通 番 |
発 駅 | 時刻 | 列 車 | 時刻 | 着 駅 | 制 覇 |
---|---|---|---|---|---|---|
280 | 秋葉原 | 23:34 | 普通 2243A | 23:48 | 品 川 | |
281 | 品 川 | 23:55 | 快速 9375M | 5:55 | 大 垣 | |
米沢泉美 全駅制覇 38日目 小計 | 0駅 | |||||
米沢泉美 全駅制覇 今日までの累計 | 109駅 |
あまりに充実し、またかなりリフレッシュもできた北海道&青森ねぶた旅行。同行した母(69)もかなり満足していたのだが、しかしやはりいくら「背筋力が20代男性なみ」の怪物もハードスケジュールには耐えられなかったようで、13日(金)、自宅で倒れ救急車で運ばれて入院、という緊急事態へと至ってしまった。
もともと母から私の京ぽんに電話があり「くくくるしい…どうすりゃいいだろう」ってあんた私に電話できるくらいなら先に救急車呼べよ! ということで救急車のお世話になり緊急入院。さすがに会社を引けて病院に行き、実家から小物を持ってきたりと奔走。一応、命に別状はなさそうで本人も意識はある状態のためほっとしたが、しかしさすがにこの状態で旅行(陸羽東線と由利高原鉄道の駅めぐり)に行くのはあまりにあんまり。それでも、ぶっちゃけ、
「今週末限りで対象駅が廃止」とかなら
どう判断したかはわからない
のだが、さすがにこの両線、突如廃止になる可能性はほとんどなく、なら「先延ばし」が当然の選択、ということになったわけだ。
新庄のビジホにはキャンセル電話を入れ、また大垣駅で確保したムーンライトえちごの指定席券は払い戻しのヒマもなく権利放棄することとなった。
なお、13日の晩、母の小康状態を見届けて職場に戻った後、「旅に行けなくて残念でした」飲み会が行われたが(ひどすぎ)、その席で一足先にこの時点での私の勤務先を辞め「新天地」へ移籍していたみ@さん(2次ヲタ)からその「新天地」の話を聴き、ゲーム業界に興味がなかった私がその「新天地」にとても興味を持ったのだった。そしてこれを書いている2005年6月現在、私はまさにみ@さんと同じ某ゲーム会社で働いている。今にして思えば、この週は本当に「人生の激動」だったのかもしれない。
そして翌週、母は、病院に行く私が看護師さんに「娘さん」と呼ばれることに怒るくらいの元気も出(うーむ、笑)、あっけなく退院。どうやら予定通り出発できそうだ、ということになった。
今回の旅のテーマは「岡山県の攻略対象全駅を一気に制覇する」というもの。この計画、当初より脳内でぼんやりとはあったのだが、実行の背中を押してくださったのは、私の掲示板への倒壊ていおーさんの書き込みだった(→過去ログ39番)のだった。
岡山圏内には、攻略対象駅は11駅ある。そしてこれらのうち、単に名前に「美作(みまさか)」がつく、という理由で対象となっている駅が9駅を占めている。さらにその9駅は、かつては幹線に準ずる扱いを受け、急行列車が設定されていたものの、中国自動車道や短絡線の開通によりことごとく廃止され、全国でも屈指の被虐ドローカル区間と化しており、これら駅をめぐる行程を組むのは至難の業に見えるのである。
しかし、いくら「雨天時15km/h」とは言え(後のレポートで解説が出てきます)、やはり同じ路線上に駅が固まっているのは大きい。いろいろ考え、行き帰りをMLながらにし、金曜夜出発・月曜早朝帰宅という前提で全駅をめぐることが可能であることが判明したのだった。なお、この『判明』は、701系電車で立ったまま考えた産物だったりもする。
その『判明』に基づき、私は下車した北山形駅で上り臨時ながらの指定席券は押さえた。しかし、下りは確保できなかった。ただしこれは、そのときすっかり「ムンライトながら(コ)」の存在を忘れていた問題であり(^^;;)、帰宅後に調べたところ「小田原までの喫煙車のセミコンパートメント席の進行逆向き窓側で名古屋で切り離し」という、「これ未満はない」というすごい席が1つだけ空いていたのでそれを確保。さらに上り定期ながらの熱海までの指定席にキャンセルが出たため、北山形で確保した指定席券をそちらに乗変してあり、これらを総合して、まる2日で対象11駅すべてを回る、というプランを立てていたのだった。
そして行きが定期ながらとなったことにより、岡山までの到達時間の差が出てしまい、11駅を回ることはできるものの2日めに宿泊する津山駅を5時台に出ねばならない、というハードなスケジュールとなってしまった。「あぁ、臨時ながら取れなくて残念…」とがっかりしていたのだった。
しかし天は見放さなかった! この日の仕事中、とにかくサイバーステーションの空席照会をリロードする私だったが、20時半ころ、臨時ながらに空席が出たではないか! 私は仕事をただちに中断し、自転車で秋葉原駅まで暴走。見事に臨時ながらへの乗変を成功させたのだった。 そして会社に戻った後も仕事を再開せず、ただちに全行程の見直しを開始、30分ほどで「岡山到着が早められた予定」を再構築。その結果、2日めの津山発が7時過ぎでよい、という涙モノの寝坊を克ち取ることができたのだった。
そうと決まればもう後はイケイケ(死語)である。21時半、そのまま職場の同僚たちと秋葉原昭和通り口前の天狗にて宴会である。笑
宴会は旅の途中とはみなさず、あくまでも開始はここから。楽しい呑み会を終え、みなさんと分かれて品川までのきっぷを購入し入場。総武線ホーム経由で延々と3・4番線ホームへ行き、京浜東北線の電車をつかまえた。
この時間帯に京浜東北線の南行に乗ったことがあまりないため、これが一般的なのかどうかはわからないが、意外にも空席があった。ただしさすがにシート端ではなく、中間に着席。そしてものの見事にお隣神田でドドッと乗り込みたちまち小ラッシュ状態となった。やっぱり今宵はツイているのかもしれない。
品川駅ではいったん下車する。ムーンライトながらは横浜駅で日付が変わるため、青春18きっぷを利用する場合、横浜までの運賃を別途用意しなければならない。が、品川−横浜間はJRと京浜急行が並走している関係上、運賃が特別安く設定されており、秋葉原から横浜まで買うよりも、品川でいったん下車してきっぷを買い直した方が100円も安くあがるのである。
で、改札を出ようとすると…ありゃりゃ、3ヶ月前のトークライブにゲストで出ていただいたまみちゃんと思いっきり遭遇!
お互いカナーリびっくりしつつご挨拶。ただ私の時間にあまり余裕がなく、残念ながら長話はできずそのまま改札外へ出、自動券売機で直ちに横浜までのきっぷを購入して再び入場した。
臨時ながらは品川始発である。
私の席は6号車1C、車端であり、前に脚を伸ばすことができずかなり窮屈。しかも旧式車両でデッキとの間の扉の開閉がやたらうるさく、出入りのたびにうるさいことこの上なくなかなか厳しい環境である。しかし偶然にも確保できた座席、そう文句も言っていられまい。ただ、隣の1Dは空席であり、横方向の余裕はまだある。
横浜ではお約束でかなりの人が乗ってきたが、まだ空席もちらほら。そして隣席にも乗って来ず。さらに前の電車で事故があったらしく、列車は停まったまま発車しない。遅れは困るが(笑)、隣席に来ないのはとてもよい(笑)。もしかすると、この2席はセットでキャンセルされたかもしれず、だとすると最後まで隣に乗ってこない可能性があるが、もちろんそれは最後の終点手前の岐阜駅を発車するまでは決して確定されないことであり、私はもちろん自分の権利のある席だけを使って過ごしている。
横浜を5分遅れで出発した旧型特急電車はそれなりのスピードで歩を進めていき、ついに沼津到着時点で遅れが解消。ほっ。
しかしやっぱり隣席には誰も乗ってこない。他にもまだいくつか空席があるのだが、一方ではデッキに輪行野郎が若干名いたりする(たぶん確信犯で指定席券なしのまま乗車)。うーむ。
実はこのような場合、すなわち、「乗車区間に有効な乗車券(この場合、18きっぷ)を所持し、かつ指定席券を持っていない状態で、全車指定席の列車に敢えて乗り、車掌に指定席料金を支払ってデッキ等で過ごす」というケースは、従来、それを明示的に禁じる規定がどこにも存在していなかった。しかしここ数年の間に、これに関して旅客営業規則第2編第1章第13条第4項「全車両指定制の列車に乗車する旅客は、当該列車に有効な乗車券類を購入し、これを所持しなければならない」が追加され、完全な明示ではないものの、「この記述をもって明示とみなす」という解釈が十分可能となっている。(ただしその更なる「抜け道」を主張することもまだ可能ではある(念のためここではその具体的指摘は行わない))
沼津の停車中に、ホーム上の自販機にてお茶を購入。急いで戻るが、…定刻になっても発車しない。定時1分後には出発したので一安心だが、優等でない長距離列車はこれがいつどこで生じるかわからないのが怖いところではある。
静岡で、それまで空いていた2AB席に女子2人が乗り込み、ついに6号車の空席は私の横だけとなる。しかしその2人、決してヒソヒソ声ではないくらいの音量でずっとしゃべり続けてけっこううるさい。まぁ、私はここまででまったく眠くなっていないため実害はないのだが、けっこう迷惑なのでわ?
と正直思う。
次の浜松では長時間停車、かつ、定期ながらに一瞬追いつく。その定期ながらの、小田原からの自由席車両はもう立錐の余地もないくらいのラッシュぶりで、あぁ全車指定はよいなぁ、と勝手な感想を持ちつつ、途中下車をしてみた。もちろん、もうええ加減眠れないので逆にガソリンを補充しよう、というハラである。笑
しかしその浜松、改札を出てみるともう警備会社の警備員がものものしく立っており、おまけにロープまで張ってあって北口にしか出入りできないすごい構造。かつ、駅の外には制服警官が2分もいる、という異様な状態。何があったのか…と思いつつもしょせんはガソリン優先な人間の屑なので、西側のガードをくぐってセブンイレブンへ行き、酒と、あと明日は岡山まで食料を補充するチャンスがないため食べ物を購入。
…それにしても2ABはやかましい。「ftpがどーのこーの」とうるさいが、その会話の内容があまりにヲタヲタしかったため思わず振り向いてみると…
2人でシコシコとコピーミニコミの製本中だった
ウワァァァン! ホントの真正リアルヲタだよぉ〜〜〜!orz
その後豊橋で順調に定期ながらを追い抜き、名古屋に到着。結局ここまで一睡もしていない。
こちらではだいぶ下車があるが、しかしなぜか乗ってくる人も多数いる。この人たち、果たして指定席券買ってるのか?といぶかしがる私(笑)。直後の車内放送では「指定席料金510円が必要です」と大連呼大会だったのだが、車掌さんが実際に名古屋から乗っているお客さんを検札している形跡もない。どうも、
着席してなければお目こぼし
という暗黙の了解があるような気がしてならなかったりする。苦笑
次の尾張一宮では上りホームに早くも電車を待つ行列が出来ていてかなりびっくりしたが、それ以上に
岐阜で大 量 乗 車
というのは、もはや、JR東海自体が、1人頭510円の徴収を、手間を考えて積極的に放棄しているように思えてならなかった。
まぁそんな、いわば「外様」なみなさんの動向はどうでもよい。それどころではなく、これから一大戦闘が始まるのである。大笑
案の定、穂積を出たところでほとんどのみなさまはご起立遊ばされた(笑)。もちろん私もポジション獲りに負けてられないので付和雷同。(^^;;;)
なお、結局最後まで隣席は空席だったことを付記しておく。
摘 要 | 支出金額 |
---|---|
乗車券 秋葉原→品川 | 160 |
乗車券 品川→横浜 | 280 |
ムーンライトながら91号 指定席券 | 510 |
茶葉の功500ml | 150 |
ドライクーラーレモン500ml | 200 |
ドライクーラーグレープフルーツ500ml | 200 |
シャキシャキレタスサンド | 210 |
おーいお茶濃い味500ml | 147 |
今日の小計 | 1857 |
今日までの米沢泉美 全駅制覇累計 | 459382 |
今日までの総プロジェクト累計 | 668876 |
ここでいう支出では、前売りの乗車券類の購入など、 本旅行中で後日行使するきっぷの購入は計上しません。そのかわり、 前もって買っておいたきっぷの行使は計上します。また、青春18きっぷ等の「複数人日分乗り放題となるきっぷ」については、1人日分の値段を計上します。割り切れない場合は、1円未満の端数分を初回行使分に上乗せします。