イベントレポート : 951129 栗林誠一郎

※この記事は、本誌には未掲載のものです。

95/11/29 栗林誠一郎

 場所 日清POWER STATION
 時間 19:30〜21:30
 動員 500名
 曲目 M01 Love Ya, Lady (6th album)
    M02 It's My Treat (2nd)
    M03 会わなくても I Love You (5th)
    M04 Rest Of My Life (7th)
    M05 どんなに強く抱いても (7th)
    M06 Maybe Something Wait for Me (7th)
    M07 Just Let Me Tell You (7th)
    M08 SECRET LOVER (4th)
    M09 I'm Still in Love (7th)
    M10 I've Gotta Get You Into My Life (7th)
    M11 Do What I See (7th)
    M12 One More Time (5th)
    M13 いつでも君を見つめている (6th)
    M14 Back to the Summer (5th)
    M15 君がいない (3rd)
    E01 遠く離れても (6th)
    E02 Just Let Me Go(シングル「Goodbye to you」のC/W)
 イベント満足度 100%
 WhisperやWhitcher-bbsがビーイングに 注目して以来、最も高い支持を得ていたのは、 坂井泉水でも 大黒摩季でもなく、まさに 栗林誠一郎その人です。その栗林 先生、デビュー当時に小さなハコでやって以来5年間、待ちに待ったライブが パワステで開かれたので行ってきました。
 客は予想通り、9割方女性。ちらほらいる男性客も、ほとんどがカップルの 片方だったようです。このあたり、昨年のREVと似た 状況だったようですね(私はREVは行ってませんが)。
 開始しばらく前、B1で「誰か有名なひとはいないかなぁ」とあたりを見回し ました。…と、あらびっくり、なんと私のすぐ隣に元WANDSで元SO-FI、最新 アルバム「Rest of My Life」にスナップ写真も掲載されている 大島康祐クンがやってきたでは ありませんか!!そしてそこに、 DIMENSIONの勝田一樹クンが、さらにはトランペット担当の オルケスタ・デ・ラ・ルスの人までがやってきて談笑をし始めたのです!! ここは勇気を出して、大島クンに声をかけようかとも思ったんですが、 恥ずかしいのでやめました(^^;)。しかし大島クン、カオがデカいですね(^^;;)。
 ライブは6thアルバムのハードなナンバ「Love Ya, Lady」で始まりました。 栗林先生は自らベースを担当、ギター・サックス・ピアノは、増崎孝司・ 勝田一樹・小野塚晃、そう、DIMENSIONです。先生のプレイとヴォーカル、 ちょっと固め。やはり緊張はしているのでしょう。でも観客は、恐らくはじめて 見る先生の姿に感動気味(^^;;)、続く2曲目、いきなりの 「It's My Treat」でかなりの興奮 状態に達しました。そりゃそうです。この曲と 「君がいない」を演らなければ、 栗林マニアは納得しません。しませんが、ビーイングなので、「もしかした ら演らないのでは…」という一抹の不安を、みんな持っていたと思います。 その不安が、2曲目にして早くも消え去ったのですから(^^;;)。
 しかし、先生は寡黙なひとです。最初のMCで「コンバンワ。私は誰でしょ う? B.B.クィーンズの栗林誠一郎です。」などとギャグをかましてはいるの ですが、後が続かない。そこへ容赦なくツッコミを入れまくっていたのが、 B2の最前列に陣取っている、かなりキちゃってそうな女性マニアたちと、 ギターの増崎先生。女性マニアが「「白いMy Love」やって〜」と叫ぶと、 栗林先生、やっと「これは明石くんがいないとできません」。しかしここで 場内、「キャ〜」と黄色い叫びが起こりまくり、異常に盛り上がりました。 …やっぱり、キミたちも、ビーイングなら誰でもいいんですね???(Y/y)。 ビーイングマニアは性別を問わないんです(笑)。増崎先生は先生で、勝手に MCの主導権を取りまくって、自分たちのライブ の告知をしまくるわ、30男の栗林先生を「くりりん」呼ばわりするわ、 かなりはしゃいでいました。考えれば、増崎先生も滅多にライブで演奏する ことがなかったんですから、そうなるのも無理はないかも!?(^^;)
 そうそう、先生自身による(笑)特筆すべきMCとしては、クリスマス用 ユニット、Barbierに関する ものがありました。このBarbier、どこをどう聴いても唄っているのは先生 なんですが、それについて自ら「あれは同姓同名の別人です(^^)」とコメント。 あぁ、お茶目な先生…(^^;;;)
 そんな合間を楽しみつつ(笑)、最新アルバム『Rest of My Life』の曲を 中心に進んでいく演奏。後半になるにつれ、段々固さもとれてきたようで なによりです。栗林+DIMENSIONでは絶対に落とせない曲、 「いつでも君を見つめている」もちゃんとプレイしてくれました。 小野塚先生のピアノプレイは多少不格好ではありましたけど(^^;)。そして 最後は、もう絶対に演ってくれるだろう、という期待にしっかり答えた 「君がいない」。イントロのカツオクンのサックスが、栗林先生の 甘い声が、生で聴けたのです!!ただただ感激するばかりでした…(^^;;)
 アンコールでは、先生の曲で最もシングル曲っぽい「遠く離れても」も 唄ってくれました。どの観客も大満足。最近のライブの中ではかなり充実し ていたと言えましょう。ぜひまた、やってほしいものです。 (まさまさ)



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