通 番 |
発 駅 | 時刻 | 列 車 | 時刻 | 着 駅 | 制 覇 |
---|---|---|---|---|---|---|
40 | 青 森 | 10:57 | 普通 3763M | 11:33 | 蟹 田 | |
41 | 蟹 田 | 11:44 | 特急 1001M | 12:32 | 木古内 | |
42 | 木古内 | 12:32 | 普通 135D | 12:38 | 函 館 | |
43 | 函 館 | 14:40 | 普通 2843D | 17:43 | 長万部 | |
44 | 長万部 | 17:50 | 普通 491D | 19:21 | 東室蘭 | |
45 | 東室蘭 | 19:39 | 普通 451M | 20:40 | 苫小牧 | |
46 | 苫小牧 | 21:31 | 普通 1477D | 22:09 | 追 分 | |
8日目 小計 | 0駅 | |||||
今日までの累計 | 59駅 |
またまたお邪魔してしまった現闘本部の朝は8時から。朝風呂を頂戴し、朝ご飯も頂戴してまさに上げ膳据え膳状態。デザートとしてリンゴまで登場したが「皮むいてたべてねー」とのお告げに極度に困窮する私。そう、実は包丁で皮むきできない人なのであった(^^;;)
ということでようやく1個食べて、残りはお土産として戴くことに。
本部長さん、ご母堂、またお世話になってしまいました。そしてまた3月に伺います。あまりに図々しいです。どうかよろしくお願いいたしますm(__)m
本部長さんに車で送っていただいて乗り込んだ津軽線701系。まさに1年近く前、津軽線各停に乗り損ねている私はこれが初乗車ということになる。
日曜の昼前の下り車内はかなりすいていて、難なく先頭のシート端を確保。ここからだと前面眺望ガッツキが可能である。
…と、職員5人(うち若手3人)がドヤドヤと乗ってきて前方を完全占拠。若手の研修のようだ。ちぇ、せっかく最前に座ったのに…
いつも通り静かに動き出した701系だが、前方はにぎやかだ。「新油川信号所、11時3分通過!」などと、研修だけあってきちんと点呼もハキハキやっていてすがすがしい。邪魔だけど。笑
そんな感じで前方が見えないので、海が近づいてきたらそちらを見ていた。蟹田の手前の海では海辺で休む白鳥も堪能でき、北に来た実感を味わいつつ定刻に蟹田着。
いよいよここから、やはり前回実現できなかった「特例利用」である。「北海道・東日本パス」では急行「はまなす」以外の優等列車には乗車できないが、この区間では特急に乗車できる。
休日ということで8両編成となるスーパー白鳥だが、今の電車を下車した客のうち7〜8人が早速自由席乗車口の前に列を作る。みなさん慣れた感じで、18族も多そうだ。
乗車した自由席は40%くらいの着席率で、最後端の2席ぶんを確保できた。
そして車内放送は賑やかだ。「津軽今別では後ろ3両のドアは開きません」「青春18きっぷご利用のお客様にお知らせいたします。18きっぷでは木古内駅までしかご利用になれません。函館までご乗車いただきますと、蟹田・函館間の運賃および特急料金をいただくことになります」などなどを連呼。この案内連呼を前回もやっていただけていれば、私は蟹田で起きれたかもしれないのだが…(と他人のせいにしてみる^^;;)
前回乗車した津軽今別では下車した人がいる。よく見たら、先ほど蟹田から乗車した30代っぽいカップルだ。この2人、駅標を写真に撮っている。男性は一眼レフで、女性はケータイで。さらに女性と駅標の2ショットも撮っていて、マニアの疑いが濃い2人であった。
青函トンネルに入ったところでようやく検札。特例列車だけあってか、執拗にチェックをしていた。いや、執拗で一向に構わないのだが。
いつもなら眠くなりそうな青函トンネルも、今回だけは「これで木古内で寝過ごしたら笑い者そのもの」との恐怖からか(笑)、まったく眠くならずに無事木古内着。威風堂々と下車、これでようやく特例乗車を達成できた。
出発から3日めにしてついに北海道の地に降り立った。
すぐに接続する2連の普通列車には乗客が10名。うち7人がスーパー白鳥からの乗り換え客だった。
なつかしの泉沢で交換待ちをしたり、渡島当別でドラえもん海底列車と行き違ったりと楽しい車窓を眺めつつ進む。AirH"も圏内となる上磯からはさすがに混雑し、全ボックスが埋まった状態となった。それにしても、じもてぃ乗客のうちコート着てない人が過半数というのはさすが北海道というか。確かに寒さは少ない感じだが、北海道の人にとってはこのくらいは「暖かい」ものなのかもしれない。
函館駅は新駅舎となり自動改札が出来ている。「ぐるり北海道」のときと違い今回は1枚のきっぷなので絶対に吸い込まれたりするはずもなく(笑)安心して投入、当然きっぷは出てきて無事こちらが回収。
函館では約40分の待ち時間である。前回完乗を逃していた函館市電には昨年8月に完乗を果たしているので、今回は駅構内で引きこもることにする。
そしてやってきたのは、やはり昨年新装オープンしたばかりの新駅舎2階にある「イカすホール」である。ここではこーんな実験が行われているので、まさにその人柱となろう、言い換えれば無線LANでメールチェックをしよう、と意気込んできたのである。
だがしかし…
マニュアルどおりにやってもウンともスンとも接続できない。事前に申し込みは済ませてあるのに、認証画面などどうやっても出ないのである。というか、このマニュアルどおりにやって、ブラウザの設定もせずになぜ「ブラウザを起動すると認証画面が出ます」などという現象が起こるのかがよくわからない(笑)。
久々に技術面で大いに腹を立てつつ、結局PHSでネットにつなぐしかなくショボーソな私であった…
ここからは函館本線→室蘭本線と、本線上をひた走る。ただし本線なのは線籍上の話であって、乗車する列車の多くはドローカル仕様である。
トップバッターは長万部行2連。ただし後ろ1両は森で切り離しとなり、そこから先は見事に単行である。
さすがに函館近辺はにぎわっていて、全ボックスが埋まった。そして五稜郭でさらに乗客は増えた。七飯ではどういうわけか乗客の入れ替わりがあり、渡島大野でやっと空きボックスが出てきた。
幻の戦時型スイッチバックが生きている仁山付近では、いかにも「勾配登ってるなー」という感じで長時間、ノロノロ運転である。そして峠を登り詰めたところで急に寒くなってきた。晴れてはいるものの、雪もちらつき出している。たまらずコートを着用するがそれでも足りず、トイレに行ってトレーナの下にTシャツを着込む。
乗客はどんどん減って行き、尾白内で前6人・後6人にまで減少。
海岸にある駅、森に到着すると、後ろの車両からの乗り移り(切り離されるので)を含め多数の乗車があり、全ボックスが再び満員となった。八雲を超えたあたりで真っ暗になり以降うとうとしているうちに長万部に着いた。最終乗客は11人だった。
長万部では、通称山線=函館本線の小樽行と、通称海線=室蘭本線の東室蘭行が同じホームで待っていた。小樽行は単行、そして私が乗る東室蘭行は2連である。なぜか先頭はキハ40、後ろがキハ150ということで、迷わず後ろに乗り1ボックスを占拠。
過去の旅行では「そういう視点」で見ていなかったため何気にやり過ごしていた小幌駅にも無事停車。
この駅、下車した後は標高差50mの急坂をつたって洞窟のある海辺に降りる以外の出口がない。そしてその海辺につながる道路はなく、雪深いこのシーズンに訪れる意味はほとんどない(ちなみに春〜夏には山菜取りや釣り、また駅マニアの人たち(笑)が利用している)。よって除雪もなされていないわけだが、保線小屋への道には除雪の跡があった。両脇をトンネルに挟まれているので、保線小屋は冬季でも現役バリバリということなのだろう。
小幌を過ぎると、真っ暗な中、ワタクシ的にはすることがない状態。うとうとしたりこのレポートを書いたりしていたが(ただし初日の分、笑)、突如声をかけられた。見ると、函館から乗っていた、挙動不審な高校生だ。「あのー、携帯電話貸してください」。いや、私はPHSで圏外だし、もう一台は出向先のを拝借してるのでそういう用途には貸せない、ということで「だめです。」と断ったが、この高校生、無言のまま立ち去り、私の後ろのボックスの女子に同じことを言い、同じように言い返されて同じように無言で自分の席に戻っていった。先ほどの長万部行では頻繁に親と思える人に電話をしていたのだが、親御さんももう少し社会性を持たせる教育をした方がよいのではないか。ってここで書いても全く意味がないのだが。
そんなこんなで暗闇の中を進んだ列車は定刻に東室蘭着。
ここからは電化路線なので電車である。古典車両、711系はもうガラガラ。途中の下車も多くなく、淡々と進んで苫小牧着。
苫小牧では今日の乗り継ぎで最長、51分の待ち時間がある。本来なら吉野家36号線苫小牧店に行って東京では扱い店舗の少なかった焼鳥丼でも食べようかと思っていたのだが、あまりおなかがすいていないこともあり、また少々風邪っぽくなっていたこともあり、暖房の入った待合室で、AC給電しながら(^^;;)引きこもっていることにした。
待合室はけっこう混んでいたが、日高本線の静内行に乗る人がほとんどで、案内放送でいっせいに立ち上がり改札に向かっていった。
残された中の、高校生と思しきカップルが「なっちかわいいよね」と言いあっている。さささすが地元の近くだ。笑
AC給電環境が惜しく、発車5分前まで粘り、待合室を後にした。
本日の最終ランナーはもちろん単行。ここからいまや完全に意味のない複線区間だが、暗闇の中、実感はほとんどない。
車内はなかなかの混み具合で、ジャージ姿の女子高生も多数いるが、沼ノ端で大量下車していった。
しかし残った高校生たちの会話がほほえましかった。「狂牛病で今輸入がストップしたからさ、並盛しかないらしいよ」 「カレー丼ていうのがあるんだー。たべたいなー。」と、あからさまに吉野家の話題なのだが一部情報に誤りがあるところがまた地方の高校生というか(偏見)。
苫小牧から3駅目の早来で乗客は早くも残り5人に。ここで現闘本部から頂戴したリンゴを食べ、風邪薬を飲んでおく。
安平では乗降ゼロ。追分で私を含め4人下車し、ここから先に向かうのは1人のようである。
駅から徒歩2分、というか私の足なら徒歩1分にあるここは、インターネット検索をすると「渡辺屋旅館」として登場するところだ。ただしもう少しマメに検索をしていくと、現在はビジネスホテルになっていることがわかる。
もちろん、あらかじめ電話で予約しておいたのだが、そのときに「22時過ぎに到着です」と伝えておいた。なにせ駅前の旅館なので、「22時過ぎ」といえば、私が乗ってきた列車から到着することを意味するので大丈夫かな、と思っていたのだが…
フロントに入ると誰もいない。ベルを押すとおばちゃん(というには若いか)が出てきて、「遅れてると思って電話したんですけど出ませんでした…」と言われてしまった。というか、こちらが告げてあった番号は明らかにPHSなのでここ追分は圏外で通じないに決まっているのだが、逆に地元の人だからこそそういう話は知らないのかもしれない。さらに、「今日はお車ですか?」とまで聞かれてしまった。「いや、さっき着いた列車で来ました。」と返すと
汽車で来たんですか!
と驚かれてしまった。どうやらここまで列車で来る人もいないらしい…。
さっそく部屋に入り、シャワーを浴びようとするが、待っても待ってもお湯が出ない。仕方なく、夜遅いとは思いつつもフロントに電話したところ、「しばらく出しっぱなしにすれば出ますよ。ところで、おにぎり作ったんですけどどうしましょう?」とのやさしいオコトバ。「朝食代わりにするのでフロントに置いておいてください」とお願いしつつ電話を切り、10分ほど出しっぱなしにしたらようやくお湯になったのでシャワーに入り、お酒ももちろん飲まずに(笑)テレビを見ながら24時前に就寝した。
翌朝は、PHS・ケータイ・パソコン・ホテルの目覚まし時計の4重奏で5時起きを目指す。
摘 要 | 支出金額 |
---|---|
北海道・東日本パス | 2000 |
ホテルわたなべ | 6300 |
今日の小計 | 8300 |
今日までの本プロジェクト累計 | 82084 |
今日までの総プロジェクト累計 | 292378 |
ここでいう支出では、前売りの乗車券類の購入など、 本旅行中で後日行使するきっぷの購入は計上しません。そのかわり、 前もって買っておいたきっぷの行使は計上します。また、青春18きっぷ等の「複数人日分乗り放題となるきっぷ」については、1人日分の値段を計上します。割り切れない場合は、1円未満の端数分を初回行使分に上乗せします。