが、こうやっておけば、他に空きユニット(=2席分)がある限りは相席にしてこないだろうし、私が着席しているところで16番を再び進行方向に向ける人も出ないだろう、という狙いであるが、これが見事に的中し、新札幌を過ぎた時点でこの一角は3座席が空となった。さらに念のため車内を確認し、まだ空いているユニットもある、ということで、私は2シート占拠で横になって睡眠体制に入ることができた。
3時過ぎ、酔っ払いが夜中に水分不足になるありがちなパターンでいったん目が覚めた。車内の自販機で緑茶500mlを購入し、ごくごく飲む。車内の暖房は十分過ぎるほど聞きすぎていたので、トイレに入り、トレーナーの下にずっと着ていたTシャツを脱いだ。偶然にもちょうど函館を過ぎたところで、私の体は本州ならトレーナーだけで済み、北海道では下にTシャツを必要としていることがこれでわかった(^o^)。
その後再び就寝し、気づけば青森の直前。定刻から2分遅れの5:37に青森に到着した。
さようなら北海道。ありがとう北海道。
摘 要 | 支出金額 |
---|---|
北海道・東日本パス | 2000 |
レストランメープル 占冠醤油ラーメン | 500 |
札幌市交通局 地下鉄専用1DAYカード | 800 |
緑茶 500ml | 120 |
今日の小計 | 3420 |
今日までの本プロジェクト累計 | 85504 |
今日までの総プロジェクト累計 | 295798 |
ここでいう支出では、前売りの乗車券類の購入など、 本旅行中で後日行使するきっぷの購入は計上しません。そのかわり、 前もって買っておいたきっぷの行使は計上します。また、青春18きっぷ等の「複数人日分乗り放題となるきっぷ」については、1人日分の値段を計上します。割り切れない場合は、1円未満の端数分を初回行使分に上乗せします。